- 以前東大脳の作り方という本を紹介したが、どうもこの本が最初に東大脳という言葉を作ったらしい。
- 中本 千晶
- 「東大脳」の作り方と使い方
筆者は地方の高校から東大法学部に入学し、その後、リクルートに入社、現在ではフリーのライターをしている。
東大脳というのは、どうも、リクルートで言われたことに起因していると思われる。
東大の悪いところも正直に書いてあり、好感が持てる。
東大には創造性がない、できて当たり前と見られ、できないと、「東大のくせに」などど批判される。
と筆者は書いているのだが、今ではどうなのだろう?
社会全体がそれほど東大ということに注目していないのではなかろうか?
ますます実力主義の傾向が強くなっていると私は感じている。
特に企業では、成果主義の人事考課が当たり前になってきていて、学歴があっても成果が出ていないと出世しにくい仕組みになっていると思う。
もっとも、弁理士の世界で学歴がどのように扱われているのははよくわからない。
クライアントから見たら東大卒の弁理士が大勢いる方が少し安心するのかも知れない。
そうした効果はあると思うが、弁理士の選び方は結局はその人個人の実力が大きいだろう。
大手の事務所でも弁理士によって明細書のできは全く異なる。
そして、弁理士事務所ではそれほど均一に品質管理ができているとも思えない。
また、個人の能力もそのバックグラウンドにより全く異なる。
そして、長くやっているからいい明細書が書けるとも限らない。
そういう意味では、実際に依頼してみて明細書を見てから判断する必要があるだろう。
すぐに見つかる弁理士に過大な期待をするよりも、優秀な弁理士を探すのが優れた特許戦略とも言えようか。