最も新しい物が最も古い物に出会う時(α7 エルマー 50/3.5) | norimのブログ

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「Sony α7」
最新のカメラである。2013年11月世界最初のレンズ交換可能なフルサイズミラーレスカメラとして発売された。









でも付いているレンズはかなり古い。このレンズは ライツ エルマー50/3.5








 1925年に世に出て1961年までの間35万台も生産されたライカの最もポピュラ-なレンズであり、1930年には、35mmカメラにおける世界で最初の交換式タイプのレンズとなった。







1925-1930 世界最初の35mmカメラ ライカI型に固定式のレンズとして搭載



1930-1932 ライカに交換式のレンズとして搭載 1台ずつ調整された為、カメラとワンセットだった。



1932- すべてのライカに対して互換性を持つレンズとなる。(ライカLマウント)



1946- レンズに内面反射防止のコーティングがなされる。



1952-1956 Lマウントモデルの最終バージョンRedScale(通称赤エルマー)となる。



1954-1961 Mマウント(現行)タイプのモデルが発売された



1925-1954 ライカの標準レンズとして採用される。







ちなみに私のエルマーは、1954年製赤エルマーだ。







α7の特徴に、世界中のほとんどのレンズが装着できてしまうことがあげられるが



つまりこの事は、半世紀以上の時を超え、世界で最も古い交換式レンズが世界で最も新しいレンズ交換式35mm(フルサイズ)カメラに装着できる事を意味する。おそらく誰も予想がつかなかったであろう。




 もうひとつのα7の特徴は、とにかく軽い事。本体はバッテリーとメモリカードで480g程度。そしてエルマーもとても軽く125gのコンパクトなレンズだ。総重量はマウントアダプタをいれて670gほどであった。




レンズは沈胴できる為持ち運び時にはさらにコンパクトになる。



































さて、α7を購入してからひと月以上経ち、手持ちレンズの試写は、このレンズを除きほとんど終わっていた。このレンズは冬という事もあり、中村光学に1ヶ月半もの間オーバーホールに出していたのだ









そしてつい先日戻ってきた。









さっそくカメラにレンズを付けてみる。上記2枚の写真を見てほしいとてもコンパクトだ。






















































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家に帰ってこの画像を見て正直驚いた。なんとよく写るレンズなんだろう。









これが、半世紀以上前のレンズなのか









(リンク先をパソコンで拡大して見るとよくわかります)








































































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もちろん、このレンズの絞り値は、最低でf3.5しかなく ボケの大きな写真は撮れない。









だが、小型・軽量のフルサイズカメラで普段のスナップを撮るにはとても快適な組み合わせだ。



















しばらく使ってみてまた紹介したいと思った。



















(α7 赤エルマー Elmar 50/3.5)