ペペロンチーノのひとりごつ -4ページ目

勝手にプレミアムフライデーその4 そして本当の旅へ

約1ヶ月に渡って実施してきた勝手にプレミアムフライデーシリーズ。
食事や展覧会(勝手にプレミアムフライデー)、野球観戦(勝手にプレミアムフライデー2)、ライブ(勝手にプレミアムフライデーその3。そしてサタデー。勝手に開会式)。8月16日(金)は本谷有希子の舞台を鑑賞するなど、この夏散々遊んできました。

本谷有希子の舞台はSNS中毒を揶揄(?)した「本当の旅」という芝居だったんですが、突如我が家の夫婦も思い立って、写真もろくに撮らない「本当の旅」に出掛けました。金沢・富山1泊2日。北陸新幹線に乗ってみたかったんだよぉ。

以下、特に旅行記をしたためる気もなく、ただ見て感じたことを備忘録的に羅列。(最近、長い文章を書くのも面倒くさい)

8月26日(月)。もはやフライデー関係ない。
北陸新幹線「かがやき」。東京を出発したら、停車駅は上野、大宮、長野、富山でもう終点金沢。東京・上野からわずか4,5駅。西日暮里辺りと一緒。

車窓から見える長野の景色。空と山が近い。

泉鏡花記念館。泉鏡花の生家跡らしい。
鈴木清順の映画『陽炎座』の原作が泉鏡花のどの作品(の寄せ集め)なのか私は長らく知らなかったが、展示(変な人形劇)を見ていて「春昼」という短編がベースじゃないかと気付いた。ネットで調べたら「春昼」「春昼後刻」が筋のメイン、劇中劇が「陽炎座」、エピソードは「艶書」「星の歌舞伎」「酸漿」などから抜粋しているらしい。何でもネットで分かる世の中。ただ、1981年の映画なのにネット上の原作情報の最古は2015年(私調べ)。Wikipediaにも載ってないし、まだ世間に知られてはいないのだろう。

金沢城跡の石垣

石垣の積み方が途中で変わっているのが面白い。
実は切石を積んでいる城は、江戸城や大阪城、名古屋城など江戸時代に入った大手(?)の城ばかり。つまり切石の石垣は時代(技術進化)と権力の象徴。一部とはいえ切石が比較的多いことから、加賀百万石は羽振りがよかったことをうかがわせる。

金沢駅がなんだか大変なことになってた。京都駅みたいになってた。

そういや京都駅は出来てすぐにガメラに壊されてたな。

やたらアパホテルがある。右を見ても左を見てもアパホテルがある。
どうやらアパホテルのホームグラウンドらしい。泊まらなかったけど。

ひゃくまんさん

 

柳宗理記念デザイン研究所。(正確には休館だったので翌日訪問)
金沢美術工芸大学の施設らしい。
デザインは社会問題。機能性とデザインは両立されるべき。

浅野川と犀川という2つの川に挟まれ、城を中心とした典型的な城下町。
加賀百万石。防衛にも生活用水にも恵まれた地形だったのだろう。
茶屋街は川沿い。寺院群は川の外。神社は主に川の内側。

川が南から北へ流れていることに慣れない。

金沢といえば金箔。金箔のエイヒレと地酒。


舗装工事が行き届いていない道路が多い。


大和(だいわ)というのが地元の百貨店。
百貨店苦難の時代、独立系は厳しいだろうに。

のどぐろ美味かった。

翌27日(火)。
IRいしかわ鉄道、あいの風とやま鉄道(実は乗り入れで1本)で金沢から富山へ移動。

富山の方が金沢より活気あるように見える。アーケード商店街も多い(雨が多いらしい)。
逆に言えば、金沢は景観を守るための規制があるのかもしれない。面倒だから調べないけど。

みうらじゅんフェス!マイブームの全貌展 MJ'S FES in 富山

MJの「マイ遺品」を生前に展示する会。

 

ご存知「アウトドア般若心経」

写真撮影OKで全点バシャバシャ写真撮ってる人もいたけど、あれって本当に楽しんでるんだろうか?



行ったなぁ、郷土LOVE東京ドーム2Days。もう2004年か。
ちなみにこの時に「世界の中心で、愛をさけぶ」(映画が同年5月公開。このイベントは6月5,6日)をMJが初めて「セカチュー」と呼んだ。MJは「ゆるキャラ」「マイブーム」「シベ超」などの名付け親として知られるが、おそらく「セカチュー」もMJである。本当は「ピカチュー」のパロディーだったんだけどね。実際、東宝は「セカチュー」などとは一言も呼んでおらず(“世界の中心で”とか“愛を叫ぶ”とかを略称として推していた)、MJが「セカチュー」と言った時に郷土LOVEの会場がドッと笑ったことを鮮明に覚えている。これもWikipediaに載ってない情報。


山岳戦隊テングレンジャー。郷土LOVEの前年、後楽園で行われた第一回ゆるキャラショーの前座だった。雨降る中、見に行ってたよ。

富山市民プラザという場所で開催されていたのだが、なんだか不自由展みたいに市民からのクレームで中止にならなくてよかったな。

 

白エビ美味かった。

勝手にプレミアムフライデーその3。そしてサタデー。勝手に開会式

ちっとも普及しないプレミアムフライデーを嘲笑しながら勝手に楽しむ今夏の企画も3週目。

8月9日(金)は寿司食ってきた。高級寿司。2ヶ月先まで予約いっぱいのお店。毎月のように通ってる常連店だけどね。贅沢しましたよ。まさにプレミアム。

 

ついでに、とうとうフライデーを超えてサタデーに突入。

前週の3日(土)、ももクロのライブに行きました。西武球場。今の名前はメットライフドーム。

このライブ、「MomocloMania2019 -ROAD TO 2020- 史上最大のプレ開会式」というタイトルで、2020年に東京で開催される例の世界的スポーツ大会(であろう)のプレ開会式を勝手にやるというもの。私も勝手にプレミアムフライデーを楽しんでいるし、世の中勝手に楽しんだ者が勝ちなんですよ。

詳細はネット(ナタリー)に出てるので勝手に省略。プレミアム・サタデー。

 

楽しかったんですけどね、いろいろ思うこともあり、ちょっと切なくもある。

 

私はモノノフというほどではないももクロファンで、一時期ほど熱狂的でないにせよ、アルバムが出れば買うくらいの付き合いは続けてるんです。例えば10周年だった昨年は、東京スカイツリーの展示を見に行く程度にはね(ソラクロ祭 ももクロ in トーキョースカイツリー)。

2015年の主演映画『幕が上がる』のコメントで熱く語っていますが、その直前、2012年の紅白出場から2014年の国立競技場辺りがももクロ人気のピークだったし、私の熱もピークだったことは否めません。

オリンピック改修前の国立競技場での伝説からもう5年ですよ。最年少あーりんももう22歳。れにちゃんに至っては26歳ですよ。昨年のももいろクリスマスで「もうミライボウルとか歳じゃないのよ」とあーりんが言ったのも無理もない。あの元気少女達は、今や素敵な女性なのです。

 

歳とったからダメだって話じゃないんです。

彼女達も成長している。私も年齢を経て変化が起きている。時代も変わってきている。

「定点観測はできない」という話なのです。

 

もうあの頃には戻れない。でも多くのファンはあの頃のノリを求めている。

でもどこかで大人の女性(の歌)への転換が必要になっている。実際、昨年の「青春ツアー」はDVDで見る限り、落ち着いた大人っぽい歌い方をしているんです。

 

もしかするとももクロにとって今が一番つらい時期で、もっとオバサンになっちゃえば若い頃の曲を歌って逆に盛り上がるんじゃないかな。松田聖子やピンクレディーみたいに。

 

アイドルの時代論もあって、AKBシリーズと坂道シリーズは似ているようで明らかに違うとかね。ももクロもそうだけどAKBなんかは「ドキュメンタリー」アイドルであり、坂道シリーズは「清楚系」であったり「演劇的」であったり、むしろドキュメンタリー性や個性的からは遠い所にある。

これを語りだすと長くなるから書かないけどね。

 

勝手にプレミアムフライデー2

ちっとも普及しないプレミアムフライデーを勝手に楽しむシリーズ。
先週のホテルランチ&国立映画アーカイブに続き、8月2日(金)は神宮球場スワローズvsドラゴンズ。2年ぶりの神宮球場。チケットもらっただけだったんだけどね。
偶然、生ビール半額デーだった。お得お得。「特製カップ」の体で実は通常よりサイズ小さいけどな。

あと、8月に入ったところだったので、花火があった。



神宮球場のすぐ隣は建設中の国立競技場でね。写真撮らなかったけど。
なんかね、だいぶ広くなったんですよ。だいぶ球場に近い気がする。写真撮らなかったけど。

そんなこんなで日本青年館も移転して新築されていてね、日本青年館ホテルでお茶したんだけど、窓から球場が見下ろせたよ。ま、窓際の席は予約でいっぱいだったけどね。
てゆーかさあ、「青年」って時代を感じる日本語だよね。んー、「日本青年館」。時代錯誤な言葉だな。

私はプレミアムフライデーとか官中心のブーム牽引は常に「失敗しろ!」と嘲笑っているのですが、その最たる例が東京オリンピックで、心の底から失敗すればいいと思ってるんですね。
何が一番気に入らないって、国立競技場建設に便乗して体育協会(2018年に日本スポーツ協会に改称)が立派な建物を作ったんですよ。これが何億だったかな?忘れたけど、結構な金使ってるのね。それが東京オリンピックの予算で作られている。もはやこの体協とJOCは別組織なので、何でオリンピックだからって体協がビル建ててるんだか意味分かんない。東京に税金払ったってこんなことに浪費されるんだから、ふるさと納税で全国にばらまいた方がナンボかマシ。いま一番ペンキでいたずら書きしたいクソ建物。

NHK『いだてん』で嘉納治五郎(役所広司)が作った体協。2代目会長岸清一(岩松了)の銅像が建物の入口にあったよ。岩松了に似てたよ。それが一番面白かった。