写真の基本シリーズで、絞りについて。
前回、前々回と、露出補正、測光について書きましたが、
今回は、絞りについて。
露出補正の時にも書きましたが、
露出を決める大きな要素が、シャッタースピードと絞りです
当然、絞りは写真撮影にとって、大変重要な要素です。
写真に撮って、メインとなる被写体自身が
大事なのは言うまでもありませんが、
見ている人に、そのメインとなる被写体を
どう印象づけるか、どう見せるか、
も同じくらい重要です。
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メインとなる被写体を印象づけるために、
光を工夫したり、魅せるために、あえて、
メインの被写体を画面の中で小さくしたりもします。
その流れで、メインの被写体を際立たせるために、
バック(背景)の処理を考えることが
大切なことは言うまでもないですよね。
そのバックの処理の一つとして、
絞りを活用することが出来ます。
絞りを開放に近づければ、近づけるほど、
ピントが合っていない部分はぼけていきます。
簡単にいうと、絞りの数値F値が小さくなればなるほど、
バックがぼけていくのです。
逆に、絞りを絞れば絞るほど、
バックが明瞭になってきます。
もちろん、レンズの焦点距離により、
さらに、カメラと被写体との距離によって、
同じ絞りでもぼけ具合は変わってきますが・・・
そのぼけ具合で、写真の印象はがらりと変わります。
全く別の写真になるとすら言えるくらい、違いが出ます。
最近では、スマホで撮った写真ですら、
コンピューター処理で上手にぼけを作り上げることは
できますが、やはり、いいレンズでいいぼけ味を作った時とは、
できあがった写真の質は違います。
とはいっても、プロでもスマホで撮影することはたくさんありますので、
スマホの写真を否定するわけではありません。
少し昔のプロが使っていたデジタル一眼レフカメラよりも
今のスマホは画質がいいですからね~
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また、同じ焦点距離、同じ絞り、被写体との距離も同じにして撮影しても、
メーカーが違えば、ぼけ味がかわるのが現実です。
どのぼけ味がいいかは、その人ぞれぞれでしょうが、
確かに違うのです。
同じレンズで、完全にバックがぼけているように見えても
絞りによって、見比べれば、一つ一つのぼけの形が違うことがわかるでしょう。
開放にしないと、ぼけに「かど」があるんです。
これはなかなか難しいとは思いますが、
いいレンズの開放で撮影をしてみてください。
ぼけ味がやわらかく、暖かいは主観的な表現かもしれませんが、
できあがりはきれいです。
たくさん撮って、たくさん見ないと
違いがわかる人にしかわからないかもしれませんが、
違いがあることは覚えておいてくださいね。
ちょっと難しかったかもしれませんが、
絞りの仕組みについて書いただけでは、
そこらへんの撮影テクニックの本と一緒になってしまうので、
ややこしくなってしまいました。
難しすぎるとか、訳がわからないって感想でもいいので、
コメントなど待っています。
ご質問もいつでもどうぞ~
今後、取り上げて欲しい題材でも大歓迎です!!
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