Sanftheit~優しさ(7) | My sweet home ~恋のカタチ。

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せつなくてあったかい。
そんなラブストーリーがいっぱいの小説書いてます(^^)

「・・・・このピアノが・・・だいすき・・」





私のそのつぶやきに






「・・ピアノ・・だけ?」



彼の声がすごく近くに聞こえた。





「・・真尋が・・・・。 好き・・・、」





もっとぎゅっと彼の大きな背中に抱きついた。





すると




いきなり彼が立ち上がったので、驚いて離れた。





あっという間に正面から抱きしめられた。





「・・やっと。 名前を呼んでくれた・・・・」





彼にそう言われて初めて、今まで一度も彼の名を呼んだことがなかったことに気づいた。





「絵梨沙・・・。 ありがと。 ほんっとありがと。 今日、おれがあんなピアノ弾けたのも・・・絵梨沙のおかげだ。」




「え・・・?」




「絵梨沙は。 おれの天使だ。 ほんっと・・・好きだよ、」





私はその言葉に自分の手をスッと彼の背中に回した。







ああ




好きだって気持ちになったら



素直にこうすればいいんだ。





私はそんな初歩的なこともわからなかった。






彼は私を壁に押しやって、キスをした。





今までのキスと違って




興奮したように何度も何度も




私の唇をこじ開けるように、激しいキスをした。



少し苦しくなって私から唇を離してしまった。


いつもの彼じゃないみたいで少し怖かった。





「・・・絵梨沙の。 全部が欲しいんだよ・・・。」


彼は私の耳元で囁いた。



「え・・・」



「ずうっと。 我慢してた。 絵梨沙の全部を、おれのものにしたい、」



きゅんって


どこかが疼いた。



彼の言っている意味がわかって、どうしていいかわからずうつむいた。



戸惑う私に構わず、彼はまた私にキスをした。




「ん・・・・」



その激しさに思わず息が漏れる。


それに興奮した彼はキスをしながら私の肩にやっていた手を


そっと胸に降ろした。



え・・・・



今まで


誰にも触れられたことがなかったそこに手をやられて。



ゾクっとした。



そしてそっと彼はその手を動かした・・・。




ようやく自分の思いを真尋に告げることができた絵梨沙。二人の気持ちに一気に火がついて・・・


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