初めまして!私は風呂デューサーを名乗り活動しています。
将来お風呂にかかわる仕事をしていきたいなと考えています!
品川区にあるスーパー銭湯のオープニングを経験
昭和一桁から営業してきた超老舗銭湯、大田区蒲田の辰巳湯で番頭を経験(施設老朽化のため、2012.10に閉店)
9種の泉質を楽しめる鳴子温泉郷の東鳴子温泉、旅館大沼で湯守の修行
3種の湯業で修行を積みました。
現在は辰己湯の姉妹店、改正湯で番頭をメインに
@nifty温泉、お風呂温泉倶楽部でライターとして温泉の記事を執筆したり、イベントを企画したりしています。
最近のメディア出演です↓
http://ameblo.jp/offlog/entry-11996510215.html
風呂デューサーとは何者!?というかたはこちら↓
http://ameblo.jp/offlog/entry-11288693806.html
連載企画の風呂デューサー式正しい入浴講座シリーズのまとめです↓
http://ameblo.jp/offlog/entry-11205160619.html
源泉かけ流しとは何か、私なりの解釈をお話ししています↓
http://ameblo.jp/offlog/entry-11190035246.html
鳴子温泉郷、東鳴子温泉の旅館大沼で実施中の
真の母里(もり)の湯体験プランについてのまとめです
http://ameblo.jp/offlog/entry-11416581913.html
鳴子修行時代に企画した、鳴子温泉全湯制覇を成し遂げた医師、関口玲先生と100の質問を投げかけあう100問答をおこないました。
http://ameblo.jp/offlog/entry-11527717506.html
お風呂と関係ないですが、ライターとしての私の執筆物のまとめです↓
http://ameblo.jp/offlog/entry-11999878127.html
よろしくお願いします!
独自webサイトに移行します!
最終更新が2016年、早いもので1年半が経過してしまいました。
いまだに新ウェブサイトは完成とは言い難いのですが、必要な部分はこんなもんかなと判断したため、公開させていただきます!
(まだ検索に引っかかる設定にしていないので、こちらのURLから飛んでください)
タイトルは日々湯治。これができたらマジで日本は路上でけんかしたり、殺人事件とか減ると思います。
内容はイベント情報の発信、執筆記事の裏話など、銭湯温泉にまつわるものから、考えかたとか、少しお堅い面になるかと思います。
こちらのブログは更新することはほぼないでしょう。ただ私個人、たまに過去の記事をみると、若さが溢れていていいなと思うので(笑) 記事の引っ越しも検討しつつ、このまま残して振り返るべき原点とします。
本ブログをご覧いただいた皆様、本当にありがとうございました。
新サイトのほうでもブログより落ち着いた感じになるかとは思いますが、どうぞよろしくお願いいたします!
【1月20日発売】東京ウォーカーに掲載していただきました!
風呂デューサーです。
先週発売された東京ウォーカーに都内に湧く黒湯に詳しい人、という立場でインタビューを受けた記事が掲載されています。
今回のインタビューで非常に難しかったのは「黒湯の効能は?」という質問です。
記事の内容に補足して説明させていただきます。
今回出てきた耳慣れない言葉「療養泉」。この療養泉という言葉、温泉と微妙に違います。違いますが、私としては区別して考える必要はないと思います。
温泉に該当する成分と、療養泉に該当する成分が違う、というのが正確な言い方かと思いますが、私たちが効能を期待しているのはほぼ療養泉です。というのも、療養泉に該当しないと、先ほどの「ナトリウム炭酸水素塩泉」のような泉質名を名乗ることができません。これを名乗ることができないと適応症(一般的に言う効能)を名乗れません。
温泉だと「○○について規定量を満たしているので温泉」のようなものが書かれており、適応症(泉質別適応症)は記載されていません。
ちょっと脱線しましたが、今回の記事の場合
『黒湯という名称自体は温泉法による「療養泉」ではない』
という記載があります。
黒湯というものは「湯船が黒い色の湯で満たされている!」というものを通称、愛称として呼んでいるだけで、療養泉というくくりのなかに黒湯という名称が存在するわけではない、という意味です。
逆に言えば、黒湯でも療養泉に規定される内容になっていれば、それは「療養泉」です。
今回の記事には、効能について問う項目の最後に
『彼が推す黒湯銭湯4つはナトリウム、炭酸水素等を多く含む「療養泉」に認定される温泉。』
と書かれています。
冒頭で
『黒湯という名称自体は温泉法による「療養泉」ではない』
最後に
『彼が推す黒湯銭湯4つはナトリウム、炭酸水素等を多く含む「療養泉」に認定される温泉。』
となっているので矛盾しているような印象があるかもしれませんが、上記のような経緯があることをご理解いただけると幸いです。というわけで、今回紹介している銭湯は「ナトリウム炭酸水素塩泉」の「療養泉」です。
ちなみに、美肌効果は効能(泉質別適応症)ではありません。
限られた文章で編集さんとのやりとりを踏まえると、なかなか明快で決定的な説明をするのは難しい…そんな思いです。なにより、ここではこれ以上触れませんが、「温泉」という定義づけが根本的にあいまいというか、難しいのが実情です。
もぞもぞと療養泉についてお話をしましたが、湯船をつくる私の立場から言えば、その温泉の効能は「常連さんを見る」「常連さんから聞く」のが正確です。「継続して自分が一つの温泉に入り続ける、様子を見続ける」ことができれば、それが一番正確ですね。それがあって、黒湯の美肌効果については私は堂々と言っています。
難しいことなんて気にしないでいいんです。
はいって気持ちよく過ごせればそれが温泉じゃないですか!
綺麗にまとまったのでこの辺にしておきます。
以前温泉についていろいろまとめた文章が「ブログテーマ一覧」の「お風呂の知識」あたりに書いてあったと思います(療養泉の詳しいことはなかったかな…)。よかったらご覧ください。
ちらっと見なおしたらとても熱いことが書いてあって、頑張ろうと思えました(笑)
【東京天然温泉ガイド】に風呂デューサーのインタビュー掲載いただきました
11月に発売された「東京天然温泉ガイド」という冊子に私のインタビュー記事が掲載されました!
- 東京天然温泉ガイド
- ¥993
- 楽天
見開き2ページで掲載いただきました。
デカデカと載せていただきびっくりしています。
都内の温泉が網羅されており、温泉が好きだけどなかなか遠出できないかたにはもちろん、回りつくしたいマニアのかたにもお勧めします。経営者の声や、お店の歴史など、この本を読んだうえでお風呂屋さんにいくと一層入浴が重厚なものになると思います。
私のインタビューはいつも変わり映えのない内容で申し訳ない、という感じです。今年は「入浴の新しい価値観」を!ということで、暖めすぎてほかほかになっている「都市湯治」の企画を進めていきます。
企画が出来上がったらまたこちらで宣伝させていただきます!
風呂デューサーのご紹介~都市湯治編~
風呂デューサーです。
風呂デューサーのご紹介という記事を書いてから早3年が経過しました。早いですね。
2012年に何をしていたのかパッと思い出せないくらいあっという間の時間でした。
老舗銭湯の辰己湯で昔ながらの銭湯の裏を学び、店番や掃除など、番頭としての仕事を経験しました。
そして宮城県東鳴子温泉で湯守の修業。温泉という自然のものを扱う難しさを知りあわせて旅館業務全般を経験しました。
このころから温泉、フリーライターとしての仕事をいただくようになりました。
東京に戻ってからは最新設備を導入した銭湯、改正湯で番頭として勤務して今に至ります。
そのかたわら風呂デューサーとしてのイベント企画、主に「風呂あがりの一杯を究める会」を開催したり、テレビヤラジオなど、メディアへの出演が増えてきました。
また、海外の温泉文化を知るために、ドイツに一人旅に出たりもしました。
これらの経験を経て、風呂デューサーのご紹介ページを追加する必要があると感じ、追記することにしました。
メディアへの出演が増えるにつれて、「風呂デューサー」という言葉のインパクトが強すぎて、だいぶ独り歩きしているなと感じるようになりました。取材で今後の展望を聞かれてもコレという内容がないので、煮え切らない答えをしてがっかりさせてるなと感じたり、正直してました。
「風呂デューサーがやることはなにか」ということをつくらなければならないんだなとしみじみ思うようになったのです。
しかもそれは「風呂デューサー」という名前に相応しいインパクトが必要な気がして、この名前を重荷にも感じました。
いままでの経験を踏まえて何ができるかを考えたところ、キーワードになったのは「湯治」です。
湯治場での修業を経験して、「湯治は、温泉に浸かることが湯治ではない。そこに流れる時間こそが湯治」ということは感じていました。温泉に入ることをはじめ、普段と違う環境に身を置くこと、そこでしか食べられないものをたべること、忙しさから解放されること…「温泉地での滞在」「温泉地に流れる時間」が湯治なのです。
なんとなく感じていたそれをさらに強く確信させたのは、ドイツで海外に存在する湯治文化に触れたことことが大きいです。
ドイツの温泉施設では、温泉に入るのと同等以上に読書や日向ぼっこをしている人が非常に多かったのです。せわしなく観光して疲れて眠ってそそくさと帰っていく…日本の、現在主流の温泉旅行とはまったく異なり、私が湯治場で経験した時間と同じ時間を過ごしていたのです。日本の文化と思っていた温泉、湯治がドイツではごく当たり前に行われているように感じました。
そんな思いを持って東京に戻り、自分にできることを模索していると、「湯治場ほどの温泉がなくても、この湯治場の時間に近いことを体験してもらうことはできるのではないか」と考えました。
そこで生まれたのが「都市湯治」です。ちなみに2014年夏ごろに商標登録を取得済みです。
中身のほうは次回、掘り下げてお話ししたいと思います。