<29th January Sun evening>

ROHのモーツァルト三昧がはじまる前に椿姫記事を全て終えることができました。これで心置きなくコジることができます。長々しつこく続いた椿姫に付き合って、お互い疲れましたよね~

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椿姫さんは、このROHのトラヴィアータを一体何度観たんですか?


そうねえ、この11年くらいで軽く20回は越してると思うけど、さすがに30回には達してないと思うわ。


ってところですが、同じプロダクションを軽く20回以上観てるオペラは他にはないと思うし(もしかしたらラ・ボエームはそうかも)、ROHのドル箱で公演回数自体も最多の筈。


2006年までの歌手の品定めはすでに済んでますが(→ヴィオレッタアルフレードジェルモン )、今までに聴いた歌手を全て採点するとどえらいことになってしまうわけで、今日はとりあえず今回8回観た主役歌手3人だけに絞って順位付けしてみます。


行ったのは、

10月3日(ポプラフスカヤ、ヴェレンティ、ヌッチ)、10月19日((ポプラフスカヤ、ヴェレンティ、ホロストフスキー)、12月6日(ペレス、ベチャラ、キーンリーサイド)、12月20日(ペレス、ベチャラ、キーンリーサイド)、1月17日(ヤホ、コステロ、ガヴァネリ)、1月20日(ペレス、コステロ、ガヴァネリ)、1月23日(ボブロ、グリゴーロ、ガヴァネリ)、1月25日(ボブロ、カストロノーヴォ、ガヴァネリ)で、


キャンセルされたのは、

したのはネトレプコが1月17日と20日、グリゴーロが1月25日、ヤホが1月23日と25日。1月20日にはネトコの代役になったヤホが倒れてペレスが代々役になったこともありましたが、もうややこしくてわかんないでしょ?ショック!


カメラカーテンコールは短い上に暗いし、動画も狙わなくちゃいけないので良い写真が少ないんですが、その中でもベストな写真を私が気に入った順に並べてみましょう。


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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン) 王冠1    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン) 宝石赤

                                          


ヴィオレッタは、


王冠1ベルナルダ・ボブロの張りのある軽やかな美声は今回の代役劇の大ヒット。演技はまだまだだけど。


宝石赤アイリーン・ペレスは、歌唱力ではヤホと同位ながら、可憐さで勝ち。急遽コステロ君との夫婦共演が実現したのも代役劇でのラッキーイベント。


口紅エルモネラ・ヤホの全身全霊の熱演は感涙。演技賞は差し上げるけど、最後の死ぬ場面の迫力は凄過ぎる。


うんちマリーナ・ポプラフスカヤの不快な声はなにを歌ってもペケだけど、いつも以上の荒っぽさで大ペケ。お願いだからこの役では(どの役でも)、もう出ないで!


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン) 口紅    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン) うんち

                                            
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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)  王冠1     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン) 宝石ブルー
                                             


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン) ジーンズ     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン) レンチ

                                           


アルフレードは、

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


王冠1そりゃ当然今をときめくヴィットリオ・グリゴーロが一番に全ての面で決まってるけど、風邪ひいて一回しか出てくれなかったことは恨んじゃう。


宝石ブルー動き回る熱血グリゴーロとは対極ののんびり構えたスティーヴン・コステロ、それも個性だし声が好きなので2位。


ジーンズピョートル・ベチャラは、甘ったれ坊ちゃん役には老けてて立派過ぎるし華がないけど、歌は当然ソツなく上手。


レンチチャールズ・カストロノーヴォは、今まででは一番ましだったけど、バリトンっぽい声は私には魅力なし。コジには出てくれなくてもいいから。

                                                          トイレ

トイレジェームス・ヴァレンティは、こないだファウストの代役で見直したし、先回の椿姫でレベカ嬢とは美男美女カップルでなかなか良かったけど、今回の相手ポプラフスカヤとはケミストリーもゼロだし、損したね。


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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン) 王冠1     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン) 宝石ブルー

                                                   

ジェルモン・パパは、


そもそもバリトンには惹かれない私、特にこの役はアリアも聴き飽きてつまんないので、DVDだったら早送りするところ、あくびしながら聴かなくちゃならないのは辛いけど、


王冠1レオ・ヌッチはなぜか愛してるので、このチームは彼だけが目的。素のままで大袈裟な演技はしないのに貫禄と品位が滲み出て、さすが。でも、体調崩してキャンセルした代役にホロが出てきちゃって迷惑蒙ったわよ。


宝石ブルー50歳は過ぎてるけど若々し過ぎるサイモン・キーンリーサイドは杖つきながらよぼよぼ爺さんを懸命に演じて健闘賞。こんな役しなくてもいいから、もうすぐはじまるフィガロの結婚のスケベ伯爵役で待ってたのに、病気で全てキャンセルってあんまりだ。


ロボット銀髪だけどパパには若くてダンディ過ぎるディミトリ・ホロスフスキーは、老けた演技などしようともせず、そのままで通すところが大物、というかどんな役やってもホロ自身だもんね。なにもこんなちょい役で代役買って出なくてもよかったのに。


うんちパウロ・ガヴァネリのまろやかな、と言えば聞こえはいいけど輪郭のないぼけた声が嫌いなのに、蔓延してたインフルエンザにもかからず皆勤賞だなんて、4回も我慢しなくちゃならない私の身にもなって下さいよね。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン) ロボット    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン) うんち                                       


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以上、要するに、観る前からわかってたような結果になったわけですが、

がま口財布でも、8回も行って、散財したんじゃないの?


いえいえ、いつも狙う13ポンドの席でラッキーなことに手配できたので合計100ポンドちょっとで済み、ありがたいことでございます。たくさんの知人の分もゲットできて、椿姫お節介エージェンシーの株も上がった筈ドリル


さあ、椿姫が終わったら、モーツァルト/ダ・ポンテ漬けのはじまりで、明日明後日はコジとドンジョバンニ。


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