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そして エレベーターは ついに 最終到着点にまで 到着したのです。
奇跡的なことです。
ついに エラベーターの 重い 隔壁のような ドアが 開きました。
カメラに写る 外界を モニターで ソウスケも 観察しています。
しかし 当たり前ですが・・・淡い期待は あっけなく 崩れ去りました。
扉の外の世界は 暗黒で 氷点下以下の 気温の 磁気嵐が 吹き荒れる 暗黒の 地獄でした・・・。
それは エレベーター内の マイクを通じて 首相たちから 報告されたのです。
首相たちにも 真っ暗闇で 一寸先も 見えません。
首相たちも 一歩 進もうにも あまりの寒さに 見動くも取れませんでした。
呼吸も 苦しくなるような 劣悪な 環境です。
防護服も 酸素マスクも 着用していません。
まともに 呼吸も 出来ない状態でしょう。
それでも 何故か・・・・そのまま 六人全員が エレベーターから 外へ 飛び出して 行ったのです。
一斉に 自分たちの意志で・・・。
観察用の テレビカメラは その場に 捨てられたようです。
真っ暗な中で エレベーターの 床らしきものが 写し出されていました。
首相たち 六名は 全員 外へ飛び出して 死んでしまったのでしょうか？
そもそも 何故 危険な場所に 飛び出したのでしょう？
まあ 帰ってきても ソウスケに支配された核シェルター内では 何も いいことはありません。
（ つづく ）
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