続・19世紀の刺青写真
「19世紀の刺青写真」の続編です。
明治期に入ると、錦絵(木版画)に代わって写真が急激に普及し始めたため、仕事が減った浮世絵職人たちは、写真家に雇われモノクロの鶏卵紙写真(塩を混ぜた卵の白身を紙に塗り、乾燥後 硝酸銀溶液を塗り感光紙としたもの)に一枚づつ手作業で色付けをした「手彩色写真」の制作を行いました。
(「手彩色写真」をまとめた「彩色写真帖」は、主に外国人向けの土産物として販売されました)
明治時代初期~中期頃の「手彩色写真」の中から、刺青姿の人物が写っている写真だけを集めてみました。
当時は手作業で彩色して量産していたため、かなりラフに塗られているものもあり、実際の刺青の柄を無視して描いているものもありますが、100年前の人々の生活に根ざした刺青姿を垣間見れるなんてワクワクしますよね!
【継飛脚】
飛脚 1896年(明治29) 手彩色写真
©日下部金兵衛 飛脚(明治初期~中期) 手彩色写真
上記の飛脚と同一人物 (明治初期~中期) 手彩色写真
飛脚(明治初期~中期) 手彩色写真 竹竿が太い!! 手前に法被を掛けています。
飛脚(明治初期~中期) 手彩色写真
【町火消】
町火消(明治初期~中期) 手彩色写真 上の写真の飛脚の少年と同一人物。
スタジオで「竹竿」を「鳶口」と「弓張提灯」に持ち替えて撮影したようですね。
町火消 1870-80年代 手彩色写真 「鳶口」と「弓張提灯」を持っています。
【児雷也】
1885-1895年(明治18-28) 手彩色写真
©Raimund von Stillfried 手彩色写真(明治初期~中期)
(明治初期~中期) 手彩色写真
【一匹龍】
©Felice Beato 1870年(明治3) 手彩色写真 小型の手桶を持っています。
©Adolfo Farsari (明治初期~中期) 手彩色写真
酒樽に腰掛け酒徳利とぐい飲みを持っています。
面白い動画を見つけました!
「百年前の日本人の声」今とそんなに違っていないのが驚きです!!
意外と普通に会話できそうですよね~
ツイート
僕のお気に入りのチョンマゲPART2 「糸鬢」
【関連記事】
刺青の人体標本【改訂版】
続・刺青の人体標本
刺青の人体標本「皮の提供者」
続・刺青の人体標本 「皮の提供者」
19世紀の刺青写真
続・19世紀の刺青写真
刺青写真 「初代 彫宇之」
在りし日の「滝さん」を髣髴とさせる、紅葉と般若の彫り物が見事な刺青キューピー携帯ストラップ"滝さんモデル?"を見つけました 凄い完成度!
【参考文献・資料】
■芸術新潮 1995年11月号 (特集・東京大学のコレクションは凄いぞ !)/著者不明
¥1,200
Amazon.co.jp
■違式註違条例の研究-文明開化と庶民生活の相克- 春田 国男
■生きている浮世絵 刺青展
(1973年に小田急デパート新宿店で開催された展覧会図録)
東大医学部標本室の展示物の背景・エピソードを詳しく紹介(トルソー型標本の白黒写真掲載)
■漱石の脳 (叢書死の文化)/斎藤 磐根
\1,529
Amazon.co.jp
福士勝成氏の病理学的見地からの刺青解説(標本写真掲載)
■原色日本刺青大鑑 (1973年)/著者不明
¥価格不明
Amazon.co.jp
刺青標本の献体者「滝さん」の一枚般若の標本写真掲載
■死体の本 (別冊宝島 228)/著者不明
\1,000
Amazon.co.jp
福士勝成氏と原皮状態の刺青標本の写真掲載
■Pranks: Re/Search, No 11 (Re/Search, No. 11)/著者不明
¥2,290
Amazon.co.jp
1936年初版発行の刺青解説書 貴重な戦前の刺青写真を多数掲載
■文身百姿 (1956年)/玉林 晴朗
¥価格不明
Amazon.co.jp
"刺青の皮を剥ぐ博士"親子二代に渡って刺青の標本を蒐集する福士親子の話
■死体の文化史/下川 耿史
\2,100
Amazon.co.jp
※上記「死体の文化史」と同じ内容の装丁違いです
■死体と戦争 (ちくま文庫)/下川 耿史
\819
Amazon.co.jp
■刺青墨譜―なぜ刺青と生きるか/斎藤 卓志
\2,940
Amazon.co.jp
刺青標本の献体者「M.T.」氏の刺青の題材『桜姫東文章』や、
福士政一博士を題材に書かれた刺青標本にまつわる小説に
ついて詳しく解説されています。(標本写真掲載)
■いれずみの文化誌/小野 友道
¥1,890
Amazon.co.jp
【刺青関連書籍】
大阪医科大学に刺青の人体標本が収蔵されている「雷お新」についての解説あり
■近世悪女奇聞 (中公文庫)/綿谷 雪
\880
Amazon.co.jp
刺青標本の献体者「滝さん」のエピソードを題材にしたと思われる 第72話「イレズミの男」を収録
■ブラック・ジャック―オールカラー版/手塚 治虫
\2,310
Amazon.co.jp
明治期に入ると、錦絵(木版画)に代わって写真が急激に普及し始めたため、仕事が減った浮世絵職人たちは、写真家に雇われモノクロの鶏卵紙写真(塩を混ぜた卵の白身を紙に塗り、乾燥後 硝酸銀溶液を塗り感光紙としたもの)に一枚づつ手作業で色付けをした「手彩色写真」の制作を行いました。
(「手彩色写真」をまとめた「彩色写真帖」は、主に外国人向けの土産物として販売されました)
明治時代初期~中期頃の「手彩色写真」の中から、刺青姿の人物が写っている写真だけを集めてみました。
当時は手作業で彩色して量産していたため、かなりラフに塗られているものもあり、実際の刺青の柄を無視して描いているものもありますが、100年前の人々の生活に根ざした刺青姿を垣間見れるなんてワクワクしますよね!
【継飛脚】
飛脚 1896年(明治29) 手彩色写真
©日下部金兵衛 飛脚(明治初期~中期) 手彩色写真
上記の飛脚と同一人物 (明治初期~中期) 手彩色写真
飛脚(明治初期~中期) 手彩色写真 竹竿が太い!! 手前に法被を掛けています。
飛脚(明治初期~中期) 手彩色写真
【町火消】
町火消(明治初期~中期) 手彩色写真 上の写真の飛脚の少年と同一人物。
スタジオで「竹竿」を「鳶口」と「弓張提灯」に持ち替えて撮影したようですね。
町火消 1870-80年代 手彩色写真 「鳶口」と「弓張提灯」を持っています。
【児雷也】
1885-1895年(明治18-28) 手彩色写真
©Raimund von Stillfried 手彩色写真(明治初期~中期)
(明治初期~中期) 手彩色写真
【一匹龍】
©Felice Beato 1870年(明治3) 手彩色写真 小型の手桶を持っています。
©Adolfo Farsari (明治初期~中期) 手彩色写真
酒樽に腰掛け酒徳利とぐい飲みを持っています。
面白い動画を見つけました!
「百年前の日本人の声」今とそんなに違っていないのが驚きです!!
意外と普通に会話できそうですよね~
ツイート
僕のお気に入りのチョンマゲPART2 「糸鬢」
©理容美容学習事典
百年前の日本-モースコレクション(写真編)/著者不明
¥3,990
Amazon.co.jp
幕末・明治美人帖 (新人物文庫)/ポーラ研究所
¥900
Amazon.co.jp
幕末・明治・大正古写真帖―よみがえる近代日本の原風景 (別冊歴史読本 (19))/著者不明
¥2,100
Amazon.co.jp
¥3,990
Amazon.co.jp
幕末・明治美人帖 (新人物文庫)/ポーラ研究所
¥900
Amazon.co.jp
幕末・明治・大正古写真帖―よみがえる近代日本の原風景 (別冊歴史読本 (19))/著者不明
¥2,100
Amazon.co.jp
【関連記事】
刺青の人体標本【改訂版】
続・刺青の人体標本
刺青の人体標本「皮の提供者」
続・刺青の人体標本 「皮の提供者」
19世紀の刺青写真
続・19世紀の刺青写真
刺青写真 「初代 彫宇之」
在りし日の「滝さん」を髣髴とさせる、紅葉と般若の彫り物が見事な刺青キューピー携帯ストラップ"滝さんモデル?"を見つけました 凄い完成度!
【参考文献・資料】
■芸術新潮 1995年11月号 (特集・東京大学のコレクションは凄いぞ !)/著者不明
¥1,200
Amazon.co.jp
■違式註違条例の研究-文明開化と庶民生活の相克- 春田 国男
■生きている浮世絵 刺青展
(1973年に小田急デパート新宿店で開催された展覧会図録)
東大医学部標本室の展示物の背景・エピソードを詳しく紹介(トルソー型標本の白黒写真掲載)
■漱石の脳 (叢書死の文化)/斎藤 磐根
\1,529
Amazon.co.jp
福士勝成氏の病理学的見地からの刺青解説(標本写真掲載)
■原色日本刺青大鑑 (1973年)/著者不明
¥価格不明
Amazon.co.jp
刺青標本の献体者「滝さん」の一枚般若の標本写真掲載
■死体の本 (別冊宝島 228)/著者不明
\1,000
Amazon.co.jp
福士勝成氏と原皮状態の刺青標本の写真掲載
■Pranks: Re/Search, No 11 (Re/Search, No. 11)/著者不明
¥2,290
Amazon.co.jp
1936年初版発行の刺青解説書 貴重な戦前の刺青写真を多数掲載
■文身百姿 (1956年)/玉林 晴朗
¥価格不明
Amazon.co.jp
"刺青の皮を剥ぐ博士"親子二代に渡って刺青の標本を蒐集する福士親子の話
■死体の文化史/下川 耿史
\2,100
Amazon.co.jp
※上記「死体の文化史」と同じ内容の装丁違いです
■死体と戦争 (ちくま文庫)/下川 耿史
\819
Amazon.co.jp
■刺青墨譜―なぜ刺青と生きるか/斎藤 卓志
\2,940
Amazon.co.jp
刺青標本の献体者「M.T.」氏の刺青の題材『桜姫東文章』や、
福士政一博士を題材に書かれた刺青標本にまつわる小説に
ついて詳しく解説されています。(標本写真掲載)
■いれずみの文化誌/小野 友道
¥1,890
Amazon.co.jp
【刺青関連書籍】
大阪医科大学に刺青の人体標本が収蔵されている「雷お新」についての解説あり
■近世悪女奇聞 (中公文庫)/綿谷 雪
\880
Amazon.co.jp
刺青標本の献体者「滝さん」のエピソードを題材にしたと思われる 第72話「イレズミの男」を収録
■ブラック・ジャック―オールカラー版/手塚 治虫
\2,310
Amazon.co.jp