読了:運命の人(1) 山崎豊子著 感想など | まきむく通信(どうでもいいこと書いています!)

まきむく通信(どうでもいいこと書いています!)

ブログの話題として最近は登山記録が多いです。
読書記録とプラモデル、歴史など


Since 30.September.2012

<第1巻あらすじ>
毎朝新聞政治記者、弓成亮太。政治部の新聞記者の取材は、苛烈を極め、政治家、官僚にも独特の存在感を示していた。昭和46年、沖縄返還交渉が大詰めを迎えている中、取材中にこの交渉に隠された密約の存在に気付く。その密約の存在の裏を取るための取材が、ある一線を越えた。一挙にこの機密文書が不用意にも、社会党議員から出自が漏れてしまい。検察の捜査の手が伸びることとなった。

 

 

文藝春秋文庫
2010年12月10日初版発行
山崎豊子著



<第1巻感想>
この小説「運命の人」は、沖縄返還交渉と西山事件について題材にした小説である。第1巻は辣腕新聞記者の仕事がどんなものなのか、主人公の辣あんぶりに関心している間に、ばたばたと物語が急転直下に進み、主人公は国家機密の漏えい問題の被疑者となってしまう。国家の機密に触れて、施政者の逆鱗に触れてしまうと生きていけない。。。そういうものか?機密と国民の知る権利、取材特権。そして女性問題。。。なかなか、一筋縄ではいかないテーマである。次の巻に期待しましょう。。



自国の議会対策しか考えないアメリカと、自国の国民のことなど一顧だにしない日本政府。
いつの時代もこの構図で日米の交渉がすすんでいくのだ!


<関連ブログ記事>
・運命の人(1)
・運命の人(2)
・運命の人(3)
・運命の人(4)


 

どうでも、いいこと毎日(平日)更新!
「まきむく通信」
(ブログの更新は土日祝はお休みすることになりました)