WISC-Ⅳの解釈3 【ワーキングメモリ】 | 不注意優勢型ADHDグレー時々夜尿症の子育て日記

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ADHDグレーの長男ぴー助
褒めて伸ばしたいけど、できない事が目につく毎日
ぴー助の笑顔を守る為、そして自立の為に今できる事を少しずつ!

昨日の記事の続きです。

初めての方は下の記事から先にお読みください。


WISC-Ⅳの解釈 【言語理解】


WISC-Ⅳの解釈2 【知覚推理】


今日は【ワーキングメモリ】についてです。


【ワーキングメモリ】の下位検査は《数唱》《語音整列》

《算数》の3つで、このうち《算数》は補助検査なので、

ぴー助は受けていません。


【ワーキングメモリ】・・・注意を持続させて、聴覚的な情報を

正確に取り込み、記憶する能力を測定


《数唱》・・・聞いた数字を暗記して復唱する。又は、逆の順序

言いなおす課題

・口頭での指示を正しく聞き取る能力

・記憶する能力



《語音整列》・・・聞いた数字と仮名を決まった順序で言い

なおす課題(数字は小さい数から、仮名はあいうえお順)

・注意の持続能力

・短期記憶能力

・記憶した事を頭の中で操作する能力



グラフで【ワーキングメモリ】が低くでていると、

・集中力がなかったり、持続する事が難しい

・聞き間違いが多かったり、暗算が苦手

ということになります。


わかりにくかったら、すみませんあせる


ぴー助は《数唱》《語音整列》ともに、とても数値が高く出て

います。


ですが、注意の持続能力が高いとか口頭での指示を正しく

聞きとっていると感じた事はありませんガーン


それどころか、全く集中力がなく、人の話を聞いて

いません


これはWISC-Ⅳを受けた時の状況が、静かな部屋で、周りに

注意が逸れるようなものを置いていない、とても配慮された

空間で行われたからだと思います。


学校でもなんらかの形で、このような配慮や支援があれば、

子供の最大限の能力を引き出して、日々の活動ができる

のに・・・


ぴー助の結果がわかった時にそう思いました。


いつの日か発達に特異性のある子達、全てが最大限の

自分の能力が発揮できるような学校生活、日常生活を

送れるよう願ってやみません。


次回は【処理速度】についてです。


WISC-Ⅳの例題を以前、記事にしておりましたが、

悪用されかねないとのご指摘を受け、

削除させていただきました。