麺屋菜々兵衛 祝！一周年！
オープン一周年を迎えた麺屋菜々兵衛さん！
おめでとうございます(^o^)
誰にでも「好きな店」「嫌いな店」はあると思う。
当然ですが、マンボウにも市内に好きなお店は多数あります(^-^)b
でも、それだけじゃなく「思い入れが強い店」ってのがあるんじゃないかな？
古くは奥村屋 がそれだったし、つけめんTETSU もそのひとつ。
東京だけじゃなく札幌市内でもいくつかそんなお店がもちろんあります。
もちろん奥村屋さん以外、現存するお店は今でも思い入れを持ってますよ(^^;
念のため・・・。
今日はそんな菜々兵衛に対する「思い入れ」と「肩入れ」の話・・・・。
～～～～～～～
個人的に「思い入れが強い」お店は
・実力はあって
・接客が良くて
・居心地が良くて
・でも流行っていない（笑）
が条件なのかも知れない。
そう言えば、何度か『ラーメン株』の話を書いたことがあったね。
→「麺eiji つけBUTO＆濃厚豚骨魚介ラーメン」
→菜々兵衛 ラーメン株今が買い！
『ラーメン株』がメチャ安でこれから値上がり必至な店が好きなんだと思う。
麺屋菜々兵衛・・・そんな意味では特別に思い入れが強かったお店です。
思い入れが強い理由のためにも、初めて訪問した日のことを書いておこうか。
きっかけはこんなことだった。
ラーメン友達の「ラーメン＠食べました」の大池さん からこんなメールが来た。
『13条通りと厚別通りの真ん中ぐらいに、店名はわからないけどお店があるの知ってました？川下生協の近くです』
『いや・・・その辺はめちゃテリトリー。羅妃焚じゃなくて？行ったことが無いのは呑竜って中華料理屋ぐらいだけどそこでも無くて？』
『どちらも違います。なんか自家製麺とか書いてありましたけど・・・・？』
『ホントかなぁ・・・？週末にでも調べてきますよ！』
半信半疑だった。
ところがその数日後、のりゆきの「トークDE北海道」でラーメン特集が放映された日。
ゲストの『自称日本一ラーメンを食べた男』大崎さん に食べてもらいたいお店をFAXで受け付けていたのだが・・・・
番組も終わりに近づき、エンディングが流れ始めたとき、一枚のFAXが読まれた。
『"先月白石区にオープンした麺屋菜々兵衛を是非食べて欲しいです。札幌ではまだ珍しい自家製麺のお店です"ってFAXが来てますが、大崎さんご存知でしたか？』
『いやぁ・・・知らないなぁ(^^;』
『そうですか、ではまた明日～(^o^)/』
軽くスルーされてました（笑）
で、のりゆき～の録画を見た私は「これはすぐに行かなくちゃ！」と、初訪問したのが数日後の2008年11月8日（土）のことだった。
当然のように先客ゼロ(^^;;
タイミングが悪く、それまで千客万来だった・・・なんてオーラは放っていない。
明らかに一日ヒマだったという様子。
ところが出された一杯にはちょっと衝撃を受けた。
奇をてらわずに丁寧に作られた一杯。
これは美味い(*o*)！
結局つけ麺を追加で注文し二杯のラーメンをいただいたのだった。
それにしても、なんせ後客も来ないし帰りにくい(^^;;
ようやく一人のお客さんがやって来てほっとしたのだが・・・・。
そのお客さん。どうやらタウン誌の営業マンの様子。
『この枠に広告を出しませんか？』
と・・・。
美味しいラーメンだったが、なんだか心配になるオーラ満載のお店だった(^^;
～～～～～
ラーメンが美味しかったこと、なんだか不安なオーラ満載だったこと。
結局、その翌日に再びこの店に足を運ぶことになる。
その日も休日にもかかわらず、店内は閑散・・・というか客ゼロ(^^;
店主さんとちょっと話をしてみた。
プラスの話としては
・和食料理を営んでいるときに片手間で作ったラーメンが「不味い」と評されたのをきっかけに、それから真剣にラーメンに向き合ってきたこと
・独学だが、麺をまず本気で勉強したこと
・すぐには店を開かずに、じっくり勉強期間を設けたこと
・本気で勝負したくて札幌に来たこと
危なっかしい話としては
・のりゆきにFAXを送ったのは実は奥様だったこと（これが個人的には実はクリーンヒットだったと思っている）
・にもかかわらずその日の来客数が過去最低の5名だったこと
・宣伝活動も一生懸命やってます！と言いながら、実は手書きのチラシ200枚ほどを近所に投函しただけだったこと
・札幌に勝負に来た割には表通りじゃないこと（地理に不案内）
・店までの道順を電話で上手く説明できないこと
うーん・・・美味しいラーメンだし、話せば話すほど店主と奥様の人柄の良さが伝わってくる。
なのに危なっかしいなぁ・・・。
いや、その危うさすら朴訥とした人柄の出た、この店の魅力なのかも知れない。
この日から『思い入れ』の強いお店となった。
～～～～～
この危なっかしいお店のことをラーメン仲間に相談しようにも、運悪くＳＲＮ の大御所達は、東北合宿(?)に出かけている最中だった。
仕方が無いので、片隅の拙ブログで記事を2本続けてアップした。
だが、私のブログを見てくれたstc閣下がそこから何かしらのニオイを感じ取ってくれたらしく。。。
合宿の車中で地団駄を踏んでいたと聞く。
帰札後すぐに訪問し2杯のラーメンを食べに行き、ブログにアップしてくれた。
「湯気の彼方に」と言う、一見おとなしい温泉ブログのようなタイトルだが、氏のブログは温泉どころか噴火口並の爆発力がある（笑）
これが人々にインパクトを与えたのは間違い無いと思う。
**************
追記：
stc閣下を貶めるような書き方をしておりますが、閣下のこともブログも、ものすごくリスペクトしております(^^;;
閣下の「菜々兵衛の小さな戦士」の記事 を是非お読みください。
泣けますよ・・・（涙）
**************
～～～～～～
誤解の無いように書いておくが、ブログで紹介されただけで、ラーメン屋が繁盛することなど無い。
繁盛するのはあくまで味やサービス、雰囲気etc.などの店の努力でしかない。
それでも
「一度くらい足を運んでみようかな・・・」
というきっかけ作りぐらいになることもあるんじゃないかな？
手書きの200枚のチラシよりは多少マシだったかも知れない。
～～～～～
そして、一年が経過した。
あの頃の5人しか来客が無く、涙を飲んでスープを廃棄していた店主の姿はもうここには無い。
おどおどしながら道順すら説明できなかった奥様の姿も無い。
自信に溢れながらも驕ることなく堂々と調理を進める店主・・・
5人体制でも元気良くテキパキと指示をする奥様・・・
一見の観光客に支えられてではなく、札幌の地元の人達の多くのリピートに支えられてきたのは、お店の努力以外の何ものでもない。
この1年も立ち止まることなく常に進化し続けてきたラーメン。
この日の一杯も
「あれ麺がしなやかで細くなった？いつもよりまた美味いかも(*＿*)」
などと思ったら
「実は秋バージョンで少し加水率を調整しています」
と、さらりと言う店主。
変わらないのはお客さんが帰るときに元気な声で
『ありがとうございました～』
と、心のこもったお礼を言ってくれる姿だけ。
蛇足だが、ラーメン株の話・・・・。
一年で菜々兵衛ラーメン株はずいぶん値上がりしましたね。
おかげさまで大儲けさせていただきました(^-^)
え？儲けって何って？
もちろん、毎回美味しいラーメンを食べさせていただけたこと。
ずいぶん得した気持ちにさせていただきました(^-^)
2年3年いや10年20年とこれからも頑張ってください。
「今日の一言」
一流店
胸張り調理
礼深く
一周年おめでとうと告げると「私にとっては11月8日が一周年です」とニクイ台詞(^^;;
肩入れしたくもなるよね(^o^)
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おめでとうございます(^o^)
誰にでも「好きな店」「嫌いな店」はあると思う。
当然ですが、マンボウにも市内に好きなお店は多数あります(^-^)b
でも、それだけじゃなく「思い入れが強い店」ってのがあるんじゃないかな？
古くは奥村屋 がそれだったし、つけめんTETSU もそのひとつ。
東京だけじゃなく札幌市内でもいくつかそんなお店がもちろんあります。
もちろん奥村屋さん以外、現存するお店は今でも思い入れを持ってますよ(^^;
念のため・・・。
今日はそんな菜々兵衛に対する「思い入れ」と「肩入れ」の話・・・・。
～～～～～～～
個人的に「思い入れが強い」お店は
・実力はあって
・接客が良くて
・居心地が良くて
・でも流行っていない（笑）
が条件なのかも知れない。
そう言えば、何度か『ラーメン株』の話を書いたことがあったね。
→「麺eiji つけBUTO＆濃厚豚骨魚介ラーメン」
→菜々兵衛 ラーメン株今が買い！
『ラーメン株』がメチャ安でこれから値上がり必至な店が好きなんだと思う。
麺屋菜々兵衛・・・そんな意味では特別に思い入れが強かったお店です。
思い入れが強い理由のためにも、初めて訪問した日のことを書いておこうか。
きっかけはこんなことだった。
ラーメン友達の「ラーメン＠食べました」の大池さん からこんなメールが来た。
『13条通りと厚別通りの真ん中ぐらいに、店名はわからないけどお店があるの知ってました？川下生協の近くです』
『いや・・・その辺はめちゃテリトリー。羅妃焚じゃなくて？行ったことが無いのは呑竜って中華料理屋ぐらいだけどそこでも無くて？』
『どちらも違います。なんか自家製麺とか書いてありましたけど・・・・？』
『ホントかなぁ・・・？週末にでも調べてきますよ！』
半信半疑だった。
ところがその数日後、のりゆきの「トークDE北海道」でラーメン特集が放映された日。
ゲストの『自称日本一ラーメンを食べた男』大崎さん に食べてもらいたいお店をFAXで受け付けていたのだが・・・・
番組も終わりに近づき、エンディングが流れ始めたとき、一枚のFAXが読まれた。
『"先月白石区にオープンした麺屋菜々兵衛を是非食べて欲しいです。札幌ではまだ珍しい自家製麺のお店です"ってFAXが来てますが、大崎さんご存知でしたか？』
『いやぁ・・・知らないなぁ(^^;』
『そうですか、ではまた明日～(^o^)/』
軽くスルーされてました（笑）
で、のりゆき～の録画を見た私は「これはすぐに行かなくちゃ！」と、初訪問したのが数日後の2008年11月8日（土）のことだった。
当然のように先客ゼロ(^^;;
タイミングが悪く、それまで千客万来だった・・・なんてオーラは放っていない。
明らかに一日ヒマだったという様子。
ところが出された一杯にはちょっと衝撃を受けた。
奇をてらわずに丁寧に作られた一杯。
これは美味い(*o*)！
結局つけ麺を追加で注文し二杯のラーメンをいただいたのだった。
それにしても、なんせ後客も来ないし帰りにくい(^^;;
ようやく一人のお客さんがやって来てほっとしたのだが・・・・。
そのお客さん。どうやらタウン誌の営業マンの様子。
『この枠に広告を出しませんか？』
と・・・。
美味しいラーメンだったが、なんだか心配になるオーラ満載のお店だった(^^;
～～～～～
ラーメンが美味しかったこと、なんだか不安なオーラ満載だったこと。
結局、その翌日に再びこの店に足を運ぶことになる。
その日も休日にもかかわらず、店内は閑散・・・というか客ゼロ(^^;
店主さんとちょっと話をしてみた。
プラスの話としては
・和食料理を営んでいるときに片手間で作ったラーメンが「不味い」と評されたのをきっかけに、それから真剣にラーメンに向き合ってきたこと
・独学だが、麺をまず本気で勉強したこと
・すぐには店を開かずに、じっくり勉強期間を設けたこと
・本気で勝負したくて札幌に来たこと
危なっかしい話としては
・のりゆきにFAXを送ったのは実は奥様だったこと（これが個人的には実はクリーンヒットだったと思っている）
・にもかかわらずその日の来客数が過去最低の5名だったこと
・宣伝活動も一生懸命やってます！と言いながら、実は手書きのチラシ200枚ほどを近所に投函しただけだったこと
・札幌に勝負に来た割には表通りじゃないこと（地理に不案内）
・店までの道順を電話で上手く説明できないこと
うーん・・・美味しいラーメンだし、話せば話すほど店主と奥様の人柄の良さが伝わってくる。
なのに危なっかしいなぁ・・・。
いや、その危うさすら朴訥とした人柄の出た、この店の魅力なのかも知れない。
この日から『思い入れ』の強いお店となった。
～～～～～
この危なっかしいお店のことをラーメン仲間に相談しようにも、運悪くＳＲＮ の大御所達は、東北合宿(?)に出かけている最中だった。
仕方が無いので、片隅の拙ブログで記事を2本続けてアップした。
だが、私のブログを見てくれたstc閣下がそこから何かしらのニオイを感じ取ってくれたらしく。。。
合宿の車中で地団駄を踏んでいたと聞く。
帰札後すぐに訪問し2杯のラーメンを食べに行き、ブログにアップしてくれた。
「湯気の彼方に」と言う、一見おとなしい温泉ブログのようなタイトルだが、氏のブログは温泉どころか噴火口並の爆発力がある（笑）
これが人々にインパクトを与えたのは間違い無いと思う。
**************
追記：
stc閣下を貶めるような書き方をしておりますが、閣下のこともブログも、ものすごくリスペクトしております(^^;;
閣下の「菜々兵衛の小さな戦士」の記事 を是非お読みください。
泣けますよ・・・（涙）
**************
～～～～～～
誤解の無いように書いておくが、ブログで紹介されただけで、ラーメン屋が繁盛することなど無い。
繁盛するのはあくまで味やサービス、雰囲気etc.などの店の努力でしかない。
それでも
「一度くらい足を運んでみようかな・・・」
というきっかけ作りぐらいになることもあるんじゃないかな？
手書きの200枚のチラシよりは多少マシだったかも知れない。
～～～～～
そして、一年が経過した。
あの頃の5人しか来客が無く、涙を飲んでスープを廃棄していた店主の姿はもうここには無い。
おどおどしながら道順すら説明できなかった奥様の姿も無い。
自信に溢れながらも驕ることなく堂々と調理を進める店主・・・
5人体制でも元気良くテキパキと指示をする奥様・・・
一見の観光客に支えられてではなく、札幌の地元の人達の多くのリピートに支えられてきたのは、お店の努力以外の何ものでもない。
この1年も立ち止まることなく常に進化し続けてきたラーメン。
この日の一杯も
「あれ麺がしなやかで細くなった？いつもよりまた美味いかも(*＿*)」
などと思ったら
「実は秋バージョンで少し加水率を調整しています」
と、さらりと言う店主。
変わらないのはお客さんが帰るときに元気な声で
『ありがとうございました～』
と、心のこもったお礼を言ってくれる姿だけ。
蛇足だが、ラーメン株の話・・・・。
一年で菜々兵衛ラーメン株はずいぶん値上がりしましたね。
おかげさまで大儲けさせていただきました(^-^)
え？儲けって何って？
もちろん、毎回美味しいラーメンを食べさせていただけたこと。
ずいぶん得した気持ちにさせていただきました(^-^)
2年3年いや10年20年とこれからも頑張ってください。
「今日の一言」
一流店
胸張り調理
礼深く
一周年おめでとうと告げると「私にとっては11月8日が一周年です」とニクイ台詞(^^;;
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