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(貧乏探偵を脱出する為・・・皆様の温かい気持ちで当ブログは成り立っています
こちらを見て頂ければお話の見方もきっと変わるはず! 探偵グッズに興味のある方も是非どうぞ
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出張から帰ったと思ったら・・・・また出張・・・・・
やっと今朝帰ってきました・・・・。
寝てない・・・・
きつい・・・・・
体調悪い・・・・・
おまけに貧乏・・・・(←そりゃアンタが悪い)
久々に機嫌の悪い今日この頃・・・・・
頑張ってブログを書いて皆様に見て頂く事で・・・・・
私も皆様のパワーを戴きたいと思う今日この頃です・・・・・
本当にご迷惑おかけしました!今日から復活!!です!!!多分・・・・・
【20:10】
「パチンコ・・・・・・何で???」
私は訳が分からなかった・・・。
先述した通り、対象者の資料には一切「パチンコ」の文字は躍っていない。
勿論、私が聞き落とした可能性・依頼者であるHさんが言い忘れた可能性も否定は出来ない・・。
しかし最大の疑問は・・・・
H氏が「煙草」を吸わない事。
現在では多少変わってはきたものの・・・・
当時当然パチンコ店に出入りすればスーツは「煙草臭く」なってしまう・・・。
実際に「非喫煙者」の場合・・・
奥方に「煙草」の匂いで不信感を持たれる事例は以外に多いのだ。
しかし・・・・パチンコはおろか煙草の話も・・・
間違い無く聞いてはいないと思っていた・・・。
賢明なHさんの事、
その様な比較的大きな変化に気がつかないとは到底思えなかった・・・。
私はハッとし・・急いでパチンコ店の中に入った・・・。
【20:15】
店内を精査すると・・・・
H氏が店内をうろついていた・・・。
その行動に・・・・当時何だかよく解らないが・・・
無性に違和感を感じていた。
私もギャンブルの類は一切やらない・・・しかしH氏の動きも私のソレと似通った気がしたのだ・・・。
「っす!」
私の後ろにY君が立っていた。
「社長・・・ありゃ~パチンコした事無いっすねぇ・・・。」
「やっぱりそう思う!?なんで??なんで?」
私はY君に聞いてみた。
「いや・・・簡単っすよ・・・」
「・・・・・・・・・・」
「玉の買い方知らなかったっすモン!」
「へ?そうなの??」
「っす!だからどうしようも無くて店内うろついてるだけなんすよ・・。」
「なるほどねぇ・・・・。」
私は・・・単純な事であったが妙に感心した。逆に言えば・・・私も当時は何も知らなかったと言っていい・・・。
私とY君は二人がセットになる事で、一人前だったのかも知れない・・・。
そんな中・・・・狭いパチンコ店の中でうろうろするだけの対象者H氏を追いかけるのもナンセンスであると考えた私達二人は其々出入り口を固め退店を待つ事にした・・・。
時折・・・・店内を徘徊するH氏の姿を確認出来るが・・・・相変わらずパチンコを行なう様子も無ければ女性や他の第三者と接触する機会も見えなかった・・・。
【20:50】
「しゃ・・・社長!」
「な・・・何?」
携帯電話はY君からであった・・・。
「対象者・・・ソファに座って茶ぁ~飲んでますよ・・・。」
「・・・・ますますわかんねぇな・・・・・」
私もY君も困惑した・・・。
一体何が目的でH氏はこの様な所に出入りしているのであろうか・・・。
そう思う矢先の出来事・・・。
私が待機していた出入口からH氏は退店して来た。
急いで電話を掛ける。
「おいY君!」
「了解っす!」
私もY君も急いで対象者を尾行する・・。
しかし気のせいなのか・・・対象者は街中で見掛けた時の様に颯爽とした姿では無く・・・
何か周囲に気を遣う様な歩き方に見えた。
携帯電話を持ちながらメールか何かを行っている様にも見える・・・。
傍に近づいて確認したかったが・・・まだ調査初日も迎えてはいない。今変に近づいて顔を覚えられたく無いという考えが先立った・・・。
それに・・・現在地は既に対象者自宅から徒歩5分圏内である・・・。まさかこんなに近所では・・・と思っていた。
その時・・・
ふらふらと周囲を見渡す様に歩いていた対象者H氏が左に半身を切った瞬間!
「ププッ!!」
走り抜けた1台の車がH氏を横断するものと勘違いしたのかクラクションを鳴らし通り過ぎた・・・。
「っ・・・・たく・・・何か急に危ないおっさんになったな・・・。」
同じ様な事をY君も感じていたに違いない・・。
ふとY君の方に目をやると、建物の影から撮影を行なうY君が見えた・・・。
【21:00】
その後何事も無かったかの様にH氏は帰宅した・・・。
「定時」という訳でもなかったが・・・・少し遅めの帰宅といったところだった・・・。
「ふぅ・・・・・まぁ今夜はこんなところかな・・・。」
「っすねぇ・・・・。」
といいつつパチンコ店に駐車した車を取りに行く二人であったが・・・
そのH氏の行動には再び何かしらの「違和感」を感じていた。
実際にこの案件の
結果が判明したのは実に半年後の事であった。
これから始まる永い永い道のりの始まりを・・・・・・
二人は違和感として感じ取っていただけなのかも知れない・・・。
(続く)