日本の調味料は、外国で売られて高い評価を得ています。外国のスーパーで醤油が売られているのは、珍しいことではなくなりました。また、マヨネーズのように外国から入ってきた調味料であっても、日本製のものに人気があるようです。

 

 

【マヨネーズ】

アメリカのアマゾンで、日本のキューピーマヨネーズが部門売り上げで1位を記録するなど、日本のマヨネーズは外国でも人気があります。一度、日本のマヨネーズを使うと、現地のマヨネーズを使おうとは思わなくなることもあるようです。

 

マヨネーズの原料のひとつに卵がありますが、外国では白身と黄身の両方を使った全卵タイプが主流ですが、日本のマヨネーズは卵黄だけを使用することが多くなっています。卵黄だけだと、味にコクが出てクリーミーになるようです。

 

材料に使われる酢にも、日本と外国で違いがあります。日本では米酢を使いますが、それに比べて外国のマヨネーズに使う酢は酸味が強いようです。米酢の酸味はまろやかですので、マヨネーズの味もソフトになります。

 

また、容器にも違いがあります。外国ではマヨネーズは瓶詰されて販売されるのが一般的ですが、日本のマヨネーズは柔らかいポリエチレン ボトルに入れられています。ポリエチレンは酸化を引き起こす酸素を通しにくく、容器が柔らかいので中に入る空気も少なくなり、酸化を防ぐようになっていま す。

 

 

【醤油】

醤油は以前から人気があり、世界各国で販売されています。日本食ブームもあり、外国での醤油の消費量は年々増えているようです。そし て、キッコーマンは、昨年度に初めて海外の売上高が国内を上回りました。これには、日本国内の醤油の消費量が減少していることも影響しています。

 

キッコーマンは、醤油を外国で広めるために、その土地の料理に溶け込けこませて醤油を使ってもらうという戦略を立てました。現地で食べ ている料理に、醤油を使ったレシピを提案して、醤油を利用してもらうように働きかけたのです。そのため、日本人客が多い食料品店ではなく、現地の人が よく利用する食料品店に商品を置くようにしました。

 

アメリカでは、バーベキューのときに肉の照り焼きのレシピを紹介して、醤油を広めることに成功しました。

 

醤油は江戸時代にも、オランダ船と中国船によって、中国、東南アジア、インド、スリランカ、オランダに輸出されていました。醤油の起源は中国ですが、江戸時代の頃から中国のものより日本のものは品質に優れていたようです。



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