ことはやってみんですよ! そして
ダメだったら「ごめんなさい。私は
バカでした。すいません」はでね、
帰っちゃえばいいんですよ。その
勇気があると何でもできるのね。
ですから私はもう何でもね、厚か
ましいくらいにね、当たってみろっ
ていうことで、今日までね。来られ
たんじゃないかしらと思う。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/15/pikataa3/ad/34/j/o0480027113702972491.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/15/pikataa3/7d/43/j/o0480027113702972758.jpg?caw=800)
そんな、鎮子さんの雑誌作りを支えたのが、
ダメだったら「ごめんなさい。私は
バカでした。すいません」はでね、
帰っちゃえばいいんですよ。その
勇気があると何でもできるのね。
ですから私はもう何でもね、厚か
ましいくらいにね、当たってみろっ
ていうことで、今日までね。来られ
たんじゃないかしらと思う。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/15/pikataa3/ad/34/j/o0480027113702972491.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/15/pikataa3/7d/43/j/o0480027113702972758.jpg?caw=800)
そんな、鎮子さんの雑誌作りを支えたのが、
部屋の窓ガラスが震えたらしいです。
そんな2人が、仲間と共に作り上げたのが、
兼、雑誌を出す会社の、社長というわけ。
暮らしに役立つ情報が詰まっているから、
というだけでは、どうやらないようです。
ヤマザキマリ) 鼻面にパンッと突きつけるような
感じのね、そういうパンチ力というか
気骨さがあって。普通じゃできない、
この雑誌はどうかしていると。
感じのね、そういうパンチ力というか
気骨さがあって。普通じゃできない、
この雑誌はどうかしていると。
で東堂チヨを演じております、
片桐) いす…。いすさんとお呼びして
よろしいんでしょうか?
よろしいんでしょうか?
いす) よろしくお願いします。
まず、これを見て下さいね。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/88/15/j/o0480027113702991625.jpg?caw=800)
いす) これが鎮子さんたちが手がけた雑誌、
「暮しの手帖」第一号。
どうぞ、手に取ってみて下さいね。
片桐) いいんですか? 失礼します。
うわ~。貴重な…。
いや~かわいいですね。
いす) このイラストは全て、
花森さんが描いていたの。
あの方ね、ちょっとこわもて
だけれど、絵はかわいいでしょ?
片桐) ねえ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/c3/b2/j/o0480027013702991626.jpg?caw=800)
創刊号が出たのは、1948年です。
終戦からはまだ3年。
住む家のない家庭が、370万世帯あった。
そんな頃です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/95/43/j/o0320018113703000309.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/69/1b/j/o0320018013703000308.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/45/15/j/o0320018113703000307.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/b9/de/j/o0320018113703000310.jpg?caw=800)
ページの中には、空襲で焼けた家具の
代わりになる壁掛け収納や、
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/d1/e6/j/o0480027013702992028.jpg?caw=800)
ほんの少しの布だけで、
まとめ髪を結うテクニック。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/57/a1/j/o0480027113702992026.jpg?caw=800)
おがくずを詰めて作る、
かわいい縫いぐるみまで。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/d9/05/j/o0480027113702992027.jpg?caw=800)
厳しい暮らしに、快適さや、楽しさを
もたらす知恵が、あふれています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/08/56/j/o0480027113702992025.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/f4/a4/j/o0480027113702992357.jpg?caw=800)
**********
そんな、この雑誌の原点とは。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/82/d8/j/o0480027013702992358.jpg?caw=800)
鎮子さんが戦時中、
防空壕に避難している時に
温めていたという、ある、アイデアです。
鎮子) 私は、戦争中の女学生ですしね。なん
にも生活に関することを知らないで、過
ごしてるから。じゃ、私の知りたいことを、
印刷物にしたら。私の5歳上の方と、5
歳下の10年間の(年齢の)方達に、きっ
と喜んでもらえるんじゃないかしら。そう
思ったんですよ、防空壕の中で。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/49/44/j/o0480027013702992356.jpg?caw=800)
**********
いす) はいりさん。
片桐) はい。
いす) 10ページを…どうですか?
片桐) 10ページ。
「ブラジアパッドの作り方」…ですか?
いす) そうなんですよ。こういう事なの。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/e6/6a/j/o0480027113702992359.jpg?caw=800)
片桐) フフフッ。ちょっと見ていいですか?
いす) あっ、あのね、中よ、中!
片桐) 中?
いす) パッドだけ出してみて下さいね。
片桐) はい。
うわっ、針金が、入ってますね。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/d8/5f/j/o0480027113703004728.jpg?caw=800)
片桐) それで確かに乳首もある。フフッ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/58/88/j/o0480027113703004729.jpg?caw=800)
片桐) 本当に面白いです。硬いですよ!
作り方を、見てみましょう。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/fc/e2/j/o0480027013703005304.jpg?caw=800)
針金を、渦巻き状に曲げたら、
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/8a/32/j/o0480027013703004730.jpg?caw=800)
綿を丸めたち乳首をつけ、
ツンとした胸の形を作ります。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/65/04/j/o0480027113703004731.jpg?caw=800)
ガーゼと綿で包めば…出来上がり。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/5c/39/j/o0480027013703004995.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/58/8d/j/o0480027113703004996.jpg?caw=800)
片桐) でもなぜ、この、ブラジャーじゃ
なくて、パッドの作り方を、記事
にしたんでしょうね。
いす) そこがですね、
「暮しの手帖」の目の付けどころ!
**********
ご覧の映像は、少し後のものですが、戦後
初めてファッションショーが開かれたのは、
創刊号が出た年と同じ、1948年です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/38/c9/j/o0480027113703004997.jpg?caw=800)
それまで、もんぺ姿を余儀なくされて
いた女性たち。おしゃれな洋服への
憧れが、高まっていました。
ところが…洋服の下、ブラジャーに問題が。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/3b/20/j/o0480027113703005301.jpg?caw=800)
パッドが入っていないんです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/8f/45/j/o0480027113703005302.jpg?caw=800)
既製品も、手作りのものも、
当時は大抵そうでした。
だから、胸のラインが、言ってみれば、
いけてない、訳です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/fc/e2/j/o0480027013703005304.jpg?caw=800)
そこでこの雑誌は、身近な材料で
作るパッドを、提案しました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/8a/e9/j/o0480027113703005303.jpg?caw=800)
手持ちのブラジャーに、
パッドを組み合わせるだけで、
胸のラインが美しくなる。
この記事、好評だったそうですよ。
**********
いす) はいりさん。
創刊当時の、「暮しの手帖」の中で、
特に、女性に喜ばれたファッション
の記事が、あるんですよ。
それが、こちらです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/77/2a/j/o0480027013703009744.jpg?caw=800)
直線断ちで作る、洋服。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/b1/8a/j/o0480027113703009745.jpg?caw=800)
デザインは花森さん。
まず、これを見て下さいね。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/88/15/j/o0480027113702991625.jpg?caw=800)
いす) これが鎮子さんたちが手がけた雑誌、
「暮しの手帖」第一号。
どうぞ、手に取ってみて下さいね。
片桐) いいんですか? 失礼します。
うわ~。貴重な…。
いや~かわいいですね。
いす) このイラストは全て、
花森さんが描いていたの。
あの方ね、ちょっとこわもて
だけれど、絵はかわいいでしょ?
片桐) ねえ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/c3/b2/j/o0480027013702991626.jpg?caw=800)
創刊号が出たのは、1948年です。
終戦からはまだ3年。
住む家のない家庭が、370万世帯あった。
そんな頃です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/95/43/j/o0320018113703000309.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/69/1b/j/o0320018013703000308.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/45/15/j/o0320018113703000307.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/b9/de/j/o0320018113703000310.jpg?caw=800)
ページの中には、空襲で焼けた家具の
代わりになる壁掛け収納や、
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/d1/e6/j/o0480027013702992028.jpg?caw=800)
ほんの少しの布だけで、
まとめ髪を結うテクニック。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/57/a1/j/o0480027113702992026.jpg?caw=800)
おがくずを詰めて作る、
かわいい縫いぐるみまで。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/d9/05/j/o0480027113702992027.jpg?caw=800)
厳しい暮らしに、快適さや、楽しさを
もたらす知恵が、あふれています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/08/56/j/o0480027113702992025.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/f4/a4/j/o0480027113702992357.jpg?caw=800)
**********
そんな、この雑誌の原点とは。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/82/d8/j/o0480027013702992358.jpg?caw=800)
鎮子さんが戦時中、
防空壕に避難している時に
温めていたという、ある、アイデアです。
鎮子) 私は、戦争中の女学生ですしね。なん
にも生活に関することを知らないで、過
ごしてるから。じゃ、私の知りたいことを、
印刷物にしたら。私の5歳上の方と、5
歳下の10年間の(年齢の)方達に、きっ
と喜んでもらえるんじゃないかしら。そう
思ったんですよ、防空壕の中で。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/49/44/j/o0480027013702992356.jpg?caw=800)
**********
いす) はいりさん。
片桐) はい。
いす) 10ページを…どうですか?
片桐) 10ページ。
「ブラジアパッドの作り方」…ですか?
いす) そうなんですよ。こういう事なの。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/e6/6a/j/o0480027113702992359.jpg?caw=800)
片桐) フフフッ。ちょっと見ていいですか?
いす) あっ、あのね、中よ、中!
片桐) 中?
いす) パッドだけ出してみて下さいね。
片桐) はい。
うわっ、針金が、入ってますね。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/d8/5f/j/o0480027113703004728.jpg?caw=800)
片桐) それで確かに乳首もある。フフッ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/58/88/j/o0480027113703004729.jpg?caw=800)
片桐) 本当に面白いです。硬いですよ!
作り方を、見てみましょう。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/fc/e2/j/o0480027013703005304.jpg?caw=800)
針金を、渦巻き状に曲げたら、
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/8a/32/j/o0480027013703004730.jpg?caw=800)
綿を丸めたち乳首をつけ、
ツンとした胸の形を作ります。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/65/04/j/o0480027113703004731.jpg?caw=800)
ガーゼと綿で包めば…出来上がり。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/5c/39/j/o0480027013703004995.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/58/8d/j/o0480027113703004996.jpg?caw=800)
片桐) でもなぜ、この、ブラジャーじゃ
なくて、パッドの作り方を、記事
にしたんでしょうね。
いす) そこがですね、
「暮しの手帖」の目の付けどころ!
**********
ご覧の映像は、少し後のものですが、戦後
初めてファッションショーが開かれたのは、
創刊号が出た年と同じ、1948年です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/38/c9/j/o0480027113703004997.jpg?caw=800)
それまで、もんぺ姿を余儀なくされて
いた女性たち。おしゃれな洋服への
憧れが、高まっていました。
ところが…洋服の下、ブラジャーに問題が。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/3b/20/j/o0480027113703005301.jpg?caw=800)
パッドが入っていないんです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/8f/45/j/o0480027113703005302.jpg?caw=800)
既製品も、手作りのものも、
当時は大抵そうでした。
だから、胸のラインが、言ってみれば、
いけてない、訳です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/fc/e2/j/o0480027013703005304.jpg?caw=800)
そこでこの雑誌は、身近な材料で
作るパッドを、提案しました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/8a/e9/j/o0480027113703005303.jpg?caw=800)
手持ちのブラジャーに、
パッドを組み合わせるだけで、
胸のラインが美しくなる。
この記事、好評だったそうですよ。
**********
いす) はいりさん。
創刊当時の、「暮しの手帖」の中で、
特に、女性に喜ばれたファッション
の記事が、あるんですよ。
それが、こちらです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/77/2a/j/o0480027013703009744.jpg?caw=800)
直線断ちで作る、洋服。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/b1/8a/j/o0480027113703009745.jpg?caw=800)
デザインは花森さん。
鎮子さんは、服を作ったり、
ご覧のように、モデルを務めたりしました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/5e/f3/j/o0480027113703009746.jpg?caw=800)
直線裁ちの記事は、創刊から、
10年間、毎号のように登場。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/5e/0b/j/o0480027113703009747.jpg?caw=800)
それだけ、好評を博した、という訳。
どんな服だったのか。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/18/31/j/o0480027113703010077.jpg?caw=800)
当時の誌面を基に、
実際に作ってみました。
**********
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/8b/55/j/o0480027113703010078.jpg?caw=800)
このワンピース、実は、
あるものをリメイクしたんですが、
分かりますか?
浴衣です。浴衣のリメイクなんです。
しかも、ほんの1時間ほど
でできるんですって。
1時間って、すごくないですか?
しかもしかも、
お裁縫の達人じゃなくても、
手縫いで簡単に作れちゃうんだそうです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/fb/86/j/o0480027113703010080.jpg?caw=800)
**********
今回、直線裁ちのワンピースを
再現してくれたのは、
デザイナーの、清松加奈子さんです。
シンプルなデザインが、魅力の方。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/2f/b1/j/o0480027113703010079.jpg?caw=800)
リメイクに使ったのは、まさに
創刊号が出た頃に作られた、
アンティークの浴衣です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/88/3f/j/o0480027113703012499.jpg?caw=800)
では、再現の様子、ご覧下さい。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/70/92/j/o0480027113703012500.jpg?caw=800)
まずは、浴衣の袖を大胆に
外していきます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/ef/9a/j/o0480027013703012501.jpg?caw=800)
続いて、襟も外します。
手で簡単に外れました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/c7/4b/j/o0480027113703012502.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/17/pikataa3/ff/6f/j/o0480027113703012850.jpg?caw=800)
ここまでで、15分です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/17/pikataa3/a2/7e/j/o0480027113703012849.jpg?caw=800)
あとは、襟や袖を外した所を
デザインに合わせて、直線縫いで整えます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/17/pikataa3/e1/d1/j/o0480027113703012851.jpg?caw=800)
それだけです。
清松) 波縫いをすることが、たぶん日常
だったと思うので、ホント、こんなん
で、洋服になるんだったら、ワクワ
クしながら、きっと、昔の、人たちも、
作ってたのかなと思うと、物を大切
にする気持ちっていうか、愛おしく
なる、感じが生まれてきます。
全ての作業が、1時間で終わりました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/17/pikataa3/a6/9c/j/o0480027113703012852.jpg?caw=800)
もう少し、細かい所を見てみましょう。
外した襟は、なんとベルトに。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/17/pikataa3/09/af/j/o0480027113703013095.jpg?caw=800)
ウエストをギュッと締めます。
袖は縫い合わせて、パフスリーブにします。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/17/pikataa3/4d/2b/j/o0480027113703013093.jpg?caw=800)
二の腕を、ほっそり見せてくれます。
ほかのデザインもお見せしましょう。
こちら、涼し気なワンピースは、
浴衣の前後を、逆にして縫いました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/17/pikataa3/50/a8/j/o0480027113703013094.jpg?caw=800)
こちらは、上半身のシルエットが
タイトになっていますが、
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/17/pikataa3/47/a2/j/o0480027013703013096.jpg?caw=800)
布を折って、ひだを寄せただけ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/17/pikataa3/82/e7/j/o0480027113703016241.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/17/pikataa3/aa/e5/j/o0480027113703016240.jpg?caw=800)
難しいテクニックは使っていません。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/17/pikataa3/1f/c1/j/o0480027113703016239.jpg?caw=800)
**********
いかがでしたか? 直線裁ち。
創刊号の記事で、
鎮子さんは、その魅力を、
こんなふうに書いています。
直線と体の曲線がデリケートにひびき合って、
あの美しく流れるような線が出て来る
創刊号より
清松) 無い中で生まれる物っていうか、
ゼロから作ることが、なかなか難
しい時代だったと思うので、浴衣
からっていう決まりもあるかもしれ
ないけど、そこから100も200もっ
てぐらい、デザインが生まれるっ
ていうのは、何か楽しいなって思
います。
**********
人々はまだ、食べていくのに
精一杯だった時代の雑誌。
ご覧のように、モデルを務めたりしました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/5e/f3/j/o0480027113703009746.jpg?caw=800)
直線裁ちの記事は、創刊から、
10年間、毎号のように登場。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/5e/0b/j/o0480027113703009747.jpg?caw=800)
それだけ、好評を博した、という訳。
どんな服だったのか。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/18/31/j/o0480027113703010077.jpg?caw=800)
当時の誌面を基に、
実際に作ってみました。
**********
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/8b/55/j/o0480027113703010078.jpg?caw=800)
このワンピース、実は、
あるものをリメイクしたんですが、
分かりますか?
浴衣です。浴衣のリメイクなんです。
しかも、ほんの1時間ほど
でできるんですって。
1時間って、すごくないですか?
しかもしかも、
お裁縫の達人じゃなくても、
手縫いで簡単に作れちゃうんだそうです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/fb/86/j/o0480027113703010080.jpg?caw=800)
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今回、直線裁ちのワンピースを
再現してくれたのは、
デザイナーの、清松加奈子さんです。
シンプルなデザインが、魅力の方。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/2f/b1/j/o0480027113703010079.jpg?caw=800)
リメイクに使ったのは、まさに
創刊号が出た頃に作られた、
アンティークの浴衣です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/88/3f/j/o0480027113703012499.jpg?caw=800)
では、再現の様子、ご覧下さい。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/70/92/j/o0480027113703012500.jpg?caw=800)
まずは、浴衣の袖を大胆に
外していきます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/ef/9a/j/o0480027013703012501.jpg?caw=800)
続いて、襟も外します。
手で簡単に外れました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/16/pikataa3/c7/4b/j/o0480027113703012502.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/17/pikataa3/ff/6f/j/o0480027113703012850.jpg?caw=800)
ここまでで、15分です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/17/pikataa3/a2/7e/j/o0480027113703012849.jpg?caw=800)
あとは、襟や袖を外した所を
デザインに合わせて、直線縫いで整えます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/17/pikataa3/e1/d1/j/o0480027113703012851.jpg?caw=800)
それだけです。
清松) 波縫いをすることが、たぶん日常
だったと思うので、ホント、こんなん
で、洋服になるんだったら、ワクワ
クしながら、きっと、昔の、人たちも、
作ってたのかなと思うと、物を大切
にする気持ちっていうか、愛おしく
なる、感じが生まれてきます。
全ての作業が、1時間で終わりました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/17/pikataa3/a6/9c/j/o0480027113703012852.jpg?caw=800)
もう少し、細かい所を見てみましょう。
外した襟は、なんとベルトに。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/17/pikataa3/09/af/j/o0480027113703013095.jpg?caw=800)
ウエストをギュッと締めます。
袖は縫い合わせて、パフスリーブにします。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/17/pikataa3/4d/2b/j/o0480027113703013093.jpg?caw=800)
二の腕を、ほっそり見せてくれます。
ほかのデザインもお見せしましょう。
こちら、涼し気なワンピースは、
浴衣の前後を、逆にして縫いました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/17/pikataa3/50/a8/j/o0480027113703013094.jpg?caw=800)
こちらは、上半身のシルエットが
タイトになっていますが、
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/17/pikataa3/47/a2/j/o0480027013703013096.jpg?caw=800)
布を折って、ひだを寄せただけ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/17/pikataa3/82/e7/j/o0480027113703016241.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/17/pikataa3/aa/e5/j/o0480027113703016240.jpg?caw=800)
難しいテクニックは使っていません。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160721/17/pikataa3/1f/c1/j/o0480027113703016239.jpg?caw=800)
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いかがでしたか? 直線裁ち。
創刊号の記事で、
鎮子さんは、その魅力を、
こんなふうに書いています。
直線と体の曲線がデリケートにひびき合って、
あの美しく流れるような線が出て来る
創刊号より
清松) 無い中で生まれる物っていうか、
ゼロから作ることが、なかなか難
しい時代だったと思うので、浴衣
からっていう決まりもあるかもしれ
ないけど、そこから100も200もっ
てぐらい、デザインが生まれるっ
ていうのは、何か楽しいなって思
います。
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人々はまだ、食べていくのに
精一杯だった時代の雑誌。
それなのに、少し、意外です。
読者から、最も支持を集めたのは、
直線裁ちという、ファッションの記事でした。
花森さんの言葉です。
かなしい明け暮れを過ごしているときこそ、
かなしい明け暮れを過ごしているときこそ、
きよらかな、おしゃれ心に灯をつけよう。
それこそ、私たちの、
明日の世界を作る力だと、言いたいのです。
それこそ、私たちの、
明日の世界を作る力だと、言いたいのです。
「スタイルブック」より 1946年
(2)~料理記事へのこだわりと鎮子さんのお宅訪問~
(3)~商品テストと「戦争中の暮しの記録」~
**********
朝ドラ「とと姉ちゃん」で、高畑充希さん演じる
主人公・「小橋常子」のモチーフになった女性、
編集者・大橋鎭子さん。出版業界内で伝説の
“天才編集者”とよばれている花森安治さんと
共に、雑誌『暮しの手帖』を立ち上げた方の生
き様や、仕事に取り組む姿勢が紹介した番組、
「『とと姉ちゃん』とあの雑誌」の、ご紹介です。
情報量が多いため、3回に分けてのご紹介と
なります。朝ドラの、小橋常子とは全くの別人
だという事が、この番組を観れば分かります。
モチーフとなった大橋鎮子さんは、とても魅力
的だし、花森安治さんも、2人がつくった雑誌、
「暮しの手帖」もどれだけ素晴らしい雑誌かが
よ~く分かります。ドラマでは、そのすごさが、
まったく伝わってこないのが本当に残念です。
私は「暮しの手帖」にはまったく興味がなかっ
たし、朝ドラでの大橋さんとは全く別人の常子
を見せられて、それに輪をかけて興味を失くし
ていたのだけれど…この番組を見て、「暮しの
手帖」を読んでみたいと、心から思いました…。
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朝ドラ「とと姉ちゃん」で、高畑充希さん演じる
主人公・「小橋常子」のモチーフになった女性、
編集者・大橋鎭子さん。出版業界内で伝説の
“天才編集者”とよばれている花森安治さんと
共に、雑誌『暮しの手帖』を立ち上げた方の生
き様や、仕事に取り組む姿勢が紹介した番組、
「『とと姉ちゃん』とあの雑誌」の、ご紹介です。
情報量が多いため、3回に分けてのご紹介と
なります。朝ドラの、小橋常子とは全くの別人
だという事が、この番組を観れば分かります。
モチーフとなった大橋鎮子さんは、とても魅力
的だし、花森安治さんも、2人がつくった雑誌、
「暮しの手帖」もどれだけ素晴らしい雑誌かが
よ~く分かります。ドラマでは、そのすごさが、
まったく伝わってこないのが本当に残念です。
私は「暮しの手帖」にはまったく興味がなかっ
たし、朝ドラでの大橋さんとは全く別人の常子
を見せられて、それに輪をかけて興味を失くし
ていたのだけれど…この番組を見て、「暮しの
手帖」を読んでみたいと、心から思いました…。