田中れいなの蹴りで頭蓋骨陥没。天国に昇る | モーニング娘。原理主義☆都会で夢見る恋のヘルス街

田中れいなの蹴りで頭蓋骨陥没。天国に昇る

昔から私はテレビで時折見かける「こんなに小さなお子様なのに、オトナ顔負けの達者な歌唱力で歌う」というソレに違和感を感じていた。その違和感を感じる事は当たり前の感じ方であろう。こんな子供なのに……歳に似合わぬパフォーマンスがそう感じさせるのだから。普通じゃないという意味で違和感感じて当たり前。そして世間一般では賞賛される。で、賞賛される事は当然である。だって、お子様なのにうまいんだもの。

さくらまやという演歌を歌う少女がいる。

ステージ上のさくらまや

この少女もこれまでの例とかわらず、やっぱり違和感がある。スキがないのだよねこれが。うまい。コテコテな演歌『大漁まつり』をそりゃもうコテコテに歌う。10歳が。今年は毛ガニもよく捕れたって。父ちゃんありがとうって。

私が昔から感じる、演歌を歌うお子様特有の違和感だ。ハロプロキッズオーデションには感じなかったモノ。子供らしくアニメ、J-POPでも歌っていれば感じないであろうこの違和感。10歳の女の子が漁師の父親の大漁を喜び感謝する事に異論はない。むしろ立派だ。去年の漁獲量との比較までしてるのだ。良くできた子だ。

自分が9歳ぐらいの時か。親戚のオジサンに「1丁の長さは何だ?」って質問された。さっぱりわからなかった。意味不明。今でもわからないが。訊かれた以上、なにかしら答えなくてはと、考えてたがよくわからん。テキトーに十数mの長さを言ったら軽く説教された。

つまり、無知を隠そうとして考えようもない答えられない事をいい加減な答えをして、ごまかすなんて子供らしくない。わからないんだったらなぜ素直にわからないと言わないのかと。子供心にそりゃ、あんまりだ、なんでこんな事言われなくちゃならないの?と涙目に。今思い返しても何だかなと思う。

ま、オジサンにとって、子供が「装う」って事に違和感があるからだろう。子供は子供らしく、いたらぬ未熟さを露呈させる事に恥じる気持ちは必要ない。カッコつけるな。いたらぬ未熟さは子供らしさだから。……お、これか。なんだ。オレもなんだかオジサンの気持ちが少しわかった気がするよ。

10歳の少女の背伸び感。でも、歌唱力はすばらしい。でも、やっぱり10歳。でも、堂々としている。でも、やっぱり10歳。……の堂々巡り。そこにイメージが加えられていく。

生意気。緊張なんかしない。好きな食べ物フォアグラ。アイプチ整形。美空ひばり二世。ブランド品で装飾。さくらまやのキーワードだ。アイドルのある種の本質、いたらぬ未熟さとは無縁の世界。

全国のおじいちゃん・おばあちゃんはこんな孫はどうでしょうか?フォアグラ好きって、カネ掛かりそうな孫だ。アニメのキャラグッズなんて買ってあげたらゴミ箱に捨てられちゃいそうだ。いや、勝手なイメージだけど。

良い事なのか悪い事なのかわからぬがアイドルにはなり得ない逸材。もっともアイドルなんて眼じゃないと思っているか。いや、そう言わされているだけかも知れない。彼女があまりにも良くできすぎているから周囲の過大な期待がそう言うキャラクターイメージを作り上げてしまったのかも知れない。でもこのイメージって、ふつうに芸能人であってもプラスにはならないだろう。非庶民的って受けないから。叶姉妹?あれは需要と供給のすき間に入り込む、オモシロキャラクターだからなあ。

当然、そのやり方がマズイと気が付いたとしたら「実はまやちゃんってこんなにお子ちゃまで、ドジっこで、おちゃめなんですよ!財布だってホラ、キティちゃんです!」ってやり出すだろう。ギャップねらいってヤツ。子供にコレでギャップというのもアレだけど。で、その財布開いたら札束ごっそりだったらまた面白いけど。

そんなワケで田中れいなさんである。

彼女がブログを始めてくれたおかげで、それまで以上の、いろいろな彼女のイメージの供給を我々は受けている。

その受けた数あるイメージの中で、私の脳裏にぽつんと灯った新たなる田中れいな像。それはドンキホーテ。

正確には、ドン・キホーテ。ドンとキホーテの間に点がある。今知ったよ自分。だったらあのCMソングはドンキ……ホーテ~って、あらぬトコロで切って歌っているぞ。どうでもいいか。

れいなさんはよく、ドン・キホーテで買い物される。買った品物まで披露してくれる。

れいなを示すキーワード追加。ドン・キホーテ。

おかげさまで、ドン・キホーテに入るたびに「れいなもこうやって店内うろついて物色しているのだろうか?」などと、「オレとれいなは遠く離れたドン・キホーテ間でシンクロしているかも?体験」で楽しめる。たぶんオレだけ。

そんなドン・キホーテの自分が思うイメージは……。

茶髪の小さい子供を連れた若い夫婦だったり、ばりばりなギャルが祖母と連れだって仲良くお買い物だったり、杉作J太郎みたいなオッサンが若い女つれて歩いてたり、ペンギンを模したキャラ、ドンペンがズラリと貼り付けてあったり、バイブやオナホールやらアダルトグッズが置いてあったり、よくいわれる客のガラの悪さだったり、『比べてくださいこの価格!!』の手書き極太ゴシック体のポップだとか。

それらがれいな像に新たに付加された格好。雑多で騒々しくて過飾なる様。

ファンはよくご存じのドクロが大好きなれいなさん。プロフィール画像もドクロマーク入りの眼帯ピグキャラ。虫が非常に苦手だけど、人間の頭蓋骨の意匠は大好きなれいな。そのドクロとドン・キホーテ、二つのビジュアルがぴたりと一致した。これだったんだな。れいなワールドの根幹は(ホントか?)。

もしも、アダルトキャラのアイドルがドクロ大好き、ドンキ大好きだったら、これはちょっと引く、怖い。

だが、本質的に徹底ベビーフェースのルックス・小柄でかつ幼児体型(ゴメン)のれいなだから、ドンキとのMIXはどこかコミカルでお子ちゃまのコスプレのようにも見える。負けん気強い性格も愛らしく思える。

さくらまやの記号性は「ガキのクセに大人びてる」だけど、れいなは「ヤンキー気質のオトナのクセに妙にお子ちゃまっぽいかわいらしさ」。

ドクロの意匠はアイドルらしからぬ異様さを醸し出す。ドンキもしかり。しかし、その趣味性の異様さのミスマッチが逆にお子ちゃまれいなを浮き彫りにする。

れいなブログを見ると、日に何度も行われる更新頻度も、モーニング娘。のメンバーをも使った妙に凝った連続写真も、うざったい(またゴメン)絵文字も欠かさず大量に配置も、これらはみんな、お客様へのおもてなしってヤツ。

でも、高級車ブランド・レクサスのコピーのおもてなしじゃない。ドン・キホーテをれいな流解釈によるおもてなし。

みんなー!うち、一生懸命サービスするっちゃー!!のおもてなし。当然、我々はそれを有り難く頂戴すると。

ドクロれいな

あなたも、そう思ってドン・キホーテ店内を歩き回ってみると、あっちこっち眼に付くモノから、れいなワールドが見えてくるかも。たぶん。

関連する記事
田中れいなの香りは天国に誘う
道重さゆみに勝つ方法

ドクロ眼帯れいなピグ