「ひよっこ」第69回~つまんないけど・・・一生懸命さに泣くみね子 | 日々のダダ漏れ

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「ひよっこ」 第69回
第12週 「内緒(ないしょ)話と、春の風」

つまんないけど・・・一生懸命さに泣くみね子

 

 

みね子) いがったですね。

     戻ってきてくれて。

啓輔) はい。ありがとうございます。
早苗) そうかな? 本質的な問題は何も

    解決してないんじゃないの?
    だって2人でずっとやってて全然ダ

    メだったわけで、ダメな状況は何も

    変わらないんじゃないの? 違う?
みね子) そんな言い方したら、

     身も蓋もないじゃないですか。

     冷たすぎますよ、そんなの。
島谷) そうでもないんじゃないかな。

みね子) えっ?

島谷) 早苗さんはそんなに冷たい人では

    ないと思うけどな。本当に冷たい人

    は、あんなに人の事を長く語ったり

    しないと思う。
みね子) というこどは?
島谷) みんなとの会話を楽しんでる。実

    はおしゃべり好きな人で、照れ隠し

    で意地の悪い言い方しかできない。
    ほら、今も分かりにくいけど、

    とても楽しんでいる。ですよね?
みね子) なるほど。
早苗) 帰る。

みね子) えっ? あっ!

(早苗の手を掴むみね子)

早苗) あんたさ。
島谷) はい。
早苗) まさか私に惚れてんじゃ

    ないでしょうね。

島谷) は!?

みね子) えっ?
早苗) 悪いけど、私、あんたみたいに
    上から分かったような事を言う

    男は嫌いだから。諦めて。
島谷) ご心配頂かなくて大丈夫です。
    僕も喜怒哀楽の分かりにくい人は、

    苦手なんで。
早苗) あっ、そう、それはよかった。

島谷) はい。

早苗) てか何でさ、何であんたは

    怒んないのよ、相棒を。

    「何やってたんだ?」って
啓輔) いや、あの…。

早苗) いいけど。

啓輔) いいがです。

    帰ってきてくれただけで。
祐二) 啓輔…。

    聞いてくれるけ?おらの話を。
啓輔) えっ? あっ、うん。

    あっでも、嫌な話なら聞かん方…。
    聞きますちゃ。
祐二) 年末に、一緒に高岡ん帰って、駅

    で、おらっちゃは別れた。恐らくう

    ちに帰れば、久しぶりの実家やち

    ゃ。居心地はいいというか、里心が

    ついてしまうちゃろ。別に、高岡が

    嫌で、うちを出たわけちゃないから

    な。でも、おらっちゃは、確認し合

    ったちゃ。あくまでも、今回は、久

    しぶりに親に顔を見せっための一

    時帰郷やち。おらっちゃには、夢が

    ある。それを忘れんなと。そうやっ

    ちゃよな。

啓輔) あぁ。そしてうまいもんをたらふく

    食いだめし、たくさん食いもんを持

    ち帰り、できれば小遣いももらって

    帰ろうと。
祐二) そのとおりやちゃ。

みね子) え…?

お父さん…。
ちょっといい話を想像してたんですが。

 

祐二) そして、確実に、家でちゃ引き止

    められっちゃ。やけど、おらあ負け

    んかった。親のあの手この手の引

    き止めにも応じんかった。ほんま

    にありとあらゆる手を使うてきや

    がった。見合い話まで持ってきた

    んやぞ。

啓輔) 見合い?

祐二) あぁ! 全、く冗談やないがいぜ!
    そうすらぁ、

    おらが残っと思ったがやろうけど…。

(紙に似顔絵を描く祐二)

祐二) こんな顔した女やぞ!

    冗談やないちゃ!
みね子) はい?
早苗) 写真は見たんだ?
祐二) そりゃ見るやろ?
みね子) じゃ、きれいな人だったら

     どうだったんですか?
祐二) えっ? そりゃあ…。

啓輔) もう…。

祐二) 断ったに決まっとるやないけ。
早苗) どうだか。
みね子) ねえ!
島谷) で?
祐二) で? あぁ…。見合いも、ちゃんと

    断りですね。1月4日に帰ろうと、

    荷づくりもしました!
啓輔) 何があったんけ?
祐二) うち、運送業やがね。1月4日は、
    初荷っちゅうやつで、忙しいてね。

    ちょうど、そん日の朝に、運転手が

    一人、ケガしてしもうて。手伝わん

    わけには、いかんがんなってしも

    うたがいちゃ。

啓輔) そうやったがけ。

やっといい話になってきました。

祐二) で、まぁ、大変ながを振り切って、

    帰るがもあれやなと思うて。そん

    日、手伝ったわけやちゃ。やけど、

    まぁ、ケガや、すぐに治らんくって

    な。1日、また1日と、仕事を手伝

    うことんなってしもうて。

啓輔) なるほど。
祐二) そうながいちゃ。

    ずっと、啓輔のことを、考えとっ

    たよ。どうしとっかなって。悪い

    なってな。でも、こう考えること

    にしたがいちゃ。その分、アルバ

    イト代はもらえっかんな。そん金

    を、東京に持っていって、また一

    緒に思いっきり漫画を描くがやっ

    てな。

啓輔) 祐二…。
早苗) …で、その従業員のケガが治った

    から東京に帰ってきたという訳か?

    随分と長くかかったんだな。
祐二) いや、ケガは、

    10日くらいで治ったがいけど。

みね子) 10日?
島谷) そこから2か月ぐらい

    ありますけど。
祐二) あっ、うん、そうながいちゃね。
みね子) 何をやってたんですか?
早苗) 白状しろ。
祐二) いや…その、つまり…

    恋を、したがいちゃ。
みね子) 恋?
啓輔) (ため息)
祐二) 取引先の娘ながいちゃね。

    毎日そこに荷物を届けるうちに、

    その、何というか…。

    恋を、してしまったがいちゃ。

    何とも可愛い子ながいぜ。

    内藤洋子にそっくりな。
啓輔) 内藤祥子?
島谷) 内藤洋子ですか…。

みね子) えっ?

島谷) 内藤洋子?
啓輔) そんじゃ無理もないっちゃね。
島谷) なるほどね。
みね子) 島谷さん、好きなんですか?
島谷) うん。
みね子) へぇ…。
     いや、いやいや、

     えっと、そうじゃなくて。
     あの、何ですか、その、それなら

     しかだないなみたいな感じなの、

     おがしくないですか?
啓輔) 内藤洋子やぜ。

島谷) まぁね。

祐二) やよな。
みね子) 何だそれ。
早苗) 気を付けろ。男っていうのはこう

    いうくだらないところでは妙に理解

    し合うところがあるからな。
みね子) なるほど。

(紙に似顔絵を描く祐二)
祐二) やって、内藤洋子と、

    毎日会えるがんですよ!
みね子) 似てるってだけでしょう!

祐二) そりゃそうやけど。
早苗) どうせ振られたんだろ?

    だから東京に帰ってきたんだろ?
    そういうことだろ?
祐二) え…。
早苗) 図星か。
祐二) 絶対漫画で有名んなって、

    見返したるがや! 

    何じゃ、あんな女!

(似顔絵を丸めて投げる祐二)
みね子) えっ? 終わりですか?

祐二) 終わりですちゃ。
みね子) 全然いい話じゃない

     じゃないですか。
祐二) 誰もええ話やなんて言っとらんし。
みね子) そうですけど。
早苗) 君はそれでいいの?
啓輔) ええ…。
    いいがです。帰ってきてくれれば。
    僕も、謝らんといかんがです。
祐二) 何やちゃ?
啓輔) 僕、ちょっこす考えとりました、
    もう祐二は帰ってこんがかと思っ

    て、覚悟を決めんにゃいけんなと。
    で、そんでいいがんないか。

    よかったがんないかって。
島谷) どういう意味ですか?
啓輔) 僕らは、藤子先生に憧れて、2人

    でやっとったけど。そもそも、それ

    に無理があったがんないか。1人

    の方が、うまくいくがんないかっ

    て、思い始めとりました
祐二) えぇ?
啓輔) すまん。許してま。

(頭を下げる啓輔) 
祐二) 何言っとんがや。

    お互いさまやないか。
啓輔) 祐二!
祐二) 啓輔!

(抱き合う二人)
島谷) あっ、じゃ、僕ら、そろそろ。

早苗) そうだな。

みね子) そうですね。

啓輔) あっ! ちょっこす、待って下さい!

みね子) えっ?

(祐二に耳打ちをする啓輔)

祐二) えっ!?


何だか嫌な感じです。
 

啓輔) みね子さん!
みね子) えっ?
祐二) あんたさん、漫画のことを、

    あんまり、いや、ほとんど、

    知らんらしいですね。

みね子) はい、すみません…。
祐二) そういう人ん意見が聞きたいが

    です! 漫画雑誌の編集者ちゃ、

    いわば漫画のプロです! ある意

    味で、あん人らの意見は、専門家

    の意見や。やけど、ほんまの読者

    と、感覚が違うかんないか。ほん

    まの読者は、漫画の専門家やな

    い。そういう人ん感想を、聞いて

    みた方がいいがんではないかと!
早苗) 何か、理屈が

    ねじ曲がってる気がするな。
島谷) そうですね。認められないのを
    人のせいにしてる感じがします。
啓輔) 読んでみていただけませんか?

(原稿を差し出す二人)
みね子) えっ? 今?
(啓輔・祐二) はい!

(渡された漫画を読むみね子)



 

お父さん。
どうしたらいいんですか?

 


 

つまんないです…。
「キカイダケニ キカイタイソウデス」。
「ズコ」。



 

みね子) フッ…。

(みね子の反応を見て、

早苗と島谷ものぞき込む)

みね子) フフフ!


今のはうそです。
ちょっと笑った方がいいかな~と。


みね子) アハハ…。

2人とも、とってもうれしそうで、
何だか私は、どうしたらいいか
分からなくなってしまいました。
これを2人で、

一生懸命描いたんだな~って。

たくさん考えて、描いたんだな~って。

 

 

その姿を想像したら、つまんないけど、

本当に全然つまんないんだけど、
何だか私、その姿を思い浮かべたら…

(涙をぬぐうみね子)

 


 

みね子) 頑張って…下さい…。
祐二) 感動してくれとるぞ。
啓輔) 本当や。泣いとる。


あらあら、アパートの部屋だけで、
今日は終わってしまいますねぇ。

続く。


**********

 

漫画は、絵はまあまあだけど、ストーリー

がね…。本当に、全然、つまんな~い!!

祐二が描いた、見合い相手の女性↓



祐二が恋した内藤洋子似の女の子↓



彼の絵の通りならば…そりゃあ内藤洋子似

の方がいいよね…。気持ちは分かるよ~。

「内藤洋子」の一言で理解し合う男達の図。

 

早苗の、「気を付けろ~」の言い方がツボ。

 

男っていうのはこういうくだらないところ

では妙に理解し合うところがあるからな。

 

フフフ。女にもそういうところあるけどね。

可愛ければ、カッコよければ許されるって

ことは、世の中には多々あることだしねw

 

相変わらず贅沢に尺を使って、登場人物を

紹介する週のようなので、「なるほど~」と

思って観ていればいいのかな~って感じ。

その人を知る機会が多くなればなるほど、

親近感は増す法則通り、あかね荘の住人

たちに、まんまと慣らされている気がする。

 

慶應ボーイは、みね子の恋のお相手という

より、早苗さんの方が相性が良さそうな気

がするのは私だけ? 2人の恋バナの方が

面白そうというか、早苗さんが恋愛でデレ

たら、それはそれでかなり萌えそうな気が。

 

今はまだ、何者でもないみね子。自ら何か

を求めたり、欲しいと思うものがないみね

子。恋も夢も、羨ましいと思うところから、

自分が欲しいものを見つけていくことにな

るのかもしれないね。まっさらなみね子が、

どう変わっていくのか…変わらないのか…

今のみね子をちゃんと覚えておこうと思う。



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