Sanftheit~優しさ(8) | My sweet home ~恋のカタチ。

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せつなくてあったかい。
そんなラブストーリーがいっぱいの小説書いてます(^^)

私は


いいともダメだとも


何も言っていないのに



彼は私の身体を手でまさぐって



「・・ダメだ、おれ・・ほんっと・・・」



苦しそうな声を出して私を見つめた。



そんな彼がすごくかわいくて。



私は自分から彼の首に抱きついてキスをした。





怖くなかったって言ったらウソになる。


服を脱がされて、もう目を開けられないほど恥ずかしかった。



恋愛経験もなかった私が


こんなことを自分から受け入れるなんて


信じられない。



彼が私の上に圧し掛かって、何度も何度もキスをして。


首筋にもキスをして。



息遣いが荒くなって、すごく怖くなってきたけど。


私は夢中で彼に抱きついた。



彼のあの大きくてきれいな指で身体を触れられるだけでゾクゾクした。




あの


ラフマニノフの死ぬほど美しい旋律が蘇る。






「ん・・・・あっ・・・・・」



彼の愛撫に思わず声が漏れて


自分じゃないみたいになって。




「・・絵梨沙・・・・」



彼の吐息まじりの声が耳元をくすぐる。



何もわからずなすがままにされて


教えてももらっていないのに、甘い喘ぎ声だけが私の口から漏れる。





「い・・・・・」


私はその瞬間思わず顔をしかめた。



「・・・ったい・・・・!!」


悲鳴のような声を上げて。



「・・い、痛い?」


彼がそれにびっくりして私を見た。



「も・・・いったいってば・・・!!」


想像以上の痛みだったため、私は思わず彼に当たってしまった。



彼はそんな私の手をぎゅっと握って、ふと笑い


「・・・ちょっとだけ。 我慢して。 もーすぐ、おれたちひとつになれっから、」


そう言ってキスをした。



ひとつに・・・



あの甘美な旋律が


また頭に浮かんで。



彼とひとつになることが


あの旋律も私のものになる気がして。




「力、抜いて・・・・」



まるで催眠術をかけられるかのように彼の言葉に洗脳されて。




絵梨沙はあのピアノと彼と・・全てを手に入れたいと心から思いました・・


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