兄弟子)王子は王子に食べられる?104 ( 相櫻小説 | なうのこたつ保管部屋

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初めて桜屋↓
桜屋1.





おさらい↓
桜屋103


・・・

104..王子は王子に食べられる?




「 ほら!甘いぞ!!それでも職人か 」




准さんが来てからは
自分が店で売っていた物がどれだけ未熟かを思い知らされていた



ノートや資料
確かに頭に入れてはいたけれど少しずつ感覚というか、何かが抜けていて




「 すみません・・ 」




「 すみませんじゃない!味は一期一会なんだぞ 」




その通りです・・
明日から、いや今日からまた基礎を徹底的にやり直す



そのせいもあり疲労困憊・・
「 はぁ・・ダメだ、鍋まで洗ったら死んだ 」



「 まだまだだな、そんなんじゃ桜屋名乗れなくなるぞ 」




そうなんだけど准さんはどうしてそんなに元気なんだよ。それでも全部終わったら眠くなり階段で腰かけていたらそのまま眠ってしまったらしい







・・・



ん?明りが灯ってる、店はもう閉まっている筈なのに




明日の分のバターがなくて、配達の帰りに契約の店に生乳を取りに行っていた。もしかしたら何かあったのだろうか?



店のガラス戸は曇りガラスになっているから
トントンと小さく指で鳴らしてみる



すると突然准さんの両目が見えて驚いてしまった。そしてガラス戸が開いてしまう




「 何だろ? 」



なんだろって・・




「 あの翔ちゃんは・・? 」




「 寝てる、そこで 」




・・思わず前のめりになり小さな小窓から覗き込んでしまった。そこには確かに階段で壁にもたれる様にして眠りについている姿




「 あの連れて帰っても良いですか? 」




「 けど、ここが翔の家じゃ 」



でも、眠って意識が無いのに准さんと二人にするのも、めちゃくちゃ心配で。そうだ




「 あの、夕飯食べに行きませんか?そのまま自宅に送ります 」




「 夕飯・・? 」




「 肉!そうステーキとか 」




ちょっと目の中が輝いた、あと少しだ




「 いいねぇ~ちゃんとした肉は久しぶりだよ。でも翔はどうする?寝てるけど 」




中は片付けの湯の温度で温かい感じみたいだし、とりあえず肉を食べさせて准さんを送りたい




結局店に一瞬だけ寄り生乳の入ったクーラーボックスを渡し、商店街の中にあるステーキショップへ





「 うっめぇ~なにこれ、こんなの初めてだぞ 」



「 そうですね、人気の店なんです 」



翔ちゃんが気になる
准さん早く食べて下さい!速攻で送って行きますので



「 あ!これもう一枚!追加で 」




・・ダメだ、
ここはひとつ違う手段で



「 あの肉は弁当にして持って帰って欲しいんです。オレちょっと相談したい事があって友達と約束してて 」




これで肉を・・




「 それは悪かった、気付かなくてすまない。よしオレが聞いてやろう 」




「 え・・ 」




「 なんなら場所を変えても? 」




もう!違うって翔ちゃんが気になるから帰りたいの!




でも、これ以上は深入りしちゃう
「 分かりました、少し心の整理をしたいので明日はダメですか?もちろんまた奢ります 」




「 分かった今日は帰れば良い、明日また 」




じゃあ送りますと言おうとしたら道は分かるから、この肉を食ってオレの自宅へと帰ると言い切った




最初から、そう言ってくれれば明日の約束なんて要らなかったのに!!





頭を下げて桜屋に戻ると、准さんが帰らないうちに急いで翔ちゃんをバスタオルに巻いてバイクに乗せ。配達用のロープで背中にくくり付けた




そして戻るはあのマンション
あそこだけは准さんに知られてない!!



バイクを停め、置いてあったバスタオルごと抱きしめて大切にエレベーターに乗り込む




そして片脚膝を上げて翔ちゃんを抱いたままで鍵を・・腕が痺れてマジでやばい




「 ダハッ!!やばかったぁあ!! 」



デカぃクッションに頭を打たないよう自分の腕を背にして降ろし、汗だくまみれ




「 ん・・ 」




ここまで来て起きない翔ちゃんに乾杯!!状態だ




「 すぐにエアコン入れるね、寒くない? 」




「 ・・だいじょ・・ぶ、まさきぃ 」




まだ寝ぼけてるのかな?
エアコンをオンにしてバスタオルをめくったら、作務衣のような白の作業服の下に汗ばんだ肌が見えた




少しだけ鎖骨の辺りを舐めてみる「 しょっぱ・・ぃ 」




「 ぎゅって・・しろ 」



「 もう・・どうして准さんがいるのに、居眠りなんかするの? 」



「 ・・してねぇ 」



意識があるのか?眠ってるのか
そっと顔を斜めにして耳に落ちた髪をかけながらキスを唇を重ねる



「 ん・・っ ・・ 」




「 悪い子・・だなぁ 」




キスの狭間で言葉を話せば、離れたらイヤだって腕が襟足へと伸びてきた

























・・・つづく



いちゃってます
ずっとモヤモヤしたり


らぶらぶしたり
准さんがいたり


櫻葉とメンバーも好きですが
全然関係ない人間を絡めるのが楽しくて好きです


櫻葉を書くのも好きですが
メインが櫻葉なだけで


他も書くのが好きです
なんでも文字にするのが好きです


そんな感じです


夏休み
ゆったりしてます

土曜日の夜
久しぶりにボスとケンカをしました
言いたい事を言いました


かなりスッキリしました
あっちもちょっと衝撃みたいだったみたいで
一瞬出て行きましたが
なんか夜になったらお皿が洗ってあって
翌日ご飯に行きました


100歩進んで
途中で糸が絡むと
すっごぃ大きなケンカが時々入る


それをしないと
絡みが解けなくなる
うちの絡みの解き方です


それで無理になれば
互いに無理なのかもしれないけど
今はそれで振り返れるので


他人で
チビさんがいて繋がってて
だけど他人すぎてなくて


だから大切に
遠慮が必要なのだと思うこの頃です
もし今20歳に戻れても戻りたくない


このまま終わるのが
私には合ってます


そんな風に人生を前に歩いて行けたら
そう思って生きています



なう






・・・・・・・・



これからゆっくり
オレ鳴やzero
きか飴、他新章を
アップしてゆきます↓
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