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http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20121018-OYT8T00298.htm
魚の放射性物質検査、5分でOK…東北大

新開発の非破壊式放射能検査機器でマダラを検査する石井教授(右)=17日、石巻魚市場で

 東北大学の生活環境早期復旧技術研究センターは、魚体をミンチ状にしないでも放射性物質の検査ができる「非破壊式放射能検査機器」を開発し、宮城県石巻市魚町の石巻魚市場で17日、報道陣に公開した。

 同市場では今年4月から、風評被害対策として5台の簡易検査器を使い、水揚げした魚介類をミキサーでミンチ状にして検査を行ってきた。しかし、この検査方法だと、1検体の結果が出るまで30分程度かかり、競りの開始時間に間に合わせるのが大変だった。

 非破壊式の検査機器は、高さ約1メートル、横約50センチ四方のボックス型で、7本の高電子増倍管で放射性物質を感知する仕組み。高電子増倍管は、他の機械から取った中古品を使ったことで、開発費用は270万円に抑えられたという。2キロと3・5キロのマダラ検査に要した時間はそれぞれ5分程度。事前に魚をミンチにする手間も省けた。測定値は2匹とも規制値(1キロあたり100ベクレル)を大幅に下回った。

 同センター長の石井慶造・工学研究科教授は「感度が良く、性能も高い。さらに改良を加え、1時間で1000匹の測定が可能となるようなシステムにしたい」と話した。
(2012年10月18日 読売新聞)