For life(18) | My sweet home ~恋のカタチ。

My sweet home ~恋のカタチ。

せつなくてあったかい。
そんなラブストーリーがいっぱいの小説書いてます(^^)

後悔だけはするな




父の言葉が頭からずっと離れずにいた。




行こうか


行くまいか



迷ったままその日を迎えてしまった。



仕事はいつものように5時には終えた。



そのまま一度帰宅したが、ベッドサイドの棚に置かれたままの白い封筒。



そっとそれを手にした。


もう一度その中を開けようとした時



え・・・・・



違和感のある匂いに気付いた。



反射的にその封筒に鼻をつけてみた。



独特な


消毒液のようなにおいがした。



この匂い・・・・



拓馬にはしっかりと覚えがあった。



父の病室と同じ匂いだった。



この前は気づかなかった。




志藤から貰ったはずの


このチケット。


なぜこの匂いがするのか。




予想もしないことに拓馬は混乱した。




まさか。




ぼんやりととある考えが浮かんだ。




いや


そんなはずはない。




それを打ち消そうとしても



『おまえの人生だ。 おまえが生きたいように生きればいい』



あの父の言葉か瞬間に思い出されて。




これがどういう現実につながり


その理由もわからないまま



拓馬はそこにあった上着を手にした。



バイクを走らせた。


北風が頬に痛いほど突き刺ささるけれど


不思議に寒いとは思わなかった。




拓馬はそのチケットが父の元にあったことを直感で気づきます。 理由もわからぬまま身体が自然と動いて…




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