田中れいなの香りは天国に誘う
ここアメーバのアカウントを取得すると、ユーザー別にプロフィール紹介のページ「ルーム」が与えられる。ここでブログなり、ピグなりのサービスを利用している方はご存じですね。
この「ルーム」では様々な好きと嫌いを箇条書き形式で質問が用意されており、ユーザーがそれに答えていくとプロフィールが出来上がるというシロモノ。ひとつの項目につき、30文字以内で答えなくてはならないので、なぜソレが好きなのか？または、なぜソレが嫌いなのか？を答えるスペースにはなっていない。単純に好き嫌いを羅列するだけだ。
ざっくばらんに「このユーザーって、何が好きで嫌いなのかな～？」をたんてきに知るのにベンリというトコロか。なぜソレが好きなのか？または、なぜソレが嫌いなのか？は、ブログ機能が用意されているので、そこでくわしく語ればよいということになる。
といっても、ブログをコミュニケーションの道具と考える人たちは、「ルーム」の箇条書き形式で答える事の延長としてブログを書いているのではないでしょうか？ちがったらごめん。つまり、自分の好きなモノ・嫌いなモノのポイントを紹介する。が、なぜソレが好きなのか？または、なぜソレが嫌いなのか？を多くは語らない。コミュニケーションのきっかけが必要ではあるけど、そこに好き嫌いの考察よりも、その道具はお手軽であることがのぞましいから。
高橋愛ちゃん大好き～。ダンスも上手だしぃ～……これで話が通じる。どのようにダンスがよろしいのか不問でいい。なぜなら、彼女の非常にやわらか・しなやかでありつつも、シャープでスピーディーな動き……なんて今さら言わなくても同好の者同士、共通の認識に立っているからそんな説明はキャンセルしても不都合はない。
むしろ事細かく言及すると、個人間のささいな考えの違いで摩擦が生まれる事も。それなら、ダンスも上手だしぃ～の一言で表した方が丸く収まる。共通の認識に立っていると思えても、実はあんがい見当違いであるかも知れない。でも、大同小異をアレコレ考えるよりは平和を選びたい。実は私もそうだ。たぶんあなただってそうではないでしょうか？
おたがいが共有する好き嫌いであれば、こんなんで特に問題は起こらないが、一方、共有しない、異なるキブンをこんなノリで語ると話がややこしい。
高橋愛ちゃん大好き～。ダンスも上手だしぃ～……のノリが通用しなくなるのだ。例えば「チビのアイドルはだめだな」……この一言だけで済まそうとすると、ソレで済まなくなる。たった一言だけで説明したと思っている者と、その一言を受け取る者、そこに共通認識がまったくないのだから。この例だと、低身長=ダンスだめ=アイドルだめ……こんな自分だけの不文律を前提で話をしているからどうにもならない。
結局、勝手決めつけのレッテル貼りをしているだけなのだ。こういった軽薄短小って、ケータイメール文化の延長にあるのか、2ちゃんねるの影響なのかはわからんですがネット上でよく見かける。
この記事を例にすると、アイドルに声優って肩書きを与えることが一大事のようだ。アイドルが声優をやっているってのが気にくわない、声優の肩書きつけるには、とにかくアイドルであることがダメという理屈だ。なぜダメなのかの言及はナシ。個人的に勝手にそう思っているのは自由だがWikipediaでそりゃないだろ。
アレコレ考えるよりは平和を選びたい……などと言いながら、一方、ブログで何かわめいている時がある自分。ま、できるだけそんなレッテル貼りはしないようにと思っています。降りかかる火の粉は熱い。アチチ。
それじゃ、私自身、そういったレッテル貼りはいっさいしていないのか？と問われれば、「ごめん！結構やっているヨ！！」なのだ。
その例として
「倖田來未がモー娘。に入らなくてヨカッタ」云々……倖田のファンブログだったかな？そんな事書いてあった。
バカじゃないのか。そういうのはオーディション合格した場合のみに言える話だ。倖田來未にありがたみを感じるのは勝手だが、言っちゃ悪いが、あれがイイなんていうモーヲタいるか？何ならオレの下の毛全部賭けてもイイ。誰もいらないな。
言っちゃ悪いが、あれがイイなんていうモーヲタいるか？の部分である。
これは自分のブログのお客さんがモーニング娘。やハロプロのファンが主体である事をいいことに、倖田來未ファンの眼に触れにくい安全地帯から勝手なレッテル貼りをした例だ。モーヲタなら、それ以上語らずともわかってくれるだろうと思ったのだ。
これでは申し訳ないから、理由を語ろう。
倖田來未という人は、女性人気が非常に高いハズ。そのキーワードには、ぶっちゃけ・気取らない・気さく……というのがあるだろう。いや、コレは勝手な私のイメージだけど、そうハズしてはいないでしょ？むろん、そんなのはあくまでもその人気を示す切り口のひとつでしかないが。
この、ぶっちゃけ・気取らない・気さくは気を付けないと失言の元になる。言って良いのか悪いのかの判定基準が、ぶっちゃけ・気取らない・気さくさでルーズに緩めた時に、思わぬ爆弾を口から発射する。
以前、鈴木紗理奈のブログ炎上という事があった。加護亜依の喫煙に関して、加護を擁護した発言が問題視されたのだ。
ちなみに鈴木紗理奈もぶっちゃけ・気取らない・気さくの人。
この、自分の身を切っての擁護。世間のさもしい常識にNO！を突きつける、正義感のヤンキー姉御肌。たぶん、いい人なんだろう鈴木紗理奈って。
で、倖田來未もご存じの通りの発言で問題になっちゃった。羊水発言ですね。
本気に悪気があったなんて、思っているヒトはいないんじゃないかな？少なくとも私はそう思う。ただ、叩くのが大好きな人たちから格好のサンドバッグにされてしまった。叩くことだけに関してはいかんなく発揮される正義感で。
きわどい・ギリギリな発言の狭間を歩いていたら、うっかり踏み外しちゃった。内輪と公共を取り違えたらえらい事になった。
むろん、コレって安倍なつみさんがたまに投下する爆弾とも異質だ。安倍さんはオフレコでもこんな事は言わないだろう。羊水腐るなんて真っ黒い語句語彙が、ある意味優等生な天然アイドル脳から発想するとは考えにくい。
まあそんな倖田さんですが、優等生、良い子ちゃんにあらずな、ぶっちゃけたアブナイ発言として友人らの内輪で同じ年頃の女性と、そんな会話していてもおかしくなさそうなものだ。親近感もわくだろう。リアルと言えばリアルな女性発言だ。
でも、モーヲタは、そんなぶっちゃけ・気取らない・気さくの供給は不要と考える。アイドルにそのようなモノを願っていないと。モーヲタにはそんな需要はないのだ。どうでしょうか？羊水がどうのって腐るがどうたらとか、アイドルにしゃべって欲しいですか？そんな、ぶっちゃけ・気取らない・気さくの下世話なリアルさを。
でもあのヒト、倖田來未はソレを供給する。
またいつも通り、たとえが下品で申し訳ないが、綺麗なお姉ちゃんのヌード画像を見ていたら、ケツにナゾのおできなんだか、吹き出物なんだかがブツブツしてる。そこに真実があるであろうが、そんな身近なリアルは必要はない……と同じようなモノだ。また余計にワカラン事を言った。すまん。
ちなみに加えて言うと、いわゆるギャルメイクというのもダメなのだ。コテコテなアイドル風な性格・身振りを装うのはよい。だが、外見をメイクで過剰を装うのはNGといってよい。だって、メイクの技巧を見たいワケじゃないのだから。たとえば、小森純がですよ、(以下文章カット。テキトーに想像を。ナニ想像すんだ？)。
そんなわけで田中れいなさんのちょっと前のブログ記事から。
みんな勘違いしてない
さっきの記事に書いたｶﾞｽって
お○らの事じゃないけんね（笑）
田中れいなさんがあんなカワイイ顔でですよ、お○らの事じゃないけんね……なんて博多弁でいわれると、もうこれは、萌えるってカンジですが、倖田來未さんがおなら言うと、コレは、文字通りの屁。ビラビラマツゲのあのメイクをすっきり落としたすっぴんルックスで音立てて臭～いガス発射。非を関西弁で詫びつつ、手をパタパタ左右に振って下品にゲタゲタと笑いながら。これでは萌えない。ガスは燃える。
これって、ぶっちゃけ・気取らない・気さくなリアルさの作用のひとつという事で。
あ、こういうのがレッテル貼りというのか。ごめん。
この項次回で本題に入ります(と、思う)。