「ひよっこ」第68回~みんなでごはんからの~もう一人の住人 | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「ひよっこ」 第68回
第12週 「内緒(ないしょ)話と、春の風」
みんなでごはんからの~もう一人の住人

 

 

今日はお休み。みね子は

たまっていた手紙を書いています。

 

(布団を取り込むみね子)

みね子) う~ん、気持ちいいな~!

 

ちょっと部屋の中に物が増えていますね。

でもこれみ~んなもらい物。

ちゃぶ台は高子さんから。

鏡台は鈴子さんから頂きました。

現在のみね子、お給料は1万円。

2食の賄い付きです。

アパートの家賃が4000円。

光熱費がおよそ100円。

そして奥茨城に、5000円の送金。

手元に残るのは毎月900円。

実はみね子、工場にいた時より、

ちょっと厳しいんですね。

 

みね子) おなかすいたな…。

 

**********

 

みね子) どうも。

早苗) こんちは。

みね子) こんちは。

(流しで米をといでいる早苗)

早苗) 何怯えてんの?

みね子) いや、あの…

     何か、怒ってんのかなって。

早苗) いや、今別に何も怒ってないわよ。

    これが普通。

みね子) えっ?

早苗) 慣れなさい。

みね子) はい。わがりました。

早苗) いやむしろ今日は、かなり気分が

    いい。休みだし、無駄に、目覚まし

    時計で起こされないし。

みね子) あぁ、わがります。

     嫌ですよね、起こされるのは。

早苗) 皮肉が混ざってたんだけど。

みね子) ん? えっ?

早苗) いい。

島谷) あ…。

みね子) どうも。

島谷) どうも。

みね子) お湯ですか?

島谷) あっ、うん。

    コーヒーいれようかなと思って。

    いいのが手に入ったもんだから。

早苗) ふ~ん、コーヒーか。

島谷) 飲みますか?

早苗) はい。

島谷) 分かりました。君は?

みね子) 私もいいんですか?

島谷) うん。嫌いじゃなければ。ブルー

    マウンテンっていう豆なんだ。

みね子) すみません。わがりません、

     コーヒーのことは。

早苗) そもそもあんたは何しに来たの?

みね子) あっ、あの、私は、これです!

早苗) う~ん、それ、初めて見るな。

みね子) 昨日、お店で頂いたんですよ、

     お客さんから。今度、出るとが

     出たとがいう新製品らしいです。

早苗) ふ~ん、そういうこともあるのか。

    ああいうとこで働いてると。

みね子) 早苗さんはごはんですか?

早苗) そう。

みね子) へぇ。ん? おかずは?

早苗) 米だけ。

みね子) えっ?

早苗) 田舎から米は送ってくるから。

    佃煮とかで、適当にと思って。

    金使い過ぎて苦しいの。

みね子) そうなんですね。わがります。

早苗) そう。

みね子) あっ! 

     いいこど思いつきました!

早苗) いい。

みね子) 分げ合いませんかって話です。

     早苗さんの炊いたお米と、私の

     ラーメンと、食後に島谷さんのい

     れたコーヒーを、みんなで分げ

     合ったら、結構豪華な夕食にな

     りませんか?

早苗) ふ~ん。

島谷) 確かに、ラーメンにライスに

    食後のコーヒー。悪くないね。

みね子) ですよね!

啓輔) 賛成!

みね子) ですよね? あれ?

早苗) いつの間に。

啓輔) すんません、食べもんの…。

早苗) 匂いなんてまだしないでしょうが。

啓輔) あ、気配がしたもんで

早苗) は?

早苗) …で、あんたは何を提供すんのよ?

啓輔) え…? しょぼん…。

島谷) じゃ、みんなで食べる場所を、

    提供してもらいましょうか。

    ここじゃ狭いから。

啓輔) はい!

早苗) まぁ、いいか。

    あんまり入りたくはないけどね。

みね子) ちょうどいがった。

     ラーメン、4つあんですよ。

啓輔) お~そらぁちょうどいいがいね!

    あっ、すんません。

島谷) コーヒーも4人分なら。

みね子) あ…。

(壁に「老人を大切に」の貼り紙)

早苗) あぁ…。

島谷) 5等分するしかないですね。

 

**********

 

(管理人室でソワソワしている富)

 

**********

 

(タマネギを切る島谷)

みね子) 上手ですね。

島谷) すずふり亭のヒデに教わったんだ。

    いいやつだろ、あいつ。

みね子) はい! ですよね。

 

**********

 

啓輔) おぉ~なんちゅういい音やが。

(フライパンで野菜を炒める島谷)

 

お父さん、

何だか楽しいです。

 

**********

 

<管理人室>

 

みね子) よろしければ…

     遅いお昼なんですけど。

富) まぁ、うれしい! いい匂いがしてた

  から、そろそろかと思ってたのよ。

みね子) あの、みんなで作ったんですよ。

富) そう。

(ラーメンを見る富)

富) 少ない…。

みね子) えっ?

 

**********

 

<3号室>

 

みね子) さっ、いただきますかね。

一同) いただきます。

みね子) ラーメンの上の野菜、茨城ので

     すから。うぢの畑で取れたやつで

     すからね。ちゃんと、しっかり、

     味わって食べて下さい。

(夢中で食べる啓輔)

みね子) もうちょっと味わってって

     言ってんの!

啓輔) すんません…怖い…。

島谷) 君んちの畑で?

みね子) はい、そうなんですよ。

     どうですか? おいしいでしょ?

島谷) うん。

    そんなにうれしいもんなんだ?

みね子) そりゃうれしいですよ。うぢの

     お母ちゃんとじいちゃんが、丹

     精込めて、作ったもんですから。

島谷) へぇ。

早苗) うん。確かにうまい。

啓輔) おなかに入れば何でも。

みね子) ちょっと。

啓輔) すんません。

(美味しそうに食べる3人を

 見て微笑むみね子)

 

**********

 

(3つのマグカップと1つの湯飲み

 にコーヒーをそそぐ島谷)

島谷) はい。どうぞ。はい。

啓輔) 砂糖入ってないがですね。

島谷) 切らしてて…。

早苗) そんなの自分で用意しなさいよ。

啓輔) いや、この前まであったんです

    けど。どっかに…。

早苗) この部屋は 

    何もかもがなくなりそうだな。

(壁に「目指せ藤子不二雄」の貼り紙)

みね子) 藤子不二雄って何ですか?

啓輔) え~!? 知らんがけ?

みね子) えっ? あ…。

島谷) 漫画家さんだよ。人の名前じゃ

    なくて、2人組の名前なんだ。

みね子) あっ、そうなんですね。すみ

     ません。漫画読まねえし…。

啓輔) 「ハットリくん」とか、

    「オバQ」とか、知らんがいけ?

みね子) いやいやいや、それは知って

     ますけど。でも、誰が描いたか

     までかは…。すみません。

啓輔) あっ、すんません。

    僕らの神様なもんで、つい…。

    すんません。

みね子) すみません。

島谷) 神様か…。

啓輔) はい! おんなし富山出身で、

    高岡っちゅうとこながですけど。

    おんなじ街の先輩で、僕ら、

    その…。

早苗) 同じ街の成功した漫画家コンビに

    憧れた、田舎の漫画少年2人組は、

    自分たちにもきっとできると思い込

    み、誰に認められたわけでも全くな

    いのに、無謀にも、高校を出たら、

    泣いて止める親を振り切って、僅か

    な貯金と、大きな夢を持って上京。

    そして早5年。昨年末に久しぶりに

    帰郷。君は、あまりにも家族が「諦

    めろ諦めろ」と言うのが嫌で、年末

    のうちに、東京に戻ってきた。だが

    相方は、4日に戻るはずが、戻ら

    ず。連絡もなく、手紙の返事も来な

    い。おそらく、もう戻って来ないの

    であろう。そんなとこか?

啓輔) ええ、まぁ、そうながですけど。

    もうちょっこす夢のあるまとめ方

    はないがでしょうか?

早苗) 思いつかないな。

啓輔) ですちゃね。

みね子) あの…。どうすんですか?

     これがら。

啓輔) 確かに、早苗さんの言うとおり、無

    謀やし、才能もないがかもしれん。

    でも、やめるわけにゃいかんから

    やっとるわけじゃないがです。

    好きながいちゃ。漫画描くんがどう

    しょうもなく好きながです。

    好きで好きでたまらんがですちゃ。

    何も食べんと、何日でも描いとれ

    る。好きながです。でも、相棒が諦

    めてしもたがやとしたら、そらあし

    かたないです。責めるこっちゃなん

    かできん。でも…漫画描きたい…。

    いつか、僕らが藤子雄先生の

    漫画を夢中で読んだみたいに、

    子どもらに読んでもらいたい。

    描きたいがです。

早苗) うん。

 

お父さん…。

私、何だか羨ましいなと思いました。

夢があって、すごいな。

 

島谷) 羨ましいな。

みね子) え…?

島谷) 羨ましいよ。

 

島谷さん、

おんなじことを感じてたんですね。

何だか私、胸の奥が…。

今、こんな気持ち…。

 

(物音)

祐二) 帰ってきたぜ~! 啓輔~!

    え…?

啓輔) 祐二…。

    帰ってきてくれたがか!

(祐二に抱きつく啓輔)

祐二) おっ、おぉ、おぉ…。えっ?

    一人で死んどるかなと思って、

    帰ってきたがに。

    この、満たされた幸せな空気!

(みね子に詰め寄る祐二)

祐二) 誰? まさか…。

    啓輔ん彼女け!?

みね子) は?

 

また一人、

変な若者が増えましたね。

まぁ、みね子の人生に

さほどの影響はないと思われます。

**********

ずっと気になってたのが、すずふり亭で

働くようになってからのみね子の懐事情。

 

給料 10000円(2食賄い付き)

家賃 4000円

光熱費 約100円

仕送り 5000円

残金 900円

 

ちなみに、向島電機時代は…

給料 1万2000円

寮費(食費含) 3000円

税金、保険料、積立金 3000円

仕送り 5000円

残金 1000円

 

東京タワーが見える赤坂のアパートだし、

交通費はかからないし、日曜以外はお店

で食事は賄えるし、やっていけないことは

ないかな。食べ物屋さんが職場だけに、

食べ物のもらいものが結構ありそうだし。

 

みんなでシェアご飯はラーメンライスそし

て、コーヒー(豆はブルーマウンテン!)。

う~ん。まったくそそられなかったけれど、

みんなで食べるのは楽しいかもしれない。

 

「老人を大切に」

 

…と書かれた貼り紙が、妖怪富さんを忘

れさせない呪文というか、脅し…?のよう

で怖い怖い。祀らないと祟る神のようで。

ここまで人間らしからぬ存在(爆)、として

描いているからには、それはすげえエピ

ソードが用意されているのだろうと期待。

 

みね子が島谷に恋…?のフラグをかき消

すように現れた売れない漫画家の相棒君。

みね子の人生には影響がない人物と容赦

ないナレーションに笑った。 ヒデ君も絡ん

できそう(もしかしたら綿引も)だけど、と

りあえず本命は島谷? 正直まったく萌え

ないんだけど…恋バナがないよりはマシ。

 

男性キャラが弱すぎるというか萌えなさす

ぎなのがね~。萌えない恋バナより、カフ

カ姉さん…いや早苗さんのツンから爆デレ

する姿の方が見たい。妖怪富さんの人間

らしいところ(酷いw)でもいいけど…ね♪



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