Es glitzert~きらめき(5) | My sweet home ~恋のカタチ。

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せつなくてあったかい。
そんなラブストーリーがいっぱいの小説書いてます(^^)

「日本の・・・どこから来たの、」



何だか彼に興味がわいてしまってそう訊いた。



「どこって。 東京。 実家は目黒。」



「目黒? 私も目黒に住んでいたけど・・・・、」



偶然に驚いた。



「へー。 やっぱ運命?? みたいな?」


と、冗談を言って


担当講師に提出する書類を書き込んでいた。



『Masahiro Hokuto』




マサヒロ ホクト・・・・・



そしてハッとした。



「ひょっとして・・・。 北都グループと関係があるの?」



「え?知ってんの??」



「そりゃ。 北都グループって言ったら大会社だし。 ホテル経営や芸能社とかいろいろやってるし・・・」



「ああ。 オヤジ。 おれは別にカンケーねえけど、」



あっさりとそう言った。



「えっ・・・・お父さんが社長???」



「ウン、」



またも驚いた。


だって


そんな『お坊ちゃん』だなんてぜんっぜん信じられないほど品がなかった。



「ウソ、」



思わず言ってしまった。



「なんだよ、その疑いの目は・・・」


「だって・・・」


この先は言うと怒られそうだから黙っていた。



「まあ。 今でもオヤジの会社にたまーに行ったりすると。 警備員にすぐ止められんだけど、」



思わず吹き出してしまった。



「なに・・それ、」


悔しいけど笑ってしまった。



「でも。 ウチにはデキのいい兄貴がいるから。 おれは関係ないんだけどね。 次男はね~~~。 とりあえず食ってけるモン見つけないとだし。 野球は別にプロに行けるほどでもないし。 したらピアノかなって。 ああ、こういうとまたキレる?」


自分の気持ちを見透かしたように言う彼に



「・・別に。 あの時はちょっと言い過ぎたわ、」



気まずくなってそう言った。



「絵梨沙みたく。 もうピアノに命かけてるヤツらばっか集まってんだよな。 ここは。 おれが来てもよかったんかって・・ちょっとだけ思う、」



そして


真面目な顔でそう言った。



真尋がお坊ちゃんと知ってかなりのショーゲキですが、彼なりに考えているようで・・・


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