こわくないょ ～お盆

お盆だけど、お墓まいりに行けないので、だーりんとおじいちゃんおばあちゃん（全員故人）の話をして偲んでみました。

　妻ねこは、ごくごく普通のサラリーマン核家族で育ちましたが、実は、父母の実家はお寺、おじいちゃんはお坊さんでした。
　ただ、両方のおじいちゃん共に、父母が子供の時に亡くなってるため、妻ねこはお婆ちゃんしか知りません。

で、今回は母方のおばあちゃんのお話。

　父方の祖父が亡くなった時は、父（←6人兄弟の末っ子）の１６歳年上の長兄が跡を継ぎました。
　が、母方の祖父は、母（5人姉弟の第一子）が4年生の時に亡くなり、跡継ぎのおじさんはまだ幼児だったので、妻であったおばあちゃんが住職（お寺の家長のお坊さん）になりました。

昭和の田舎のお寺の住職は、冠婚葬祭以外にも、檀家さんからいろいろと相談を受ける事がありました。

なかには、
「最近、家族が大病や怪我や災難続きで、これって、ご先祖様のたたりでしょうか？」
と真顔で相談にくる檀家さんもいたそうで

お婆ちゃん爆発

「ご先祖様になんちゅーことを。ご先祖が子孫に幸アレかしと思うことはあるばってん、だ～れが子孫の不幸なんぞ望もうかいっ・・祟るなんてあろうはずなかろうばいっ！
（訳：子孫の幸せを願う事はあっても、誰が子孫を不幸におとしいれたいと思いますか！ご先祖様はなんだとおもってるの！）」

そして、膝に抱いてる孫の牛子ちゃんを指しながら

「だいたい、牛●さんの孫だって、あーたからみたら子孫なのに、孫やその子供や孫を、あーたは祟るのかね！」

「え、、そんな。この子を祟るなんてことあるわけ・・」
狼狽する牛●さん。

「でしょうに！ほんに、くだらんことを。せからしかっ
ご先祖様に。後ろめたいような事をしてるなら、それを直しんしゃい！」
と一喝。

叱られた檀家さんは、しおしお帰られたそうで。。
おばあちゃん、強。。

「って、言ってたのよ～っ」
と、母から聞いた妻ねこ。

お嬢様育ち女王キャラのおばあちゃんらしい武勇伝ｗ。

でも、。言われてみればそうよねー。。と納得

ところで、
よく、赤ちゃんやワンニャンは、なんにもいない天井のすみっことかを、じーーーと見てたり、きゃっきゃと笑いかけてたりするでしょう？
保育士してた時、よく見かけた光景で珍しくもないのですが、初めてその光景を目撃した大人はぞっとするらしいですねｗ

まぁ、赤ちゃんや動物は、大人にはもう見えなくなったものが見えるとか言うし、あれも、亡くなったお婆ちゃんおじいちゃんとかご先祖が会いにきてるのかもねー。っと思えば、
ほら、ね♪こわくない。


かなりドラマティックな母方「おばあちゃんの娘時代」につづく～

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