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しかも みんな ボロボロの 瀕死の状態から 立ち直ったばかりなので まともに動けるのは 首相だけです。
実質的には 首相が 一人で 自分と 陸軍大臣 海軍大臣 空軍大臣たちの６人分の 世話や 部屋の清掃 排便 排尿の 後始末まで しなければならない 状況でした。
しかも 素っ裸で です。
しかし 陸軍大臣の 銃弾を受けた傷や 核シェルター内の 住民から受けた 暴行による損傷は じわじわと 陸軍大臣 海軍大臣 空軍大臣たちを 蝕んでいきました。
傷口の化膿は ひどくなり 衰えていきました。
全身が 細菌感染で 蝕まれ 衰弱していくだけです。
陸軍大臣たちにとっては 一気に 死んだ方が はるかに 楽だったかもしれません。
これも ソウスケの 残酷な 復讐劇の一つなのです。
ソウスケは いままで 核シェルター内の住民には 陸軍大臣たちに管理され 少量しか与えられていなかった 食事の量も 増量しました。
衣服も 清潔なものを 与えました。
核シェルター内の 住人たちにとって 人間として 必要最小限の ことが 初めて 認められたのです。
核シェルター内の 残された 住民たちは 本当に 感激して 感謝して ソウスケを 本当の「神」のように 慕い始めました。
ソウスケのおかげで ようやく 人間らしい 最低レベルの 生活が 許されたのですから。
核シェルター内の 住人たちは 今までは 家畜以下の扱いでした。
核シェルター内の 残された 住民たちは 本当に 心から 喜び ソウスケに 感謝しました。
一見 ソウスケは 本当に 「神」のように 素晴らしい 人格者のようでした。
ここまでは ソウスケは 色々な意味で 本当に 良い「神」でした。
（ つづく ）
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