Sanftheit~優しさ(9) | My sweet home ~恋のカタチ。

My sweet home ~恋のカタチ。

せつなくてあったかい。
そんなラブストーリーがいっぱいの小説書いてます(^^)

あなたの全てを


私は手に入れたい・・・・・




私は彼の背中をぎゅっと掴んだ。



「ん・・・・・・っ・・」



痛みに耐えて、何とか彼を受け入れることができたみたいだった。



「あー・・・すっげ・・・キモチいい。」


彼は恍惚の表情だった。



私は痛いばかりだったので、



ひとりだけ気持ちよくなって・・・



と、少し憎らしかった。



彼が少しずつ身体を動かすと、そのたびに痛みが走り。



「ん・・・ん・・、あっ・・」




私の出す声が痛みによるものじゃなくて


感じている声だと彼は思うのか、私が声を出すと


息を荒くして、激しく攻め立てる。





・・いつになったら


終わるんだろう・・・



不謹慎にも私は痛みに耐えながらそんな風に思っていた。



だけど


彼が動くたびにだんだんと不思議な気持ちになって



今まで自分が感じたことのない何かが動き出した。



彼が激しく動くとその感覚も上り詰めそうになり



「ああっ・・・!!」


私は大きな声を上げてしまった。



「・・もー・・キモチいい・・。 イっちゃいそう、」


彼も苦しそうにそう言った。




イっちゃう・・??




『ほら、Hの時にイっちゃう感じ!!』



彼は私とのデュオを終えたとき、そんなことを言っていた。



クライマックスのあのゾクゾクとした感じを私も思い出していた。



二人の音が一つになって


一緒に天に上り詰めるような




「あっ・・・!!!」



私は彼の手をぎゅっと握り締めた。



身体が宙に浮いてしまいそうだった。





「あっ・・ダメっ・・・!!!」


「絵梨沙も・・イっちゃって・・・。 おれも、もーダメ・・・」



彼も聞いたことがないような声を上げて、その動きが止まった。



私は頭の中が真っ白になって


今、全力疾走をしたかのような鼓動を覚え。



でも


はっきりと『あの時』と同じ感覚に身を包まれていた。




真尋流の『イっちゃう気持ち。』、ようやく絵梨沙にその意味がわかって・・・?


My sweet home ~恋のカタチ。






↑↑↑↑↑↑


読んで頂いてありがとうございました。

ポチっ!わんわん お願いします!


人気ブログランキングへ 左矢印 携帯の方はコチラからお願いしますドキドキ


My sweet home ~恋のカタチ。