なんちゃって水密バルクヘッドの取り付け(後編) | なんちゃってオーシャンセーラーのブログ

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オーシャンセーリングに憧れて。。。
今は、実現に向けてヨットの整備と身の丈より少しだけ背伸びをした活動をしています。

『なんちゃって水密バルクヘッドの取り付け(前編)』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-11453478801.html からの続き。。。


日曜日、パートナーは「おばあちゃんのところへ行く。」とお休み。

ひとりでごそごそと整備をしてきました。


まずは先日途中までしかできなかった『なんちゃって水密バルクヘッド』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-11453478801.html の取り付けの続きです。


先日、大阪の日本橋にある『ナニワネジ』で買ってきたビスで白い部分の残りの分を取り付けましたが、また長さが合わない分があり、、、


2つスプリングワッシャーを入れて調整したり、、
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3つスプリングワッシャーを入れて調整したり、、
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30mmのビスではスポンジゴムのせいでナットがかからなかったし、35mmのビスではナットを締めこんだらスポンジゴムが圧縮され、高さを調整せずに取り付けるとキャップ部分が飛んでしまいました。

5mmの差だけどなかなか思い通りにはいってくれませんでした。


とにかく白い部分を付け終わり、ハッチを取り付けました。


しかし、こちらも20mmのビスでは届かず、25mmでは長すぎて普通のナットとキャップナットのダブルナット状態でちょうどになりました。
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これで取り付け完了!


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デッドスペースへのアクセスハッチです。


閉めると
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これでメインキャビンの暖房効率が少しは上がりそうです。


取り付けには『バレルナット』がほしいです。

こんなの↓
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日本では『組みネジ』として売っている雌側のことですね。

他にも『雌ネジ』という呼び方もあるようです。

しかし、組みネジのステンレスバージョンはナニワネジでもないようです。理由は『需要がないから』。。。

僕ほしいのに(T_T)


で、この写真はウエストマリンで『#6』として売っていたものを試しに買ってみました。

何が『6』なんだろう?と思っていたら『ユニファイ細めネジ(UNF)』という規格で『#6-32』?というサイズのビスが合う雌ネジでした。このバレルナットを一目見てサイズを当てたナニワネジのおっちゃんはすごい!しかもこれに合うビスも置いているなんて!


M4~M10に合うバレルナットがあれば艤装品すべて取り付け直すのにな~。

できる限りミリの規格でそろえたいと思っています。

我が艇はインナーモールドがないのでいたるところにビスが見えています。

自分で取り付けておいてなんですが、危ないな~!


ステンレスのバレルナットは中国にあるのを確認済み。。言葉が。。。

国内で特注品として製造可能であることを確認済み。。金額が怖い。。。

将来的には数を拾い出して特注品で作ってもらおうかな。。。

安全のための投資はしないといけないと思っています。。

とりあえずはキャップビスがお手頃でしょうね。

どなたかミリのバレルナットが簡単に手に入るところをご存知なら教えてください。



で、なぜ『なんちゃって水密バルクヘッド』かというと、


その1、

ハッチ(リューマのロープロファイルハッチ・サイズ60)は別のレストア中の艇からの借り物なのでコーキングを入れていない。


その2、

このバルクヘッド、喫水線より下に

・配線の通り道のバカ穴が1つ→配線を順番に一本ずつデッキ裏に移動中。移動後穴埋め予定。

・ガス管の通り道が1つ→一応まわりを発泡ウレタンで埋めてみたけど近々配管をすべて取り替え予定。

・エンジンの排気管が1つ→一応まわりを発泡ウレタンで埋めてみた。

・エンジンコントロールのスロットルケーブルとクラッチケーブルがある→取り回しを考えるか防水処理が必要。


その3、

大問題はエンジンカバー。前と左右は外すのに手間はかかるけどごくごく普通。しかし後ろがスカスカの合板一枚。このスカスカの部分からエンジンに必要な空気を取り入れているようなもの。この部分を完全にふさいでブロアを2つ取り付け強制的に給排気をさせない限りは完全な水密バルクヘッドにはならない。でも、その前に『やらなければならないこと』や『やりたいこと』が山積み。


その4、

一番の理由は『この連休は。。。』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-11449148209.html の記事に書いた、クォーターバースの改造計画。できればこのバルクヘッドを後ろにずらし、新たにコンパニオンウェイ付近にバルクヘッドを増設して、個室のクウォーターバースに改造したいから、それまでの仮状態です。


なので『なんちゃって水密バルクヘッド』となっています。


しかし

これでもビルジポンプで排出しながら救助までの時間は稼げると思います。

あくまで想像ですが。

エンジンの強制吸排気を行ってエンジンルームを水密にすれば自力走行も可能だと思います。

あくまで想像ですが。


実は、我が艇オリジナルのトランサムボードの後ろにさらにトランサムボードがあります。これはプレーニングボードの上に大改造のときにデッキを張ってコクピットを伸ばしたからです。

バウにもクラッシュバルクヘッドがあります。

なので、この『なんちゃって水密バルクヘッド』を入れると、一応4つのコーパートメントに分かれています。

現在でも艇に付いている重量物はキールとエンジンとマスト。。。この3つを支えるにはバウとスターンのクラッシュバルクヘッドで十分なはず。しかも、バルサコアのサンドイッチ構造なので、船穀自体に穴が開いても十分な浮力はあると思います。

メインバルクヘッドの扉を水密に改造すれば5つのコンパートメントに。。。

このクウォーターバースを改造して個室にし、さらに水密区にしたら。。。

怖がりなのでこれくらいはしたいと思っています。



なんちゃって水密バルクヘッドの取り付けが終わってから新しく取り付けたメーター(スピードメーター)のキャリブレーションをしようと出港したものの、トランデューサーを入れ忘れ。。。何をしに出港したのだろう。。(^_^;)


とりあえず、デプスメーターのフィート表示をメーター表示に変えて、ついでにオートパイロットのキャリブレーションをしてきました。

『オートパイロット(キャリブレーション編)』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-11463916830.html へ続く。。。