旧年中はお読みいただきありがとうございました。
本年も参考になる記事を書いていく予定ですので今年もよろしくお願い申し上げます。
なお、以下のブログでも多くの記事を書いております。
こちらのブログもよろしくお願い致します。
特許出願に関するブログ
このところ、あまりこのブログを更新していませんでしたが、別にワードプレスブログも作成しています。こちらはかなり頻繁に更新しているので是非ご覧下さい。
こちらのブログでは、特許出願を弁理士や特許事務所に依頼する際に注意すべき点を中心に書いてます。
また、最新の特許訴訟(裁判例)のニュースや、審査基準、拒絶理由への対応策、特許明細書の書き方、激安特許出願、プレミア特許出願等盛りだくさんの記事を書いています。
特許明細書のひな形も無料で配布しています。
ぜひお立ち寄り下さい。
発明をする場合、それに先立って発見をすることも多いです。その発見に基づく原理を応用した新製品を開発するような場合です。
そして、その発見は、研究アイデアから始まります。
つまり、何か、論文を読んだり、人の発表を聞いたりしてヒントを得て、新しい研究テーマを考えます。
そしてその仮説を証明する実験計画を立てます。
それにしたがって研究をして、仮説どおりだったら、大発見になることもあります。
しかし、それが外れた場合でも、実はもっと大きな発見につながることもあります。失敗実験から田中耕一さん(島津製作所フェロー)はタンパク質の構造解析のMSを発明しました。通常よりも高濃度の溶液を使ったらうまくタンパク質が飛ぶようになったそうです。
そういう意味で、研究計画と仮説が当たっても外れても発見、発明のチャンスはありえます。
アイデア発想、発明、発見の出てくる過程を研究し、より効率よく優れた発明、発見が出てくるようにできれば、と考えています。
発明・発見・アイデアに興味のある方は下のFacebookページの「いいね!」を押してくだされば研究会に参加することができます。(押さなくても見ることはできます)
いずれ、リアルでの交流会もやる予定です。
ちょっと思うところがあって、コーチング希望者を募集します。
コーチングとは、目標達成に役立つテクニックです。コーチが質問をして、受講生がそれに答えることで受講生自分の中に眠っている回答を引き出します。コンサルティングと異なり、自分の回答なので、整合性があり、納得できる解決ができます。
コーチングを活用することで以下のようなことが可能になります。
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等々どんな目標達成にも使えます。
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私は弁理士ですが、マイケル・ボルダックの認定コーチでもあります。
中小企業の経営者様等で悩みやフラストレーションがある方は是非ご応募下さい。コーチングの中で解決策が見つかるかも知れません。
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毎月10人程度、最終的には100人の無料コーチングを行おうと思っています。
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ただ、多忙になると途中で中止する可能性もあります。
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昨日、一昨日と北海道の酪農学園大学で研究者のための知財セミナーを行った。
初日はセミナーで約20名程度が参加していた。
2日目は演習ということで、初日に参加していた学生が初日が難しすぎたようで、かなり減り、2日目は10名程度だった。
その分、かなり濃い内容が演習で話せたと思っている。
セミナーで演習形式は初めてだったので最後まで何をどうするか、迷ったが、何とか自分なりの構成を作り上げることができた。自分ではかなりいい内容だったと思うが、参加者の評価はどうかはまだわからない。
このとき、私の得意な戦略マーケティング演習も入れようかと計画したのだが、よく考えると、ライバル会社とかも来ている可能性もあり、今の開発商品のマーケティング演習はできないので今回はマーケティング演習は解説だけにした。
特許とマーケティングの関係は明確なのだが、それはいずれセミナーでもやろうと思っている。
酪農学園大学は獣医学部が1学年120名もいて日本でも最大の人数だそうだ。だから、東京等関東からも定員の50%位がくるという。キャンパスも後楽園球場28個分、40万坪の広大な敷地で3学部(獣医、酪農、環境システム学部)なので、1人あたりの面積は日本でもトップクラスだろう。全体の面積ではさすがに北大よりは小さいそうだが。
今日北海道から帰ってきたが、帰りの飛行機は修学旅行生も乗るということでかなり混雑していた。
今回は夜も2晩ともしっかり飲んで楽しい出張だった。いつもはセミナー出張で飲むことはあまりないので発明協会の担当者の心配りに感謝したい。
来週は研究者のための知的財産セミナーを北海道の酪農学園大学でやることになっている。
http://www.hkd.meti.go.jp/hokip/h22kenkyusya/ebetsu.pdf
食品加工等の特許の講義と演習をやる予定である。
これまで、製薬企業関係のセミナーとか、弁護士、公認会計士向けのバイオ知財セミナー、農水省関係のセミナー、大学関係のセミナー等を行ってきたが、すべて講義形式だった。
だから演習というのは最初になる。
特許の請求項を書いたり、マーケティング戦略演習をしようかと考えている。
特許と経営戦略、マーケティング戦略の両方の専門家は少ないと思う。私のいた会社の知財部は出願は弁理士事務所に依頼していたので、そのチェックと、戦略部分を会社の知財部でやっていた。
しかし、会社知財部が事業部戦略を全て把握できるというわけではなく、事業部でも事業部内部のみで他部署には言いたくないようなこともある。
すると、知財部員と言えども全ての事業部の情報を知られるわけではない。
その場合にはその事業の戦略が不明なわけだから知財戦略も立てにくい。ブラックボックスを残したまま知財戦略を作らざるを得ない。
そういう意味で会社の知財部であっても戦略経営と知財戦略を融合させて競争優位を獲得することはかなり難しい。
外部の特許事務所が、企業の将来の商品開発戦略まで把握すべきかは会社の考え方にもよるだろう。
それでも、事業戦略まで考慮して知財戦略を構築し、出願全体を任せたい、という企業もある。企業の事業全体像を理解できれば、知財戦略もより完全なものになる。研究開発戦略や製品戦略と知財戦略、出願戦略を整合するように構築することで、より戦略的な事業保護が可能になる。
弁理士としても、そういう戦略知財、戦略法務のニーズに耐えられるよう、スキルアップに努めるする必要があると思っている。