「ひよっこ」第51回~最後のコーラス・・・ささやかな幸せを祈ってる | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「ひよっこ」 第51回
第9週 「小さな星の、小さな光」
最後のコーラス・・・

ささやかな幸せを祈ってる

 

 

優子) 私ね…。田舎さ帰ることにする。

 

お父さん…。

優子さんが、

秋田に帰ることになりました。

もう二度と会えないのかもしれない。

そう思うと、とてもつらかったです。

 

**********

 

12月15日

工場閉鎖まであと5日

 

(手紙を読んでいる優子)

優子) おがぁ…。

(着替えをしているみね子たち)

優子) 私、最終日までいられねぇ。

幸子) どうしたの?

優子) あのね、港の近くに、魚の加工

    工場があってね、そこで働ける

    ようになったんだって。

豊子) いがったですね。

優子) うん。

澄子) 帰っちまうのがよ? いづ?

優子) 19日にね、おがぁ迎えに来るって。

    お世話さなった方に挨拶したいからって。

みね子) そっか。最終日の前には、

     帰っちまうんですよね。

優子) うん…。あぁ…。でも、私の夢は、幸子の

    結婚式さ出るってことだったんだけんどな。

幸子) えっ!? 

    そんなのあるがどうがもわがらないし。

    結婚したってお金ないがらやらないよ。

(笑い声)

幸子) 何かさぁ、何か、悪いごどしたい。

一同) えっ?

みね子) 悪いこと?

幸子) うん。したい。

澄子) 泥棒どがですか?

みね子) えっ?

幸子) そういう悪いごどじゃないよ。不良なごど。

豊子) 不良って、何するんですか?

幸子) う~ん…。

(幸子を中心に顔を寄せ合うみね子たち)

 

**********

 

愛子) ちょっと! どこ行くの? あんたたち。

幸子) 門限までには戻ります!

    あ~でも、鍵はかげないで下さいね!

愛子) えっ? ちょっと、それって、

    門限破る気満々じゃないの! こら!

(愛子に笑顔でおじぎする優子)

愛子) あっ!

 

**********

 

(夜道を走るみね子たち)

時子) 青春映画みたいだっぺ!

 

お父さん…。

笑ってるけど、泣きそうです。

泣きそうだけど、

楽しくてしかたないです。

 

みね子たちが向かったのは、

向島から近い、浅草の街。

かなりの大冒険だったと思われますが、

どんなことがあったんでしょうね。

 

**********

 

愛子) もう、どこ行ったんだろう、

    こんな時間まで。

 

…と言っても、まだ9時過ぎなんですね。

「こんな時間まで」、という感覚も、

今とは少し違いますね。

 

**********

 

みね子) 疲れたけど楽しかったね。

幸子) ね~!

時子) (せきばらい)

    お嬢様方、

    ダンスホールへご一緒しませんか?

澄子) 出た! 気障男!

(オート三輪車に寄りかかりポーズを取る澄子)

澄子) これ、僕の愛車のポール。

(笑い声)

みね子) 豊子がさ、豊子がさ…。

     (豊子のまねで)あなたとダンスする

     つもりはございません。失敬。

澄子) 失敬。

豊子) おがしくねえですよ!

(笑い声)

 

**********

 

みね子) たくさん走ったからおながすいたね。

澄子) んだねえ。

幸子) せっかく夜の街さ行っだのに、

    結局工場近ぐの屋台がぁ。

優子) 私たちらしいんでないの?

時子) んだねえ。

幸子) そっか。

みね子) んだね。

豊子) おめえ、お金大丈夫か?

澄子) みんなの就職祝いだぁ。

みね子) うん!

幸子) よし、行ごう!

幸子) おじさん、ラーメン6つね!

店主) はいよ!

 

**********

 

(ラーメンを食べるみね子たち)

幸子) あぁ、歌いだいなぁ。

時子) 歌いますか? 先輩。

幸子) ううん、そうじゃなくて。

    みんなでさ、コーラスしたいなぁ。

澄子) そうですねぇ。

時子) ここんとこそれどころじゃなくて

    コーラスお休みでしたもんね。

幸子) うん。

みね子) やりましょうよ! 優子さんがい

     るうちに1回、歌いましょうよ!

優子) あっ、歌いたいね!

みね子) ね!

幸子) そうだね。やるが?

    辞めでった子も誘ってさ。

    みんなで、乙女寮最後のコーラス。

みね子) んだねえ!

時子) だったら、休みの日がいいでしょ?

 

**********

 

雄大) あっ、優子ちゃん。

優子) お仕事中すみません。

雄大) あっ、いや、いいけど…。どうしたの?

    あっ、帰るんだってね、田舎に。

優子) その話はいいんです。

雄大) そう…。何か怒ってる?

優子) はい。どうしてもひと言言って

    おきたいことがあって。

雄大) あ…。

 

お父さん。

後で知ったことですが、

優子さんは、こんな謎の行動を、

一人でとっていました。

 

**********

 

そして、優子さんの帰る日が

来てしまいました。

 

12月19日

工場閉鎖前日

 

清子) 皆さん、

    優子が、お世話さなりました。

(みね子たちに頭を下げる清子)

清子) たくさん、聞いてますよ。

    皆さんのこどは。

    仲よくしてくだすってぇ…。

    優子。

優子) うん?

清子) 今日まで、ありがとう。

    いぐけっぱってくれたが。

    ありがとさん。

(優子の手を取り、頭を下げる清子)

優子) おがぁ…。

清子) 偉がったねぇ。

(優子の頭をなでる清子)

 

**********

 

愛子) どうぞ、こちらへ。

清子) すみません。

女性) みんな、元気?

雄大) こんにちは。

幸子) みんな集まってるね。

(ひな壇に並ぶ乙女たち)

(並んで椅子に座る愛子ときよこ)

幸子) 愛子さん、そして和夫さん。

    そして乙女寮…。今日まで、

    本当にお世話になりました。

一同) 私たちは、ここでの日々を、

    絶対に忘れません。

    ありがとうございました!

(涙をこらえ、おじぎを返す愛子と和夫)

幸子) 感謝の気持ちを込めて、

    みんなで歌います。

    雄大先生、お願いします。

(♪アコーディオン)

一同) ♪見上げてごらん 夜の星を

    小さな星の 小さな光が

    ささやかな幸せを うたってる

    手をつなごう 僕と

    追いかけよう 夢を

    二人なら 苦しくなんかはないさ

    見上げてごらん 夜の星を

    小さな星の 小さな光が
 

(回想)

松下) ご安全に~。

一同) ご安全に~。

 

(ブザー)

女性) 4番!

みね子) すみません!

愛子) 大丈夫大丈夫!

    さっ、頑張ろう!

 

幸子) 時間かがってもいい。

    遅れて構わない。

    その遅れは仲間たちが取り戻す。

    だがら仲間ば信じて。

 

時子) やったね! みね子!

 

一同) ♪ささやかな幸せを うたってる

    見上げてごらん 夜の星を

    僕らのように 名もない星が

    ささやかな幸せを 祈ってる

 

(立ち上がり、拍手をする愛子)

(拍手)

 

お父さん…。

私は、この曲をみんなで歌ったこと、

絶対死ぬまで、

忘れないだろうなって思いました。

 

雄大) あの!

(幸子に向き直る雄大)

 

お父さん…。

これだけでは終わりませんでした。

 

**********

真面目に生きてるから、たまに「悪いこと」がしたく

なる。悪いことが日常になっている人から見れば、

全然悪いことじゃない、ささやかすぎる「悪いこと」。

真面目な人が考える、「不良」に見える「悪いこと」。

 

門限破りを覚悟して夜の浅草、乙女たちの大冒険。

バイクも自転車も、盗まず走って向かう乙女たちw

途中で出会ったのだろう雑魚モンスター「気障男」。

 

お嬢様方、
ダンスホールへご一緒しませんか?

これ、僕の愛車のポール。

 

そこは前髪クネ男レベルの気障男君に登場してほ

しいところだけれど…主役は、乙女たちだからね♪

 

あなたとダンスするつもりはございません。

失敬。

 

豊子の口調、顔の表情まで鮮明に目に浮かぶよ~。

強くなったね、乙女たち。澄子を探して上野駅をオド

オドと歩き回った頃より強くなったのが…よく分かる。

 

笑ってるけど、泣きそうです。
泣きそうだけど、
楽しくてしかたないです。

 

うんうん。分かるよみね子。乙女たちが微笑ましくて、

泣きそうだ。泣きそうだけど…愛おしくてしかたない。

みんな可愛くて、愛おしくて、グリグリ、グシャグシャ

したくなるほどめんこくて。乙女たちが大好きだ~!

 

そして…最後に乙女たちが歌うのは「見上げてごら

ん夜の星を」。見上げていなきゃ涙がこぼれちゃう。

いのっちも言っていたけれど、撮影現場で、本物の、

乙女たちの交流が、青春があったのだと思う。本気

でコーラスの練習をしてきたのだと思う。1秒映った

と、一喜一憂する家族がテレビの前にいたはずだ。

 

「ささやかな幸せ」っていうものを、ドラマの中で、今

まで見せてもらってきた。ささやかだけど、とてもキ

ラキラ輝いていて、乙女たちの幸せを祈らずにいら

れなかった。本当に、本当に、乙女たちみんなの…

ささやかな幸せを祈ってる。祈らずに…いられない。

乙女たち、ご安全に~。笑顔でいられますように~。

 

 

 

「見上げてごらん夜の星を」

作詞 永六輔 
作曲  いずみたく

 

見上げてごらん 夜の星を
小さな星の 小さな光が
ささやかな幸せを うたってる

見上げてごらん 夜の星を
ボクらのように 名もない星が
ささやかな幸せを 祈ってる

手をつなごう ボクと
追いかけよう 夢を
二人なら 苦しくなんかないさ

見上げてごらん 夜の星を
小さな星の 小さな光が
ささやかな幸せを うたってる

見上げてごらん 夜の星を
ボクらのように 名もない星が
ささやかな幸せを 祈ってる



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