罪悪感を手放すということー強制収容所の所長と収容されていたユダヤ人男性との世紀を越えた対話8 | 女性の精神科医による前世療法。ホリスティック・ヒーリングを用いた女性のリーダーシップ育成と治療。女性医師のための心と体のケア。

女性の精神科医による前世療法。ホリスティック・ヒーリングを用いた女性のリーダーシップ育成と治療。女性医師のための心と体のケア。

Riverside Mental Clinic in Tokyo, Japan. Led by Ai Suzuki, MD, MPH, Ph.D, a psychiatrist. Specialized in coaching on women's leadership and treatment by past life therapy and Spiritual Guidance-Based Sessions. Mind-body care for female medical doctors.

皆様、こんにちは。

一昨日のブログでは、名古屋でヒプノセラピストとして活躍される紫紋かつ恵さんと私が、前世の強制収容所の所長とそこに収容されていた30代のユダヤ人男性の囚人として対話を行ったことをお伝えさせていただきました。所長が囚人の体験を理解し謝罪をされ、囚人であったユダヤ人男性が所長の苦しみを理解し許したとき、所長と囚人の間の立場の格差が消え、人と人との平等な関係を感じたことをお話させていただきました。


今日はその続きです。


私の中に強い思いがわき上がりました。前世療法で知られるブライアン・ワイス先生は、このような場ではどんなに変だと思うことであっても、相手にとって大切なメッセージを含んでいることがあるため、浮かんだことを全て相手に伝えなさい、と仰います。ですので、私は浮かんだ思いをそのまま伝えることにしました。口をついて出てきた言葉は、まず、

「あなたは最善を尽くしました。あれ以上は無理でした。もし囚人にあれ以上思いをかけたらあなたの家族まで大変なことになっていた。同僚でも殺された人がいましたよね」

紫紋さんは当時の記憶をたどり「はい。同僚が殺されたと知らされても、強い感情がわき上がるのですが、それを無理やり押し殺していました」と話されました。

続けて出た言葉は「誰にも相談できず、あなたは人としての倫理的な葛藤にがんじがらめになっていました。ものすごく苦しかったと思いますよ。

そんな中で、あなたのしたことは最善です。あなたが時折増やしてくれたキャベツに囚人達は気がついていましたよ」でした。

紫紋さんは俯き、声を絞り出して

「これ以上できることはなかった、と誰かに言ってほしかったんだと思います。。。」
と仰いました。このレベルの苦悩が、生きる上では存在します。私は紫紋さんが生き抜いてきた人生を慮りました。

さらに私の中に湧き上がってきた言葉は、
「あなたがこのような罪悪感を感じることは、もう『二度と』ありません。」ということでした。

紫紋さんが強制収容所の所長としての人生を思い出してから約7年。何かが変わろうとしていました。

しばらくして、肩を回した紫紋さんは驚いたように「体が軽くなっています。罪悪感が減っています。」と仰いました。今世で生まれてからこれまで長い間続いてきた罪悪感が手ばなれようとしていました。

続きます。


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