霞の向こうと“海の銀座” | たかちゃんの“華たかだか”歳時記

たかちゃんの“華たかだか”歳時記

私は香川県で理容業を営んでいます。
その私は仕事から離れると外出時は手慣れたデジタルカメラを携帯。それで撮影した杵柄とともに一句、捻っていきます。

平成30年1月21日、「たかちゃんのワンショット!」からタイトルを変えました。

 昨日、ひさしぶりに早朝のサンポートへと。
 海の向こうは遠方、少し濃霧に近いような霞。そんな中、赤灯台(せとしるべ)まで道を歩いて、そこへと近づいてくると、ちょうど宇野からのフェリーが入港していました。

$たかちゃんのワンショット!-霞の向こうから|平成24年5月26日

 そのフェリーを見て、来月からはどんな光景に映るのであろうか。
 一昨日の夕方、KSBのニュースで宇高国道フェリーが深夜便の廃止を廃止することを決めました。
 現行22往復→13往復。収益源のトラック利用低迷と燃料費高騰が背景。深夜とはいえ、6月3日以降、高松からの始発便は午前6時、最終便は午後8時で1時間おきの運航になるそうです。なお、高松と宇野の間ではもう1社運航していますが、こちらは24時間営業を続けるとのことです。
 昔から『海の銀座』と言われる瀬戸内海。1社早仕舞いしただけで、どんな光景となるのだろうか。所詮は、高速道路にばかりに偏りすぎて、公共交通には何もしない政治家や行政の責任であろう。
 古きよき風景が戻ってくることを祈るばかりだ。
 【文、写真|Takahiro Kasai】

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