戦前の結婚 ~父方のおばあちゃん
お盆です。
我が家はお墓が遠い(実家からも)のでお墓参りにいけません。
ので、毎年恒例、お盆にはだーりんと祖父母(全員故人)の話をして偲んでおります。
妻ねこは、ごくごく普通のサラリーマン核家族で育ちましたが、実は、父母の実家はお寺、おじいちゃんはお坊さんでした。
ただ、両方のおじいちゃん共に、父母が子供の時に亡くなってるため、妻ねこはお婆ちゃんしか知りません。
去年は母方の祖母(お嬢育ちの女王キャラ)の話を描きましたので、今年は父方の祖母のお話を。
政略結婚でなくとも、昔は周囲が"縁談"をすすめて結婚が決まることが多く、結婚式が初対面というのも、それほど珍しい事ではなかったそうです。
おばあちゃんの実母は早く亡くなり、おばあちゃんが二十歳の頃、後妻(継母)さんがやってきました。
その継母は、おばあちゃんと同い年でした。(これも昔はよくある話だそうです。)
そんなこともあって、お婆ちゃんは北陸から関西にお嫁に出されました(適齢期だし)。
旦那さん(おじいちゃん)は、かなりの自由人と言うか、布教(お坊さん)の行脚に行き先も告げずふらりと旅立つタイプ?だったらしく、不在がちでした。
知り合いのいない慣れない街、変わった旦那さん、ひとりぼっちの家。。
遠くで汽車の汽笛が聞こえるたび、
古里に帰りたくて帰りたくて
涙していたそうです。
![奥様はねこ ~団地妻猫とダーリン絵日記~-父方祖母3](https://stat.ameba.jp/user_images/20110815/06/okusama-wa-neko/10/36/j/t02200202_0400036811417815377.jpg?caw=800)
(若い継母のいる実家には居場所はないので、帰りたくても帰れません。)
初めての子を出産する時も、だんなさんは数日不在にしていて、
どこにいったのか、いつ帰ってくるのかもわからなかったそうで、
産婆さんにさんざん叱られたそうです(おばあちゃんがw)
(※父方のお祖父ちゃんは、父が子供の時亡くなっていて逢ったことがないので、キャラがいまいちつかめません。自由人だったみたいだけどw)
それでも、三男三女(計6人)をもうけ、戦争で子供を一人も失うことなく、孫は14人。
おばあちゃんは、妻ねこがちいさい時亡くなったけど、それまで毎年お正月は多勢の子と孫に囲まれてすごしていました。
幸せな新婚時代ではなかったけれど、最終的に幸せだったんじゃないかな?って、思っています。
ちなみに、妻ねこの父は6人兄弟の末っ子。長兄とは16歳離れています。
かなり予定外の子だったみたい(^^ゞ。
よかった、ちゃんと父を産んで育ててくれて。
でないと私、今ここにいないもん。
泣きながらすごした新婚生活をがんばって乗り切ってくれてありがとね、おばあちゃん。
妻ねこがまだ幼稚園の頃、おばあちゃんがペンギンが好きだと知り、たまたま持ってたペンギンのペンダントをおばあちゃんに差し出しました。
「おばあちゃん、ペンギン好きでしょ? はい、これペンギンのペンダント!
でも、これ赤くておばあちゃんにはちょっと派手だから、見せるだけね!」
と言い放ち、おばあちゃんはじめ、周囲に爆笑されました。
け、決してケチだったんじゃないんだからね!
子供なりにお婆ちゃんにあげても使えないと冷静に判断したんだからね!
‥‥"笑い"をプレゼントしたってことで・・・。(あの頃の私をフォローw)
華やかでドラマティックな母方のおばあちゃんと違い、父方のおばあちゃんは、大人しくて地味で小さくて可愛いおばあちゃんでしたが、時々しれっと鋭い観察力のツッコミ発言をしていたそうです。。(なんかソコ似た気がする、私w。)
P.S.
ふじひろさんの二次会シリーズの続き、絵が間に合わなくて、週末更新断念。
もちっと待ってケロ。ちなみに、あと3回で完結予定ですー。
(今回のは、去年絵を描きためてたやつ流用しただの。絵描くの、けっこう体力いる。。)
我が家はお墓が遠い(実家からも)のでお墓参りにいけません。
ので、毎年恒例、お盆にはだーりんと祖父母(全員故人)の話をして偲んでおります。
妻ねこは、ごくごく普通のサラリーマン核家族で育ちましたが、実は、父母の実家はお寺、おじいちゃんはお坊さんでした。
ただ、両方のおじいちゃん共に、父母が子供の時に亡くなってるため、妻ねこはお婆ちゃんしか知りません。
去年は母方の祖母(お嬢育ちの女王キャラ)の話を描きましたので、今年は父方の祖母のお話を。
政略結婚でなくとも、昔は周囲が"縁談"をすすめて結婚が決まることが多く、結婚式が初対面というのも、それほど珍しい事ではなかったそうです。
おばあちゃんの実母は早く亡くなり、おばあちゃんが二十歳の頃、後妻(継母)さんがやってきました。
その継母は、おばあちゃんと同い年でした。(これも昔はよくある話だそうです。)
そんなこともあって、お婆ちゃんは北陸から関西にお嫁に出されました(適齢期だし)。
旦那さん(おじいちゃん)は、かなりの自由人と言うか、布教(お坊さん)の行脚に行き先も告げずふらりと旅立つタイプ?だったらしく、不在がちでした。
知り合いのいない慣れない街、変わった旦那さん、ひとりぼっちの家。。
遠くで汽車の汽笛が聞こえるたび、
古里に帰りたくて帰りたくて
涙していたそうです。
![奥様はねこ ~団地妻猫とダーリン絵日記~-父方祖母3](https://stat.ameba.jp/user_images/20110815/06/okusama-wa-neko/10/36/j/t02200202_0400036811417815377.jpg?caw=800)
(若い継母のいる実家には居場所はないので、帰りたくても帰れません。)
初めての子を出産する時も、だんなさんは数日不在にしていて、
どこにいったのか、いつ帰ってくるのかもわからなかったそうで、
産婆さんにさんざん叱られたそうです(おばあちゃんがw)
(※父方のお祖父ちゃんは、父が子供の時亡くなっていて逢ったことがないので、キャラがいまいちつかめません。自由人だったみたいだけどw)
それでも、三男三女(計6人)をもうけ、戦争で子供を一人も失うことなく、孫は14人。
おばあちゃんは、妻ねこがちいさい時亡くなったけど、それまで毎年お正月は多勢の子と孫に囲まれてすごしていました。
幸せな新婚時代ではなかったけれど、最終的に幸せだったんじゃないかな?って、思っています。
ちなみに、妻ねこの父は6人兄弟の末っ子。長兄とは16歳離れています。
かなり予定外の子だったみたい(^^ゞ。
よかった、ちゃんと父を産んで育ててくれて。
でないと私、今ここにいないもん。
泣きながらすごした新婚生活をがんばって乗り切ってくれてありがとね、おばあちゃん。
妻ねこがまだ幼稚園の頃、おばあちゃんがペンギンが好きだと知り、たまたま持ってたペンギンのペンダントをおばあちゃんに差し出しました。
「おばあちゃん、ペンギン好きでしょ? はい、これペンギンのペンダント!
でも、これ赤くておばあちゃんにはちょっと派手だから、見せるだけね!」
と言い放ち、おばあちゃんはじめ、周囲に爆笑されました。
け、決してケチだったんじゃないんだからね!
子供なりにお婆ちゃんにあげても使えないと冷静に判断したんだからね!
‥‥"笑い"をプレゼントしたってことで・・・。(あの頃の私をフォローw)
華やかでドラマティックな母方のおばあちゃんと違い、父方のおばあちゃんは、大人しくて地味で小さくて可愛いおばあちゃんでしたが、時々しれっと鋭い観察力のツッコミ発言をしていたそうです。。(なんかソコ似た気がする、私w。)
P.S.
ふじひろさんの二次会シリーズの続き、絵が間に合わなくて、週末更新断念。
もちっと待ってケロ。ちなみに、あと3回で完結予定ですー。
(今回のは、去年絵を描きためてたやつ流用しただの。絵描くの、けっこう体力いる。。)