「東京タラレバ娘」第10話(最終回)~もがき続けた三人娘の幸せの行方!! | 日々のダダ漏れ

日々のダダ漏れ

日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「東京タラレバ娘」




第10話(最終回)
もがき続けた三人娘の幸せの行方!!


私は、この男を拾って来てしまった。

これは人助け。
あのまま放っておいたら、
凍え死んでたかもしれないあいつを、
泊めた。ただ、それだけ。


**********

第1結婚ラッシュは、
22歳から23歳。

結婚式は、
夢と憧れにあふれるイベントで、
新婦も招待客も、
結婚に対する思いがピュアな時代。
私達も、新しい服を買って、
美容室へ行って…と、張り切っていた。
新婦は結婚願望の強い、
幸せほんわか専業主婦タイプ。
相手は、高校の時からの彼氏
…ってパターンが多い。

そして、次の第2次ラッシュが、
28歳から29歳。

結婚式にも出慣れてきて、
持ってる服に派手なアクセサリーを着けて、
髪も自前。結婚にも、結婚式にも、
現実味が帯びてきた時代。

新婦は美人で、
仕事もバリバリ続けていくタイプ。
相手とは数年付き合ってて、
30歳を目前にして、
腹を決めたパターンが多い。


倫子) 30歳代に入って次なる第3次
   ラッシュ始まっちゃったかぁ。
小雪) せめて35歳までにはって、
   女の意地だよねぇ。
香) 何としてでも結婚してやるっていう
  切羽詰まった感。って、それ私だ~。
倫子) 確かに~。
香) 上等じゃん。
  乗ってやろうじゃないの。
  第3次ラッシュに!
小雪) ご祝儀あげっ放しで一生返して
   もらえなかったら最悪だな~。
倫子) えっ、それはヤダ。
小雪) ねぇ今までの分だけでも、
   結構な金額になるよね。
倫子) もう今ハワイに行けてる!


**********

女は、息を吐くようにウソをつく。
それが相手のためと言い訳しながら。
自分のために、ウソを重ねていく。

女30歳。
本能のまま生きられるほど、
若くない。

私は、
早坂さんとの結婚に向かって、
突き進んでいく。


**********

加奈子) 私さ、常々思ってるんだけど。
倫子) はい。
加奈子) 昔はさ、村ぐるみ、町ぐるみで、周り
    が動いて、何となく若いもんは、縁談持
    ってこられて、収まるところに収めても
    らってたでしょ? なのに現代は自分で
    どうにかしろって。いや~もうそれは大
    変よ。仕事もしなきゃなんないのに、婚
    活もしろだなんて。ねぇ?
倫子) あ…今のセリフに使っていいですか?
加奈子) どうぞどうぞ。
荒川) 竹内さん、もしかして、婚活してるの?
加奈子) 絶賛婚活中ですけど、何か?
荒川) あぁ、いや…それだけ自立できてるん
   だったら、結婚なんかすることないでしょ。
   一人のほうがね、絶対楽だって。
加奈子) 出た。家庭持ちの愚痴に
    見せ掛けたのろけ。
荒川) いや、そういうつもりじゃ…。
加奈子) 私はね、一人に飽きたの。
    家で話す相手が欲しいの。
    誰かと笑いたいの。
    ねぇ、分かります?
荒川) うん…。
倫子) ヤバい…名言連発です。
加奈子) そう?
倫子) あの、竹内さん、
   相手の方の条件って、ちなみに?
加奈子) 人間、生きてる、死んでない。以上。
倫子) なるほど。
加奈子) あれ? 今のメモしなくていいの?
    いいよ。
倫子) あぁ…。
加奈子) 書いちゃって。
倫子) 人間…。

**********

ずっと、幸せになりたいと思ってた。
やっと、思い描いてた幸せが、
目の前まで見えてきたのに…。

何で、あいつに惹かれてしまうんだろう…。
忘れよう。私のスマホの中には、
消去する写真も、ブロックする連絡先もない。
何もなかったあいつへの思いに
ふたをするのはきっと、簡単なはずだ。
忘れよう。


**********

私は、早坂さんと幸せになる。
あいつのことは、考えない。
私は、この人だけを見て、
生きていくんだ。


**********

KEY) あのさ…あんたには感謝してる。
倫子) え…。
KEY) ここでいろいろ話して、救われたから。
倫子) どうしたの? 何か、素直で気持ち悪い。
KEY) 最後だから。
   もうここで会う事もなくなるだろ。
倫子) そうだね。
KEY) いつかあんたが書いた脚本の
   ドラマに出てやるよ。
倫子) 何それ。出たての新人俳優のくせに。
KEY) まぁ、あんたがいい脚本
   書けたらの話だけど。
倫子) そっちこそ、私が出て欲しいと思う
   ような役者になってなさいよ。
KEY) なるよ。じゃあ。
倫子) じゃあ。


**********

早坂) 僕は、倫子さんとお付き合いを始めて
   から、楽しくて、幸せだと思ってました。
   でも何だか、最近うまく笑えなくなって
   しまって。倫子さん。
   KEY君のことが好き?

(首を横に振る倫子)
早坂) ダメだよ、倫子さん。
倫子) えっ?
早坂) ウソはやめよう。
倫子) ウソじゃありません。私は…。
早坂) 気持ちにふたをすることも、ウソをつく
   ことと同じじゃないかな? 僕もね、それで 
   もいい、それでもいいから倫子さんと一緒
   にいたいって、思ったんだ。
倫子) 私一緒にいたいです。早坂さんと。
早坂) でも、やっぱり…それは無理だ…。
   このまま、倫子さんの気持ちに気付か
   ないふりをして、付き合ってったら、う
   まくいかなくなった時にきっと後悔する。
   あの時ちゃんと向き合ってればって。
   僕はタラレバ男にはなりたくない。
倫子) あの…すいません…私…。
早坂) 倫子さん。僕達戻ろう、
   仕事仲間に。ねっ。
倫子) はい…。


**********

やっとつかみかけた幸せが、
手のひらから、
すり抜けて消えていく…。
もっとしっかり、
ちゃんとつかんでたら。


**********

倫子) 私、ホントバカだった。
香) ん?
倫子) これが大人の判断だって思ってた。
   なのに、結局早坂さんのこと傷つけて。
   はぁ。何が大人だよ。自分のことばっ
   か考えて、早坂さんの気持ち、全然気
   が付かなくて。あんな優しい人にあん
   な顔させるなんて。もう、ホント大バ
   カ者だ。
香) 私も、バカかも…。
小雪) えっ?
香) 実は、今日涼ちゃんがお店に来たんだ
  よね。本命の彼女と別れたから、付き合
  ってほしいって言われた。
小雪) マジで?
倫子) あの涼ちゃんが?
香) うん。
小雪) えっ、信じるの?
香) うん。それは信じるかな。だってほら、
  涼ちゃんウソつけないからさ。
小雪) まぁ、そっか。そうだったね。
倫子) でも、またすぐにほかの女の人
   作ったりしない?
香) うん。そうかも。もしかしたら変わる
  かもしれないし、やっぱり、ダメかもし
  れないし。そこも含めて、時間かけて
  見て行こうかなと思って。
小雪) いいの? それで。
香) うん。涼ちゃんのことちゃんと見てい
  けるの、私しかいないと思うから。でも
  もう都合のいい女には戻らない。
倫子) そっか。
小雪) ならいいね。
   実は私も、丸井さんに会ったんだよね。
倫子) えっ、より戻したの?
小雪) いや、まさか、偶然会ったの。
   向こうは、子供連れてて。
香) え~。
小雪) 丸井さん、普通に幸せそうな
   お父さんの顔してた。その顔見て、
   よかったねって思ったんだ。
倫子) そうなんだ。
小雪) 別れたばっかの時は、私の時間
   を返せとか思ったよ、正直。
香) 分かる。
小雪) でも、ちゃんと父親になった丸井さん
   見て、ほっとしたんだよね。そんな自分
   に自分でびっくりしたけど。不倫してよ
   かったなんて思ってない。でも、私丸井
   さんに出会って、好きになって、一緒に
   過ごした時間は幸せだった。誰にも認
   めてもらえない恋愛だったけど、私が幸
   せだったことは、私が認めることにした。
倫子) うん。私も認める。
香) 私も。
小雪) ありがとう。
倫子) はぁ~何か2人今日カッコいいよ。
香) えぇ?
小雪) そう?


傷つくと、女は強くなる。
強い女はカッコいい。
傷が増えただけで、
何も変われていないのは、
私だけだ。


**********

倫子) 私達何に縛られてんだろ?
小雪) う~ん、世間の価値観的な?
倫子) 周りの目とか?
小雪) 「女の幸せとは?」とかね。
倫子) あ~。
香) 私はね、「30歳までに結婚したい。
  それが幸せだ」って縛られてた。
  けど、まぁ、よく考えたらさぁ、別に
  そんな年齢で区切られる必要ないよね。
小雪) 子供の頃から、
   刷り込まれてきてたからね~。
倫子) はぁ~そうだよね~。
   女の幸せか…。
   私の幸せって何なんだろう?


**********

タラ) 幸せって、ひと言では言えないタラよ。
レバ) 彼氏ができたから、結婚したからって
   幸せになれるわけじゃないレバ。
タラ) 仕事で成功したから、お金持ちになった
   からって幸せになれるわけじゃないタラよ。

倫子) じゃあ、何なの?
タラ) 倫子さんが幸せだと思うことが、
   倫子さんの幸せタラ。
レバ) 他の人には決められないレバ。

倫子) そんなこと言われても…。
レバ) 今、倫子さんがやりたいことは何?
倫子) やりたいこと…。
タラ) そんなことも分からないタラか?
レバ) ホントは分かってるレバね。

倫子) 私、あいつにちゃんと…。
タラ) じゃあそうすればいいタラ。
倫子) 早坂さんのことがあったのに、
   それはダメでしょ、大人として。

タラ) 倫子さん、大人っていうのは、自分
   のケツを自分で拭ける人のことタラ。
レバ) 幸せになるもならないも自己責任。
   やりたいことを、やればいいレバ。
タラ) 倫子さんの人生なんだから…。
   倫子さんの幸せを見つけるタラ!
レバ) 倫子さんの幸せを見つけるレバ!

倫子) 分かった。
タラ・レバ) うん。

**********

倫子) 呑んべえのおじさん達、寂しがって
   たよ。いつ来るのかなあって。私も。
KEY) え?
倫子) 早く帰って来ないかなって思ってた。
KEY) 何で?
倫子) あんたに言いたいことあったから。
KEY) 何?
倫子) 私、早坂さんと別れた。
KEY) え…それって…。
倫子) あんたのせいじゃない。あぁ…言い
   たかったのはそのことじゃなくて…。
   私…あんたのこと好きだわ。
   やっと言えた。じゃあね。
KEY) あのさ。
倫子) ん?
KEY) 俺も…あんたのこと好きかも。
倫子) え?
KEY) …って、言ったらどうする?
   考えといて。タラレバさん。
倫子) 待ちなさいよ。タラレバさん
   って名前じゃないから。


**********

女は、25歳を超えたあたりから、
「幸せになりたい、幸せになりたい!」
…と、口癖のように言う。
私達もよく言ってた。
「女の幸せつかむ」とか、
「誰かに幸せにしてもらう」とか、
でも、そんなの間違ってた。
幸せって何なのか。
その答えは、人それぞれ違う。
人の数だけ、答えはある。

幸せは、自分が決めるものだ。


**********

香) 私達どうなってるんだろうね、
  東京オリンピックの頃。
倫子) さぁ?
小雪) このまんまかも。
倫子) あのさ、提案なんだけど…。
香) ん?
倫子) 3年後、旦那や彼氏がいても
   いなくても、3人で見ない?
   オリンピック。
香) おぉ~あっ、いいね。
小雪) 乗った。
倫子) イェ~イ! 決まり!
香) イェ~イ!


未来がどうなるかなんて分からない。
きっと私達は、これからも、
いろんなことに悩んで、
もがいて生きていくんだと思う。
でも、それでいいんだ。
だって、人生という長い長い
物語の主人公は、自分なんだから。



進め、
タラレバ女!!!


**********

漫画原作だし漫画の設定より3歳も若いし…。
30歳なら、イケメンの手を取っちゃうかもねw
倫子はパワーを持て余してるタイプだし、もう
ちょっと痛い目にあって疲れ果てないと、いわ
ゆる安定志向、結婚に向いている男がいいと、
心から(頭ではなく)、思えるようにはなれない
のだと思う。恋愛パワーがあるうちは、自分に
合うかどうかより、理想の相手に執着してしま
うもの。不安定こそ恋愛の醍醐味でもあるしw

とはいえ、逃した魚は大きい…っていうか、早
坂さんを手放したのは痛恨の極みとなりそう
な予感がものすご~くするけど。目の前の据
え膳を食べないっていうのもね、それも何だ
か人生つまらない。やらない後悔よりやって
後悔するほうがいいと思えるならそれもヨシ!

幸せって何なのか。
その答えは、人それぞれ違う。
人の数だけ、答えはある。

幸せは、自分が決めるものだ。

そうそう。自分が幸せならそれはきっと正解。
好きなように、やってみタラいいレバ~!!


●「東京タラレバ娘」HP

「東京タラレバ娘」関連ブログ↓

第1話~あー幸せになりたい恋に仕事に悪戦苦闘!
第2話~急展開のキス!次の一手がわからない!!
第3話~恋に仕事に迷走中!?私の愛、どこだー!!
第4話~初めての大ゲンカ!!固い女の友情に亀裂
第5話~崖っぷちからの奇跡の出会い
第6話~幸せって、結婚って何だろう
第7話~突然のキス!!…仕事も恋もあきらめるにはまだ早い
第8話~私、妊娠したかも!?揺れる女心…振り返らず進め!!
第9話~会うのはこれが最後不倫の結末とタラレバ男の涙!!
第10話~もがき続けた三人娘の幸せの行方!!

ランキングに参加しています。
ポチっとしていただけると、嬉しいです♪


にほんブログ村


日本テレビ系 水曜ドラマ 「東京タラレバ娘」 オリジナル・サウンドトラック/バップ
¥2,700
Amazon.co.jp