昨日の記事の続きです。
初めての方は下の記事からお読み下さい。
今日はWISC-Ⅳの4つの群の最後、【処理速度】についてです。
【処理速度】の下位検査には《符号》《記号探し》《絵の抹消》
の3つがあり、そのうち《絵の抹消》が補助検査になります
が、ぴー助は3つ全て、受けています。
【処理速度】・・・視覚的な情報を事務的に、数多く、正確に
処理していく能力
《符号》・・・複数の簡単な記号から、例と同じ記号を見つける
課題。また、例を見ながら写す課題。
・単純な課題を早く正確に順番に処理する能力を測定
《記号探し》・・・それぞれの形の中に、それぞれ決められた
記号を書き込む課題
・記憶する能力を測定
《絵の抹消》・・・不規則、又は規則的に並んだ一連の絵を
見て、動物のみに素早くマークをつける課題
・効率的な視覚的スキャン能力(処理速度)、抑制能力を
測定
グラフで【処理速度】が低く出ていれば
・不器用で物事を素早く処理することが苦手
・同学年の子供と一緒に遊ぶことが苦手
ということになります。
わかりにくかったらすみません
これで私が調べた内容とぴー助の結果からまとめた、
WISC-Ⅳの解釈は終わりです。
今回ぴー助がとったWISC-Ⅳの下位検査で、一番低いのが《理解》の10で、一番
高いのが《語音整列》の18です。
ぴー助の下位検査の平均は14.3ぐらいです。
この自身の平均のプラスマイナス2ぐらいの中に、下位検査
の数字が入っていると、本人は生きづらさや苦しさを感じる
ことなく過ごしていけるそうです。
ぴー助の《理解》は自分の平均の4以上下です。
言葉で説明することが苦手なので、支援策として
①いろんな人と会話する機会をもち、経験を増やす
・特に本人のペースに合わせて話ができる、大人との会話
②できている部分を褒めて、自尊心を育てる
・能力に差があるため、他よりもできていない部分を責め
たり、強要するとストレスになり、苦手意識も強くなってしまう
ので、それぞれの分野で少しでも成長が見られれば、そこを
褒める
・もう少しでできそうな部分については、方法を一緒に考えた
り、アドバイスをしたりする。
と教えていただきました。
②に関してはどの群が低くても、あてはまる支援策だと思い
ます。
ぴー助の場合、①の会話を心がけていますが、会話の練習
になるようにしているのか、もしかしたら言葉で説明させよう
として、ぴー助を苦しめているんじゃないかと、時々ハッと
します。
間違った支援をしている可能性があるかもしれません。
それでも私はぴー助の親です。
間違っていれば軌道修正し、ぴー助に合った支援を見つけて
いきたいと思います。
このWISC-Ⅳの解釈の記事は、かなり内容や文体が、
堅苦しくなってしまいました。
次回の記事からはもう少し楽しく読んでいただけるように
くだけていこうと思います。
WISC-Ⅳの例題を以前は記事にしておりましたが、
悪用されかねないとのご指摘を受け、
削除させていただきました。