【名称】大井戸橋(おほいどばし)
【所在地】香取郡多古町西古内
【竣工】1956(S31)年3月
2011年5月1日訪問
前回(2011年2月6日)
地震の後、ずっと気になっていた多古の古橋群。近くにきたので、ちょっと見に行ってみると、テープが…
栗山川大橋東側のたもとから。
3ヶ月前よりも明らかにヒビが増えている (^-^;
橋本体に損傷はないように見えるのだが…
ここの崩れは相当なもの。
で、無事のように見えた橋本体なのだが、真ん中付近に注目。橋桁が大きくズレている!(;・∀・)
こりゃ、危ないよなぁ。
東側の登り口。3ヶ月前の姿に比べると、右のヒビが広がっている。
ちょっとだけ橋の上にも… うわぁ、ズレが見えるよ(゜Д゜;)
かろうじて橋桁が橋脚にひっかかっている状態とはいえ、自分の体重ぐらいで向こう橋桁が落っこちるということはまずないとはわかっている。でもそのまま渡るのは自重。(←やっぱり少しコワイ)
面倒だけど、栗山川大橋を渡って西側に廻る。
こちら側にはパイロンが。たしかにズレ方からすれば崩れる時はこっちからなのだが、どうせなら両方に置くべきかと… (^-^;
上流川から見たところ。
今度はズレの部分をズームで。
さて、そういえば、この少し下流にも、あの橋があったなぁ…
と思って、再び栗山川大橋に戻って下流を見てみると…
ないぃぃぃっ! (゚Д゚≡゚Д゚)?
動揺してしまったからか、橋の上からの写真はこれ(携帯カメラ利用のもの)だけ。
いや、気のせいかもしれない。すぐ側だと思っていたけど、実はずっと下流の方にあったのかもしれない… と思い、携帯でこのブログにアクセスして場所を確認しながら川沿いを進む。
やっぱり、ここだ。この小屋と看板の所に細町橋が架かっていたはずだ。3ヶ月前の写真と見比べて消失を確認…
上流の消失した橋は橋台跡らしきものが残っているが、ここはまったく痕跡なし。
ただ、草の生えていないむき出しの地面がつい最近、ここで何かがあったことを語っているのみだ。
対岸もしかり。行ってみても何もないであろうことが容易にわかる。
この日は、小雨が降ったり止んだりのぐずついた天気だった。この写真を撮り、まだ何か残っていないかと往生際が悪くしばしキョロキョロしていると、急に雨脚が強くなった。「もう用はないだろ、とっとと帰りな」と言うかのように。