ただいま、私のおうち
ただいま、私の故郷
ただいま、私の心
14年間お世話になった土地を離れて故郷へ帰ってきました。
娘と息子を連れて。
一人でお嫁にいき、3人に増えて帰ってきました。
自分が育った景色なんて全然感動しなかったのに。
ここには、広がる平野と川
小さな草花にデッカイ太陽がある。
そして、『みっちゃん』と呼んでくれる人々がいてくれます。
いろんな事があって、そんなに頑張るなと周りが言ってくれるのに
どんどん心の余裕はなくなっていきました。
『助けて』の一言が言えずにいました。
暗くなっていく私を見て、子供たちもぎくしゃくしていく。
私が悪い、なんとかしなければ
そう思う気持ちがますます自分を追い込んでいく。
『あなたは、絶対に鬱病にはならないよ』と言われていた私が、何をする気もおきなくなり
とうとう心療内科へ。
先生に少しずつ話を聞いてもらい
自分をさらけ出す事で充実した時間を取り戻していきました。
両親と姉に相談して、『離婚』という選択をしました。
子供たちの事を思うと出来ません…など、一番卑怯なセリフでした。
子供たちのせいではありません、私自身がもう夫婦として終わっていただけの事でした。
それを認め、一歩踏み出すまでにもがいた一年でした。
頑張るな❗という事は
何もしないのではなくて
心が苦しまないように
自分を自由にしてあげることだと知りました。
教えてくれた子供たち、友達、先生、
本当にありがとうございました。
私は弱い人間です。
一人では何もやれません。
故郷に帰り、二人の子供たちと心楽しく過ごします。
助けてくれる故郷があることに感謝です。
14年間も私たちを養ってくれた彼にも感謝です。
優しい人になりたい…
私は心からそう思います。
いがみ合う心、プライド、そんなものいらない。
人を大切に思える心、それだけでいいのです。
春がやってきますね
私の40代が始まります、大好きな故郷で。
ただいま、故郷
ただいま、私
たったひとつの命だから
私の心のままに生きてみます。