井上さんとのご縁 | 大沼優記の"ぬまぶくろぐ"

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エビス駅前バープロデュースとの出会いは昨日ご紹介させていただきまして。

ご縁というのは、本当にありがたいもの。

大切にしたいご縁がたくさんある。

その中の一つが井上さんとのご縁。

エビス駅前バープロデュースに出させていただいただけではなく、井上さんには僕が1人で行っているソロ活動の公演の中の『tubbing3』にゲストで出ていただいたこともある。

エビスのオーディションを受けた時、僕を救ってくださったのは井上さんだった。

後日談でうかがったのだけど、オーディションの審査をしていた演出の広瀬格さんの中では僕は落選候補だったそうだ。

そんな中で、「彼を出して欲しい」と格さんに懇願してくださったのが井上さんだった。

そんな井上さんのお願いがあったおかげで、その後格さん演出の公演に何度も出していただけたし、今回の出演がある。

井上さんにはご恩ばかり。

『tubbing3』の公演は、思い出すだけでもお腹が痛くなりそうな大赤字をかぶってしまった。

団体でではなく、個人で抱えるにはあまりにも大き過ぎた。

その時、沈んだ心をすくい上げてくださったのも井上さんだった。

開演前の2人切りの楽屋で隣り合って鏡を眺めながら、井上さんはプロデューサーとして経験したことをたくさん話してくださった。

あの時にすくい上げてくださったおかげで、その後米内山陽子さん脚本・広瀬格さん演出で、おぼんろ・末原拓馬くんとホチキス・小玉久仁子さんとの3人芝居『シットアウト』、東京と名古屋でツアーを組んで行った1人芝居『lifetime go round』をtubbingとして打ち、回収困難だと思っていた『tubbing3』の大赤字を帳消しにすることができた。

もちろん、公演を支えてくださったのは皆さんのおかげ。

皆さんがいてくれたから、何とか持ち堪えることができた。

あの時お越しくださった皆様、応援してくださった皆様、ありがとうございました。

そして、あの日あの場に井上さんがいなかったらと思うと、やっぱり井上さんには頭が上がらない。

プロデューサーとしての井上さんは、お客さんに満足していただくために作品のクオリティへの妥協をしない。

と同時に、カンパニーのメンバーをとても大切に想っている。

いろんなプロデューサーさんがいらっしゃるけど、井上さんの下でお芝居に出させていただくことはとても嬉しいし安心なのです。

井上さん、またお声をかけてくださってありがとうございます。