マンガ大賞 2013 「海街diary」 | 日々のダダ漏れ

日々のダダ漏れ

日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

何回も読んだマンガ ブログネタ:何回も読んだマンガ 参加中

何回も読んだマンガは、いろいろあるけれど、
ちょうど、「マンガ大賞2013」の大賞に決定し
た作品が、大好きな吉田秋生作「海街diary」
ということで、このマンガを何回も読んでいる
私としては、まずはこの作品を挙げようかと♪

どれを読んでも外れがない作家・吉田秋生の
作品の中でも、私が好きだったのは「河よりも
長くゆるやかに」。もちろん「BANANA FISH」
も印象深く、この作品の場合は、映画「スタン
ド・バイ・ミー」のリバーフェニックスで映画化
してほしかったという想いがずっと消えなくて。
「BANANA FISH」を思う時には、一緒にリバ
ーフェニックスを思い出してしまう私なのです。


そして、今回まんが大賞を受賞したのが・・・
「海街diary」 吉田秋生

しっかり者の長女・幸(さち)と酒好きで年下の
男に弱い次女・佳乃(よしの)、いつもマイペー
スな三女・千佳
(ちか)。鎌倉の祖母の残した
家で暮らしていた3人の
もとに、幼いころに別
れたきりだった父が残した“異母妹”
を迎える
ことになり・・・。海の見える町に暮らす姉妹達
織り成す清新でリアルな家族の絆の物語。

海街diary 1 「蝉時雨のやむ頃」
海街diary 2 「真昼の月」
海街diary 3 「陽のあたる坂道」
海街diary 4 「帰れないふたり」
海街diary 5 「群青」





複雑な家族関係なのだけれども、四姉妹が
ちゃんと支え合って、泣いたり笑ったりしなが
ら、すっとぼけた日常もありつつ、恋愛もあり、
病気や死、多感な思春期もある。誰もが通っ
た、眩しいほどに真っ直ぐで、真面目に悩む
少女・少年時代がなつかしく、それを見守る
大人のような気持ちになって、なんだかいつ
も泣けてきてしまう。そう
あってほしい関係が
そこにあって、そう
あってほしい想いがちゃん
と感じられて、
そういうことに、泣いてしまう。

真面目に生きている人たち。堅苦しい真面目
さというわけではなくて、なんていうか、人間
関係に対する
真面目さ、人を愛する、人を大
切にする、人との
関係を大切に想う真面目さ
が好きなんだと思う。
そんなことは当たり前
だといえば当たり前なんだけど、
それなりに
清濁あわせ飲む大人でもあるお姉ちゃん達
と、
まだこれからの、まっしろで、真っ直ぐな
すずの成長を見守る目、大切に思う関係が。

投げたいところにボールが投げられて、
けたいところに、ボールが飛んでくるような。
気持ちのあり様が、きっちりとあるべき場所
にある、そんな姉妹の世界が私は大好きな
んだと思う。
生きていることが好きになれる、
生きることに
真面目な人達が好きなんだと。

当然ながら映像化のオファーがあるようだけ
れど、上手に映像化したら、とても素敵な作
品になると思う。でも、実写なら演技が上手
な人に演じてもらいたいなあと。漫画で描か
れた、心の機微を演じられる人。良質なドラ
マにしてほしいなあと。本音は、漫画の世界
だけであってほしい。大好きな作品だから。


●小学館・吉田秋生のページ

「マンガ」関連ブログリスト
映画 「海街diary」


ランキングに参加しています。
ポチっとしていただけると、嬉しいです♪


にほんブログ村

★★★★

海街diary(うみまちダイアリー)5 群青 (flowers コミックス)/小学館
¥560
Amazon.co.jp
すずちゃんの鎌倉さんぽ―海街diary (フラワーコミックススペシャル)/小学館
¥880
Amazon.co.jp