α7購入シュミレーション 手持ちオールドレンズとの相性 | norimのブログ

norimのブログ

ブログの説明を入力します。

半年後レンズ別作例をまとめた物がこちらです。(2014年6月28日追記)

翌週α7を衝動買いしたので修正(赤字)した。(2013年12月29日)



試写結果は、こちらのブログ
を見てください




今、一番購入したいカメラの候補は SONY α7(ILCE-7)であるが
私の欲求を満たす完璧なカメラではない。



1.完璧なカメラでない
まずは完璧でない部分について述べておく。


①レンズがない
もし、このカメラと純正レンズの組み合わせで、しかもメインのカメラ(他にこれ以上のカメラを持たない)にしたいのであれば、やめた方がよい、何故なら純正レンズが2本しかないからだ。
1本は35mmの単焦点であり、1本はズームレンズだ。
ズームレンズに関しては、世間の評判から考えて対した性能のレンズではなく、このカメラについている素晴らしいセンサーを到底活かせるレベルのものではない。
つまりは、使えるレンズはたったの1本しかないわけだ。
レンズ交換式カメラに純正の使えるレンズが1本しかないのでは、システムカメラとしての体裁が整っていないともいえるではないだろうか?

その後単焦点の55mmf1.8とツァイスブランドのズームレンズが発売された。

55mmの評価はとても素晴らしいものであり、このレンズに限って言えば、これが使いたいくて買う人がいるかもしれないと思えるものだ。

だが、キャノンやニコンのラインナップに較べれば比較の対象にすらならず寂しいものだ。



②ボディ内手振れ補正がない

まあこれは、あくまでも+αの機能ではあるが、この機能があったほうが素晴らしい。
手振れ補正があれば、どんなレンズでも性能が1段あがる事になる。
(ISO感度が2-3段あがる事と同等 具体的には、夜景の手持ち撮影が可能になる)

これがあれば、私にとって完璧なカメラの一つとなるであろう。いつかは、こんなカメラが欲しい。

③レリーズタイムラグが多い
約0,1秒でニコンやキャノンの高級一眼レフに比較し2倍ある。
この0.05秒の差はかなり大きい。
シャッターを押した後に長くシャッター音がするので最初は気になったが実はそれほど遅延してない
私の使い方で支障がある程ではなかった

(追記)
これは、当初使えると思わなかった電子先幕シャッターによるものが大きい。
電子先幕シャッターにより、レリーズタイムラグはなんと0.02秒となるのだ



電子先幕シャッターに関してはこちらのブログ

で書いているが、広角レンズで超高速シャッターは使わない為、実際には、常時ONで使えている。


④シャッター音が悪い

これは感覚の問題であるが、間延びしているシャッター音がすこぶる悪い。

現在でも、この手のカメラ(一眼カメラ)は、機械式シャッターを搭載しているが、シャッターの設計がお世辞にも良いとは言えない。ライカM3のシャッター音が理想である。


⑤オールドレンズとの相性が完璧でない

これは、次の項で考察したい。
と、不満な点を列挙した。しかし、しかしである。


これだけ不満があったとしても、このカメラは、現在私にとって最高のカメラなのだ。

何故なら、ライカLMマウントレンズが、ContaxGマウントが、M42マウントが、世界中のほとんどのレンズがこのレンズについてしまう唯一無二の35mmフルフレームカメラだからである。

私の手持ちレンズで気に入った写りさえすれば、上記の不満には全て目をつむろう。


2.手持ちオールドレンズとの相性

 ここで言うオールドレンズとは、フィルムカメラ用のレンズの事とする。

残念ながらフィルムカメラとデジカメでは撮像媒体が根本的に違う。前者はフィルムであり後者は画像センサーだ。

 フィルムは、斜めからの光に対して受光しやすいのに対し、画像センサーは斜めからの光線に対して受光感度が非常に悪くなってしまう。その為、各社いろいろと工夫はしているのだが、それでも未だフィルムにはおいつかない。

現在のデジカメ用レンズは、デジカメで使う事を前提としている為、この対策をしている。
レンズから画像センサーに対してなるべく平行に光線があたるような設計をしているということだ。
これをテレセントリック性(が高い)と呼ぶ。
この事には弱点がある。まず、レンズからセンサーまでの距離(フランジバック)が長いほど有利になるため、レンズサイズが大きくなってしまう。私にとってカメラの最重要要素は小型、軽量であるため、この要素と矛盾することになるのだ。
また、一眼レフの場合は、レンズと画像センサーの間にミラーを持つ構造上必然的にこの距離が長い為、テレセントリック性は高いのだが、それ故一眼レフカメラはある程度以上は小型にすることができない。
一方、ミラーレスカメラはミラーを持たない構造の為、この問題さえ解決できれば、一眼レフカメラより飛躍的に小型化する事ができるわけだ。
ミラーレスカメラの一番のメリットは小型化なわけだから、この問題はミラーレスカメラの一つの命題ともなるわけだ。
テレセントリック性の低い昔のオールドレンズを、現在のミラーレスカメラにつけるとどうなるのか?
写真の四隅で減光し、四隅のピントが甘くなり、四隅で変色を起こしやすい。
私の購入第一候補であるα7は、小型で、フランジバックが短い(ミラーレスであるが為)が為に欲しいのであるが、オールドレンズでどれほど上記四隅の問題が出るのかという事が一番の興味となるわけだ。

α7が発売されてから1ヶ月ぼちぼちとインターネット上にもそれらの結果が報告されている。

そこで私の手持ちレンズとの相性を推測してみることにする。

(1)コシナ フォクトレンダー スーパーワイドヘリアー(SWH)15mm
下記、WEB上から作例を拝借させていただいた。

作例1

 作例2

確かに、減光し、色かぶりは起こしてはいるが、写真が完全に破綻しているわけではない。
元々15mmの画角というのは、通常でない超広角を表現すると思っているので、これくらいの減光、色かぶりは味として使えるのかもしれない。
一方α7Rでは、見れるレベルではなかった。
実際
に使ってみると、カメラのアプリ「レンズ補正」を使えば、それほど気にならない充分使えるレンズであった。


評点 70点 → 70点

(2)コンタックスG カールツァイスBiogon21mm
下記、WEB上から作例を拝借させていただいた。
作例1
 作例2
減光、色かぶり、四隅流れを起こしている。元々このレンズは、あくまでもキチッと広角を撮影するレンズである為、程度はSWH15とかわらなくても、このレンズらしからぬ描写のように思えてならない。
これは少し許せないレベルである。
α7Rだともっと酷くなります。

実際
使ってみると、周辺減光は、アプリ「レンズ補正」により問題ないレベルまで修正された。
しかし、周辺流れがかなりあり、評点はやはり50点だった。


評点 50点 → 50点

(3)コンタックスG カールツァイスBiogon28mm
下記、WEB上から作例を拝借させていただいた。
作例1
減光に関しては気にならないレベル、ただしよく見ると四隅流れを起こしている。
ただ、使えないレベルではない。
これもα7Rだともっと酷い。
実際
には、思ったより使えると感じた。アプリ「レンズ補正」により周辺減光および色かぶりはほぼ解消する。 ただし、周辺流れは、ビオゴン21ほどではないが、残る。このレンズの本来の描写力(最強の28mm)からすればやはり70点くらいが妥当だろう。

(追)作例2


評点 75点 → 70点


(4)コシナ フォクトレンダー NoktonClassic35MC
下記、WEB上から作例を拝借させていただいた。
作例1
見た感じ何の問題もないと思う。等倍拡大写真を見てもほぼ完璧だ。
このレンズは、小さくとても使い勝手が良い。α7を買った場合メインの広角レンズになる可能性がある事を予感させる。

評点 95点 → 100点

(5)ライカ ズマロン35/3.5
下記、WEB上から作例を拝借させていただいた。
作例1
見た感じ良いです。
元々このレンズは解像度で勝負するレンズではなく、雰囲気を描写するレンズですが、ズマロンの柔らかい感じも出てると思う。
実際の作例
(追記)

評点 95点 

(6)コンタックスG プラナー45mm
下記WEB上に作例があります。
作例1
 作例2
この辺になるとかなり良い写りと一見して判ります。
実際の作例
1 作例2
(追記)

評点 100点

(7)ライツ DRズミクロン50
適当な作例が少ないが基本的に問題はなさそうだ。
作例1
実際
使ってみるとかなりよかった。
このレンズは思い入れがあるレンズなので感動すら覚えた。


評点 100点

(*)ライツ エルマー 50/3.5 (赤エルマー)

とてもコンパクトなレンズ、古い世代のレンズの為期待していなかったのだが、
想像以上に写りが良い。コンパクトさと相まって使用頻度は高くなるかもしれない。


実際の作例1
 作例2

評点 100点


(8)コシナ フォクトレンダー カラーヘリアー75mm

実際の作例

1 作例2
(追記)

評点 100点

(9)ライカ テレエルマリートM90mm
実際の作例

評点 95点

(10)ライカ テレエルマー 135mm
実際
の作例
手振れ補正なしで2400万画素で望遠レンズを使うのは、結構難しかったので10点減点した。

評点 90点


ですが、標準レンズよりも望遠系のレンズはα7は得意とするところで期待できます。
→期待通りでした

3.結論
上記結果より、SWH15 とBiogon21に関して少し残念な結果となってますが、
どうしたものか・・・・ ちょっと考えて結論を出したいと思います。
→Biogon21に関しては、使えないかもしれないと感じたが、他のレンズに関しては常用可能と感じた。
Biogon21をどうするか? それが問題です。