○ワシントン軍縮条約と海大型の誕生
大正11年日、ワシントン軍縮条約が締結すると、主力艦に関して日本はアメリカの60%の兵力しか持つことができなくなりました。
そこで海軍は戦艦の兵力を補うために潜水艦を水上艦艇と一緒に行動できないものかと考えたのです。
当時の海中型は沿岸防御用として考えられていたので、性能としては不足でした。
遠距離での作戦行動のため1300トン以上の大きさが必要となり、水上艦艇と行動するためにもより強力な機関が要求されました。
また外洋を航行するために船体の構造を船体前部を高くし、凌波性を向上させる必要がありました。
こうして海大型は誕生しましたが、全部で9つの型が設計されました。
・海大1型(1)
・海大2型(1)
・海大3型a(4)
・海大3型b(5)
・海大4型(3)
・海大5型(3)
・海大6型(2)
・海大6型a(6)
・海大6型b(2)
※( )の数字は同型艦隻数。
このうち海大6型は二等潜水艦。海大4型はドイツ・MAN社が設計したラウシェンバッハ式ディーゼル機関、海大6型からは艦本式ディーゼル機関を搭載しています。
ここでは大神基地に深い関連があった伊156と伊158について説明していきます。
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