皆さんは、江戸時代についてどんなイメージを持っていますか?

 

私は、教科書に載っていることや時代劇などから、戦争がなく平和でしたが厳しい身分制度があり窮屈な感じがして貧しい時代だと思っていました。鎖国をしていたことにより、様々なものの発展が遅れてしまったという印象もあります。また、武士や代官など一部の特権階級の人たちが良い暮らしをしていましたが、農民は年貢の取立てに苦しみ、町人達も貧しい暮らしをしていたというイメージもあります。

 

しかし、江戸時代の実像は全く違っていたようです。通説とは異なる江戸時代の実態として、以下のようなことが挙げられます。

 

・農民の暮らしは結構豊かで旅に行く人が多かった。

・農民一揆の多くは、暴動ではなく申出や話し合いだった。

・新たな農地が開拓され、大規模な灌漑工事も多く行われていた。

・専制政治は行われていなく、農民、職人、商人の自治権はかなり認められていた。

・階級はあったが階級意識はなかった。

・権力は一人の人間に集中しないようにかなり分散されていた。

・多くの武士は財政的に苦しく内職をしていた者も少なくなかった。

・就学年齢に達した子供の70%が寺子屋などの学校に通っていた。

・通信教育制度があり、農業・漁業・病気予防についての実用書が数多く存在していた。

・商品が市場に溢れており供給過剰社会だった。

・銀行が設立されており、世界初の先物取引の商品取引所があった。

・交通網が整備され、全国的な郵便配達網があった。

・生麦事件は、イギリス人が当時の日本の法律に反することをしたことによって起きた。

・不平等条約は、欧米との力関係ではなく欧米の罠に嵌って不平等になった。

・通商条約締結後の日本と欧米との貿易では、日本の輸出超過だった。


(日本人が知らない江戸時代) 
○江戸時代の農民は収入が増えたが年貢は増えなかった
○大規模な治水工事が江戸時代に行われていた
○都市が発達し街道が整備された江戸時代
○江戸時代は法治社会だった

○江戸時代に整備された上水道




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