写真家が語る『羽生結弦』 | ショピンの魚に恋して ☆羽生結弦選手に感謝を込めて☆

ショピンの魚に恋して ☆羽生結弦選手に感謝を込めて☆

清冽な雪解けの水のようにほとばしる命の煌めき・・・
至高のアスリートにしてアーティスト、
羽生結弦選手を応援しています。

「ワシは30年間、教師をやってたから若者を見る目には自信がある。あの子は本物のチャンピオンだ!」
デイビッド・カーマイケル氏

「羽生選手は謙虚だけれど、皆から注目されるのも大好きで、スポットライトが当たるととても生き生きとする青年だ。」
デイビッド・カーマイケル氏

 

Photo by David Carmichael

 

「一番印象に残っているのは2012年の世界選手権、羽生結弦選手のFS(ロミオとジュリエット)。この日の羽生選手は本当に素晴らしかった。ステップに入る前に気合が入った羽生選手が雄叫びを上げた瞬間、僕自身もゾクゾクしてしまって、これは凄いことになると思いながら、シャッターを切り続けた。ジュニアの頃から撮影してきたし、震災から一年の間苦労してきたことも知っていたので、ほぼ完璧に演技を終えた時には、なんだか小さい時から見守ってきた親戚の子供が立派に成長して旅立つ瞬間を見たような気がして、自然と涙が溢れてファインダーが滲んだ。涙がまぶたからこぼれ落ちぬよう必死で瞬きをしないようにして撮影した。」

能登直氏

 

 

「羽生は面白いね、歌舞伎の坂東玉三郎みたいで。表現力とか体つきとか、久しくあんなにいいニュアンスのある男子選手はいなかった。仕草もいいし、体の芯から表現しているのが技ににじみ出ている。メダルをとれる要素を完全に持っているスター。」

水谷章人氏

 

水谷カメラマンのお写真(↓)

キャノンワールドフィギュアスケートウェブ

 

「羽生選手はこちらの撮影意図を汲んで、それに応えてくれるので本当に撮り易かった。そして凄味があるきりっとした表情や抜けた笑顔もどれも決まっていて、外れと言うかダメなカットがほとんどない。」

榎本麻美氏

 

 

「ソチ五輪で金メダルをとった直後よりも、15/16シーズンは完全に突き抜けたかなと。NHK杯とグランプリファイナルは本人も乗っていた。それは僕らが見ていても感じた。もう異次元の世界で、演技が終わった瞬間に『モンスターだな』と思った。写真を撮っていると細かい技術は見えないので雰囲気を受けるしかないが、アスリートとして鬼気迫るものがあった。」
田口有史氏

 


「テレビなどではニコッとしているイメージがあるが、競技場では神がかっている雰囲気。個人競技の選手である羽生選手が期待を背負いながらもあんな演技ができるのは、すべてのアスリートの中でトップクラスのメンタルの強さ。もしかしたら、イチロー選手よりも上なのでは、という気がする。」
田口有史氏

「羽生結弦君などは、スラっとして堂々としていて、いま世界記録も出しているので、どう撮っても絵になりやすい。」
田口有史氏

「羽生結弦とは、一言で言えば『最高のアスリート』。最高のアスリート以外の何者でもない。」
大内翔太氏

 

 

「ほかの選手と違って見えた。シニアに上がって、さらに五輪チャンピオンになってからはオーラが違うように思う。羽生選手は決めのポーズではまるというか、やっぱり絵になる。」
坂本清氏

 

 

「羽生くんの隠しきれない自我の強さ、ライバル心、みたいなのが可愛い。すごくいい目をしている。あの子の人間ドラマが出るような表情を伝えたい。」
高須力氏

 


「ここ一番であのような演技を見せる集中力。やはりすごい選手。」
高須力氏

「“上へ、上へ”という上昇志向の強さは、今季に限らず常に持ち続けている。そういった気持ちを絶やさないし、燃焼し続けられていることは素晴らしい。一体そういうモチベーションがどこから出てくるのか知りたい。」
高須力氏

「絵になる。だから非常に撮りやすい。オーラもある。あれだけ完全に自分の中に入りこめる人も、そうそういないと思う。そういった意味では特殊な能力を持っていると感じる。」
高須力氏

「羽生選手は苦悩すら楽しんでいる気がする。」
高須力氏

「ボクは17歳の彼を知っている。今や伝説となった2012年フランス・ニースでの世界フィギュア。その時、彼の足が傷ついていたことも知っている。弾ける歓声の中で『「あいつの足、壊れてたよね?』と言って泣き、『オレ、あいつを小さな頃から知ってるんだよ』と言って泣き、『あいつ、遠くへ行っちゃったよ』と言って泣く。そういうカメラマンたちの姿を知っている。」
長久保豊氏

 

長久保さんのお写真(↓)

スポニチアネックス


「負傷の不安やわれわれが抱える心配をも戦うモチベーションに変えてしまう人だから余計なことは言うまい。そして気の早い話だが平昌で滑り終わったら指を1本、すーっと天に向けて立ててもらいたい。ニースの時と同じように。そうしたらボクも泣いてしまうだろうな。」
長久保豊氏

「大トリ登場の羽生結弦選手はわれわれに1000回以上のシャッターを押させた。バラード1番の後のアンコールでは観客を煽った後の指さしポーズ。あれはヤバイね。破壊力というより殺傷力だね。指さされた客席あたりのお客さん、息してなかった。ジュリー(沢田研二)の『君だけに~』の黄金の人さし指か。都市伝説かもしれないけれど、あまりにも失神者が続出するものだからジュリーは指さす方向と目線の向きを少しずらしていたとか。羽生さんもそろそろ考えた方がいいかも。」
長久保豊氏

「羽生選手の表情の変化、豊かさには本当に驚かされている。それは、これまでの被写体、そしてほかの選手と比べても、際立っている。」
中本徳豊氏

 


「たとえば、前日などに行われる公式練習。ジャンプがなかなか決まらず、唇をかみながら見せる悔しそうな表情。ポジションを確認している時のような、何気ない瞬間に垣間見える色気。スイッチが入った時の、歌舞伎役者を思わせるような目の力。視線を落とした時、氷上がレフ板のようになって生まれる、透き通るような美しさ・・・。かと思えば、突然、無防備にヘンな顔をする時もある。コーチや選手仲間と談笑している時は、驚くほどあどけない表情を見せる。カメラを覗いていると、手に取るようにわかる。」
中本徳豊氏

「フォトグラファーとしての自分が、もっとも惹かれるのは、そんな表情の豊かさ。撮影していて飽きることがまったくない。それどころか、もっと、もっと撮りたくなる。」
中本徳豊氏

「羽生選手を撮影するまで、非常に華奢な印象を受けていた。ところが、いざ、カメラを向けてみると、とてもバランスのいい筋肉のつき方をしている。だからシルエットが絵になる。公式練習の最後に、ストレッチのように、ゆったりと、滑らかに氷の上をスーッと滑ってクールダウンをするのだが、そんな時の羽生選手は本当にきれいだなと思う。」
中本徳豊氏

「全日本選手権の男子フリー、最終グループの6人が6分間練習を始めた。大会のクライマックスと呼べる場面のひとつだが、僕はどこかに物足りなさ、寂しさを感じていた。なぜなら、本来そこにあるはずの姿がなかったからだ。・・・スポーツマンという立場上(→多分、スポーツ写真家という立場上、だと思います)、どんな競技にも全力で取り組んできた。それでも数ある競技の中で特別に撮影が楽しみな選手もいて、僕にとってそれは羽生結弦だった。」
太田裕史氏

「頂点に立つ羽生選手を目指して練習を続けてきた選手たち。そして、羽生選手の存在を通してフィギュアの世界に興味を持ち、羽生選手のいない全日本を精一杯盛り上げたファンの人たち。そこに姿はなくとも、羽生選手がスケート界に与えた影響力の大きさを感じずにはいられなかった。それでも本音を言えば、やっぱり羽生選手を撮りたかった。よし、本当に会えるその日まで、イメージを膨らませておこう。スポーツカメラマンとして仕事を続ける楽しみを、僕は羽生選手からひとつ、与えてもらった。」
太田裕史氏

太田カメラマン、今シーズンは結弦くんのとっておきの写真が撮れ

るとよいですね おねがいおねがいおねがい

「これまで何度かフィギュアスケートを撮影してきたが、羽生選手の出る大会を担当するのは今回が初めて。僕の中にあったフィギュアスケート、そしてスケーターに対するイメージは、この瞬間を境に変わった。それまでのフィギュアスケートの印象は“綺麗”で“静謐”なもの。しかし、羽生選手が醸し出す空気はまったく違う。とても男っぽくて、荒々しかった。そしてその思いは夜のSPの演技を見て、決定的なものに変わる。プリンスの曲に合わせて滑り、跳び、踊る姿は、男の僕から見ても、すごくカッコよかった。大げさではなく、ゾクゾクした。エネルギッシュで、それでいて荘厳。シャッターを切りながら心の中で“羽生君、ホンマかっこええなあ・・・”とつぶやいた。飛行機に乗ってまで彼を応援しに行くファンの人の気持ちがわかった気がした。」
毛受(めんじゅ)亮介氏

「羽生選手のカッコよさに、僕の写真はまだ追いついていない。これから、羽生選手に負けないくらいカッコいい写真を撮ってみせる・・・。フォトグラファーとしての僕の気持ちにスィッチが入った。」
毛受亮介氏

 

 

「やはり羽生結弦は只者じゃない。いつまでも血の気が引いたような顔で滑っている男じゃない。羽生結弦は、いつも僕たちが考える、さらにその先を行っている。きっと僕は、そんな彼をこれからも夢中で追いかけるのだ。」
毛受亮介氏


 

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いかがでしたか?今回は12名!!!の写真家の皆さんが語る羽生結弦像をピックアップしてみました。時系列になっておらずスミマセン。でも、写真家の皆さんの結弦くんの写真に賭ける熱い想いが伝わってきますよね。

 

結弦くんって、人の心を揺り動かして何かさせずにはおかない不思議な力を持っているのだと思います。

 

ファンの皆さんが絵を描いたり、カメラを抱えて海外まで出かけて行ったり、ある人は詩を書き、ある人は人形を作ったり動画を作ったり・・・とにかく結弦くんは私たちのミューズなのです。

 

それと同じような現象が、プロの写真家の皆さんの中にも起きているのではないでしょうか。

 

写真家の皆さんはほとんどが男性で、世の男性ファンが表立って言えないようなことを代弁してくださっているかのように感じますね ラブ 結弦くんは、「男も惚れる男」なのです チョキ

 

結弦くんの美しさって性別を超えたものなんですよね。

 

結弦くんを撮影してくださった写真家の方々はまだまだ他にもたくさんいらっしゃるのですが、活字で拾えたものからさらにいくつかチョイスしてご紹介しました。

 

田中宣明さんの言葉なども本当は掲載したかったのですが・・・。いつか活字で読ませていただきたいです。コラムなど書いていただけるといいな・・・ ラブ 海外の写真家の方々のお話なども聞いてみたいですよね・・・。

 

ここ数年、フィギュアスケートのお写真がものすごい進化してるように感じます。競争が厳しいので氷上の選手たちのように写真家の皆さんも切磋琢磨されているに違いありません。

 

結弦くんはひとりなのに、同じプログラム、同じポーズでも撮影者が異なると個性が写真にも投影されていて、どれも見飽きることがありません。

 

結弦くんのおかげで様々な世界が広がりました。日本の伝統芸能、音楽、写真という奥深いアートの世界等々・・・。そしてもちろん震災のこともです。

 

あの一瞬、この一瞬が切り取られ、多くの写真家の皆さんの大変なお仕事のおかげで、永遠に歴史に刻まれていきます。この先も何度も見返すことができるなんて、本当に幸せですね。

 

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【出典】

1. モモ博士のブログ「覚書あれこれ」より

モモ博士が教えてくださったカーマイケルさんの言葉をお借りしています。

http://ameblo.jp/mkp2012/entry-12094963142.html

http://ameblo.jp/mkp2012/entry-12120602327.html

2. NumberWeb

http://number.bunshun.jp/articles/-/824755?page=2
3.    キャノン・ワールド・フィギュアスケート・ウェブhttp://web.canon.jp/event/skating/best_shot/2012_2013/mizutani.html
4.【メンタルはイチロー以上!?】スポーツカメラマンがファインダー越しに感じた羽生結弦の強さ エイ出版社   2016/5/19 http://news.merumo.ne.jp/article/genre/4519433
5. キャノン・ワールドフィギュアスケートウェブ 写真家インタビュー&ベストショット 2013-2014シーズン
http://web.canon.jp/event/skating/best_shot/2013_2014/taguchi.html

6. NumberWeb http://number.bunshun.jp/articles/-/825508
7. 銀盤の王子たち(9) (双葉社スーパームック) ムック 2017/1/18双葉社 (著)
8. ァインダー越しに見た羽生結弦 カメラマン・坂本清が追った7年間 スポーツナビhttp://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201510130009-spnavi
9.    キャノン 2012-2013シーズンインタビュー写真家インタビュー&ベストショット
http://web.canon.jp/event/skating/best_shot/2012_2013/takasu.html
10. VICTORYスポーツ写真家・高須力が描く『フィギュアスケート写真』の世界

https://victorysportsnews.com/articles/4511
11. スポニチアネックス【長久保豊の撮ってもいい?話】羽生結弦 12席分のトリプルアクセルhttp://www.sponichi.co.jp/sports/news/2016/09/01/kiji/K20160901013269150.html
12. https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170602-00000081-spnannex-spo
13. 男子フィギュアスケートBOOK anan SPECIAL 祝V 速報!世界選手権2017(株)マガジンハウス “フォトグラファーが見た羽生結弦の魅力”
14. ベースボールマガジン社フィギュアスケートマガジン2016-2017シーズンクライマックス
15. ベースボールマガジン社フィギュアスケートマガジン2016-2018シーズンファイナル

16. NumberWeb http://number.bunshun.jp/articles/-/825508