<13 Sept Fri>

お天気良かったので、午後は動物園、夜はコンサートと充実した一日でした。動物園からWigmore Hallまで歩いたし。オペラハウス通いも忙しいですが、明日はなんと、同じオペラを昼夜観るダブルヘッダーガーン

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9月2日、4日、6日と三回観たフィガロの結婚についてはこちらで、4回目の10日は書かなくてもいいと思っていたのですが、スザンナ役のソプラノが病欠したので、代役のことだけ記録しておきます。
Siobhan Staggは去年7月(→こちら)にこの役やった人ですが、キュートな容姿とくるくる動く演技はスザンナ向き。降板した中国人ソプラノYing Fangの方が美声ですが、私はこちらの方がスザンナとしては好きです。
尚、今日のスザンナはYing Fangが回復して復活したようです。
 
ゲホゲホキャストの間で風邪が流行っていたらしく、この前はマルチェリーナのレベッカ・エヴァンスが一回降りたし(その後復帰)この日は折角の撮影してたのに、フィガロ役のルカ・ミキレッティも体調不良だったのは気の毒。絶好調であればまた凄い声量で迫力あっただろうに残念。不調でも充分上手だったのはさすがですが。
この日は出待ちもしました(→こちら)。 
 

 

このオペラ、テノール出ないし聞き飽きてるのに4回も行ったのは伯爵のヒュー君 Huw Montague Rendallが素敵だったのも大きな理由だったかも。彼は10月6日(日)午後3時にWigmore Hallで短くて値段の安いリサイタルをやるのですが、切符が沢山残ってるのは勿体ないですから、おヒマな方は行ってあげて下さい。

 

 

 

ブログ開始以来ROHで観たフィガロの結婚はこちら。

 

フィガロの結婚  2006年2月 Eシュロット、Dレシュマン、Gフィンリー、Mペルソン 
フィガロの結婚  2006年7月 Gフィンリー、Iバイヤクダリアン、Sイソコスキ、Kケテルセン 
フィガロの結婚 (リハーサル) 2008年6月 Bフリットリ、Pマッテイ、Iダルカンジェロ、Aクルツァック 
フィガロの結婚 2008年6/7月 Bフリットリ、Pマッテイ、Iダルカンジェロ、Aクルツァック、Aマレー 
フィガロの結婚 2010年6月  Eシュロット、中村恵理、Mキフィエチェン、Sイソコスキ、Aダッシュ 
フィガロの結婚 2012年2月 Iダルカンジェロ、Aクルチャク、Rウィリス・ソレンセン 
フィガロの結婚 2013年9、10月 Lピサローニ、Cマルトマン、Mベングソン、Lクロウ 
フィガロの結婚 2014年5月 Aエスポジート、Cティリング、Gフィンリー、Rエヴァンス、Aボニタティブス 
フィガロの結婚 2015年9月/10月 Eシュロット、Aハルティヒ、Kリンゼー、Sドゥゴー、Eデーン 
フィガロの結婚(歴代キャストの比較も)2019年7月 Sキーンリーサイド、Cゲルハーハー、Jクライター、KJキム(キムチリア/男)、Jハーヴィー

フィガロの結婚 2021年1月 R. Fassi、G. Semenzato,  GE. Alcántara, F. Lombardi, Hヒップ

フィガロの結婚 2023年7月 Mattia Olivieri、Siobhan Stagg、Stéphane Degout、Hrachuhí Bassénz、Anna Stéphany

<12th Sep Thus>

「寒いですね~」、というのが挨拶のロンドン。今日は夕方から出かけるのに薄いダウンジャケット着たけど、それでも寒かった。日本の皆さんがまだ暑さで苦しんでる時に、申し訳ない気持ちです。

ムスメ達が今日お引越し。不動産の売買は大変で、苦労の末にやっと引っ越せました・・。

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9月10日、フィガロの結婚の4回目(これで私は最後)に着物で行きました。友人から頂いて、初めて着ました。

肌寒い日だったけど、薄い黒の夏着物と赤い夏帯にしたのは、オペラを観てる時に客席が暑い日もあるからで、この日もこれでちょうど良かったです。

 

 

舞台横の安い席は脇が見切れるけど、近くで観られて最高。

 

日本人女子5人でステージドアへ。他にはほとんど誰もいなくてほぼ独占状態。

フィガロ(Luca Micheletti)夫妻。チャーミングな奥さんは着物でたしか2度会ったことがあるので私のことを覚えていてくれました。

伯爵夫人役のMaria Bengtsson、舞台ではドレス姿が素敵ですが、私服でも魅力的な輝く金髪北欧美女キラキラ

 

伯爵役のヒュー君(Huw Montague Rendall)。バリトンには興味ない私ですが、彼は別ラブ。太い声じゃないし演技上手だし、ルックスもチャーミング。来月と再来月にWigmore Hallで聴くのが楽しみ。

 

 

<11th Sep Wed>

昨日、ケイト妃が「癌治療のキーモセラピーが終わりました」という映像を出してくれて、珍しく夫婦でいちゃいついたり、子供達と戯れてるところを見せてくれましたが、元気そうで本当に良かったドキドキ

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9月7日と9日に椿柄の着物で二回行ったことは既にアップしましたが(→こちら)、今日はパフォーマンスの感想を。

 

 

一幕の終わりに短いカーテンコールがあり、ドレス姿のヴィオレッタの写真を撮るチャンスです。最後のカーテンコールは死に際で美しくないですから。

 

二幕の終わりにも短いカーテンコール。豪華なセットで(私の席からは肝心な天井が見切れるのですが)、時折このセットが登場すると拍手が起きることもあります。

 
しっちゅうやってるプロダクションですが(今年でたしか30周年)、さすがドル箱、また始まり、普段は閉鎖されてる舞台脇の安い席が出たので、つい複数回買ってしまいました。
 
今回のヴィオレッタのアイーダ・ガリフリーナは、2018年のディミトリ・ホロストフスキー追悼コンサート(→こちら))、2020年のラ・ボエームのムゼッタ(→こちら)、2022年のラ・ボエームのミミ(→こちら)で聴いてますが、いつもビジュアルが凄く良くて、美声ではないけれど充分に上手だし、とても魅力的なので期待は高かったですが、ビジュアルが最高だとお芝居も上手に見えるし、総合点では素晴らしいヴィオレッタでした。

 

アルフレード役のフランチェスコ・デムーロは小柄なので見掛けはぱっとしませんが、細くてまっすぐな声は好きなので、聞き惚れました。お父さん役のゲオルグ・ペテアンはまあ普通。

 

All That Dazzles  ★★★★★

 

Music Giuseppe Verdi/Libretto after Alexandre Dumas fils’ play La Dame aux Camélias

Francesco Maria Piave/Conductor Alexander Joel/Director Richard Eyre/Designer Bob Crowley/Lighting designer Jean Kalman/Director of movement Jane Gibson

 

Violetta Valéry Aida Garifullina

Alfredo Germont Francesco Demuro

Giorgio Germont George Petean

Doctor Grenvil Barnaby Rea

Annina Veena Akama-Makia

Flora Bervoix Jingwen Cai

Baron Douphol Grisha Martirosyan

Gastone de Letorières Ryan Vaughan Davies

Marquis D'Obigny Ossian Huskinson

Giuseppe Andrew Macnair

 

 

 

指揮者のアレクサンダー・ジョエルはビリー・ジョエルの腹違いの兄弟(たしか弟)。以前指揮したのも見たことがありますが、顔がそっくり。

 

 

 

もう一つチームがあり、ヴィオレッタは不快な声のソプラノなので迷ったのですが、他の人たちが聴きたいので行くことにしました。アイーダちゃん組はもう二回。

<9th Sept Mon>

ヴェルディの椿姫がROHで始まり、まず7日初日と今日の2回、着物で行って参りました。

あと2回行く予定で、そんなに観なくてもいいのですが、椿柄の着物を着るチャンスなので頑張ります。

両方とも、特に気に入ったわけではないけど柄が椿というだけの理由で買ったリサイクル着物。

あ、でも、日本語だと椿姫ですが、オペラの題名であるLa Traviataは「堕ちた女」と言う意味で、一応椿の花もちょっと出てきますが、こちらの人には私のこだわりはわかってもらえないでしょう。

 

7日は真っ赤な単衣の小紋。オペラにこじつけて椿柄を着るという理由がなければとてもこの年で着られるものではありませんよ。帯は普通に締めると柄がしつこいので、裏側出してます。

 

お仲間がいて嬉しいです。涼しげな紫陽花の単衣のKさんとは時々着物でご一緒してます。

サイズが小さい着物なので腕がにょきっと出ちゃいました。

舞台脇の安い席が買えたので何度も行けるわけです。

 

今日(9日)は椿が下にいく程大きくなる単衣の付け下げ。全身で見ないと良さがわかりません。

帯は夏献上。

 

 

二日前と同じ席。

 

あと2回行くのですが、どの椿にしようかなあ。帯もあるでよ。

 

頑張ったおかげで、今年の着物お出掛けは40回を超えました爆笑(まとめは→こちら

 

<8th Sep Sun>

昨夜は深夜2時頃に雷雨でピカピカゴロゴロ雷。その時間はまだ起きてる私、滅多にないことで興奮アップ

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モーツァルトの有名オペラの中でフィガロの結婚は主な登場人物にテノールがいなくて楽しみが少ない上に聞き飽きてるのですが(去年もやったし)、今回舞台脇の安い席が運良く買えたので4回分買ってしまいました。着物を着る良い機会でもあるからですが、9月2日、4日、6日と初日から3回行ったところで感想を。写真は2日に右側から、4日に左側から。

 

内容についてはブログを始めて間もない2006年に新プロダクションだった時に張り切って書いた記事をご覧下さいですが(→こちら)、マクヴィッカーのプロダクションは奇をてらわないし美しいので好きですが、去年に続き、マクヴィッカーがてこ入れに来てました。

 

初日はマクヴィッカーが登場。

 

バリトンには惹かれないですが伯爵役のヒュー君Huw Montague Rendall)は大好きで、コメディ演技が上手な彼の魔笛の2021年のパパゲーノはすごく良かったし(→こちら)、一昨年はグラインドボーンでドン・パスクァーレ(→こちら)も面白かったです。来月と再来月Wigmore Hallで聴くのが楽しみ。30才の長身イケメンのイギリス人で最近発アルバムも出し活躍が期待されますが、両親ともオペラ歌手でテノールのお父さんは知りませんが、私と同じ年のお母さんはダイアナ・モンタビューで、ROHではロメジュリ、オネーギン、ファウストの主にお母さん役、一昨年ガーシントン・オペラのオルフェオにも出てました。

 

フィガロのルカ・ミケレッティはなんと博士号を持つイタリア人で、ギャンブル好きなチャラ男である召使フィガロをやるには渋い二枚目である容貌もふるまいも知性がダダ漏れのルカさんが理想的とは思えないのですが、声量もすごいし俳優さんだったのでそりゃ演技も上手で、全ての面で立派過ぎるフィガロ。

 

スザンナ役の中国人ソプラノYing Fangは長身でエレガントで歌も上手なので文句ないですが、明るい女中キャラなんだからもう少し大袈裟に演じて欲しかったです。

 

伯爵夫人のMaria Bengtssonは代役でしたが、金髪のスェーデン美人で、少しくぐもった声も素敵だったし、すらっとしたドレス姿も優雅な振舞いも美しくて、ヒュー君とは見目麗しい夫婦でした。

 

いたずら少年ぶりが上手なGinger Costa-Jacksonは三姉妹ともオペラ歌手だそうで、Marina Costa-Jacksonは11月のホフマン物語のジュリエッタ役。

 

 

Music Wolfgang Amadeus Mozart/Libretto after La Folle Journée, ou Le Mariage de Figaro by Pierre-Augustin Caron de Beaumarchais Lorenzo da Ponte/Conductor Julia Jones/Director David McVicar/Designer Tanya McCallin/Lighting designer Paule Constable/Movement director Leah Hausman

 

Figaro Luca Micheletti

Susanna Ying Fang

Count Almaviva Huw Montague Rendall

Countess Almaviva Maria Bengtsson replaces Jacquelyn Stucker

Cherubino Ginger Costa-Jackson

Bartolo Peter Kálmán

Marcellina Rebecca Evans (6日は病欠で代役はHelene Schneiderman

Don Basilio Adrian Thompson

Antonio Jeremy White

Don Curzio Alasdair Elliott

Barbarina Isabela Díaz