Morgen~明日(5) | My sweet home ~恋のカタチ。

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せつなくてあったかい。
そんなラブストーリーがいっぱいの小説書いてます(^^)

「帰ってきちゃったって・・・。 どーしたの???」


香織の疑問はもっともだった。



「あ。 意味ないし。 仕事も兼ねてるんやけど、」


南はケロっとして言った。



斯波が怪しげに南を凝視しているのに彼女が気づいた。



「あれっ・・・???」



怖いもの知らずの南は彼に近づいた。


必要以上に近づき、斯波はのけぞった。



「え・・。 だれ? このいい男・・・。」


思いっきり指を指して香織に聞いた。



「だれって・・。 この前からウチに新しく来てもらってる斯波さん。 志藤さんから聞いてない?」


「え、聞いてへんて! もー! なんであたしに黙って・・・。 何してくれてんねん!」



斯波はこのキョーレツな彼女の存在も


何もかもが不明だった。



それを察した香織は


「あ。 彼女、事業部の南ちゃん。 今はNYに行ってるんだけど、」


香織があまりに普通に紹介したのだが


このことが斯波を混乱に陥れるとは思いもしなかった。



「・・・斯波です、」


斯波がボソっと挨拶すると


「・・声もシブいやーん・・・。」


南はふふっと笑って斯波の肩に手を置いて顔を近づけた。



「ひっ・・・・!」



女性があまり得意ではない斯波はさらにのけぞった。



「ちょっとちょっと。 斯波さんはめっちゃ硬派なんだから。 いじめちゃだめだよ、」


香織は笑った。



「あたし。 けっこうタイプだよ。 こーゆー男。」


あっさりとそう言う南に斯波は心臓がバクバクだった。



そこに



「あ、南ちゃん。 いきなり~?」


泉川も戻ってきた。


「いずみーん! 元気~~? あ~~、なつかし! このいずみんのチャラっぽい雰囲気も!」


彼とハイタッチをしたりしていきなり賑やかになってきた。




「は??? 歓迎会???」


志藤は南をめんどくさそうに見た。



「そうそう! せっかくあたしが帰ってきてるし! まだ斯波さんの歓迎会やってへんいうし。 これはやるべきでしょう!!」



「・・・めんどくせーよ、忙しいのに・・・」


志藤はため息をついた。



「めんどくせーじゃないよ! こういうことが大事なんやで! あたしがいない間に。 この事業部の人間関係にヒビが入ったらどないすんねん!」


「意味不明・・・」


南の勢いにどんどん流されてしまった・・・。




南の帰国でいきなり騒がしくなりました・・・



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