Das Schicksal~運命(13) | My sweet home ~恋のカタチ。

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せつなくてあったかい。
そんなラブストーリーがいっぱいの小説書いてます(^^)

意味がわからぬまま


志藤はとりあえずサインをしてしまった。



何だかもう思考が停止してしまった。



「あれ? これ、もう一人書いてもらうんだ・・・。 え、どーしよ、」


真尋はそれを見て、キョロキョロと辺りを見回し


玉田がそこに資料を取りに来たので



「あ、タマちゃん! 悪いけどここにサインして!」



いきなりそう言った。



「は???」



驚くのも無理はなく・・・・・





そして二人は必要書類をそろえて、めでたく婚姻届を提出し、受理された。



「・・なんか。 あっけねーな。」



真尋は笑った。



「あんまり。 かわらないみたい、」


絵梨沙も微笑んで真尋の腕にそっと寄り添った。




ジュエリーショップの前を通りかかった時、



「ね、なんか記念に買っていこう、」


真尋は絵梨沙を引っ張った。



「また無駄遣い・・・」



「無駄遣いじゃないよ。 二人の記念!」




たくさんのジュエリーの中から絵梨沙はシンプルなダイヤのピアスを選んだ。



「え、これでいいの?」



一対で3万円ほどのものだった。



「もうちょっと出せるって。 一応、東京でもめっちゃ仕事したし、」


「ううん。 これを。 片方ずつ、しましょう。」


絵梨沙はにっこり笑った。



「片方ずつ?」



「うん。」



「おかしくない??」


「おかしいかもしれないけど。 でも・・なんで片方なのかなってみんな思うかも。 だから、」


絵梨沙はいたずらっぽく笑った。



「真尋は・・・あたしの知らない世界ばっかりだから。 これから世界中どこにでも行くようになって・・・その時に言葉がなくても、『ああ、きっと大切な人がいるんだな』って思ってもらえるように、」



その理由を語る彼女に


真尋は頭を引き寄せて、愛しそうに頭を撫でた。



「・・うん。 わかった。 『魔除け』だな、」


そう言って笑った。




こうして二人は晴れて夫婦になりました(*^▽^*)


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