昨日の記事の続きです。
初めての方は下の記事から先にお読みください。
今日は【ワーキングメモリ】についてです。
【ワーキングメモリ】の下位検査は《数唱》《語音整列》
《算数》の3つで、このうち《算数》は補助検査なので、
ぴー助は受けていません。
【ワーキングメモリ】・・・注意を持続させて、聴覚的な情報を
正確に取り込み、記憶する能力を測定
《数唱》・・・聞いた数字を暗記して復唱する。又は、逆の順序
で言いなおす課題
・口頭での指示を正しく聞き取る能力
・記憶する能力
《語音整列》・・・聞いた数字と仮名を決まった順序で言い
なおす課題(数字は小さい数から、仮名はあいうえお順)
・注意の持続能力
・短期記憶能力
・記憶した事を頭の中で操作する能力
グラフで【ワーキングメモリ】が低くでていると、
・集中力がなかったり、持続する事が難しい
・聞き間違いが多かったり、暗算が苦手
ということになります。
わかりにくかったら、すみません
ぴー助は《数唱》《語音整列》ともに、とても数値が高く出て
います。
ですが、注意の持続能力が高いとか口頭での指示を正しく
聞きとっていると感じた事はありません
それどころか、全く集中力がなく、人の話を聞いて
いません。
これはWISC-Ⅳを受けた時の状況が、静かな部屋で、周りに
注意が逸れるようなものを置いていない、とても配慮された
空間で行われたからだと思います。
学校でもなんらかの形で、このような配慮や支援があれば、
子供の最大限の能力を引き出して、日々の活動ができる
のに・・・
ぴー助の結果がわかった時にそう思いました。
いつの日か発達に特異性のある子達、全てが最大限の
自分の能力が発揮できるような学校生活、日常生活を
送れるよう願ってやみません。
次回は【処理速度】についてです。
WISC-Ⅳの例題を以前、記事にしておりましたが、
悪用されかねないとのご指摘を受け、
削除させていただきました。