素盞嗚は、農耕民族の神だったのでしょうか?それとも狩猟民族?
でも、ケルト人は遊牧民でした。
罪を背負わされて放浪するという感覚は、遊牧民の感覚に近いかもしれません。
これほどさまざまな性質を持った神は、ちょっと珍しいと思うのです。
そしてもう一つ。
素盞嗚には英雄としての一面もありますよね。
そう。
八俣大蛇を退治した英雄です。
高天原を追放された素盞嗚は、出雲の簸川あたりまでやってきます。
そこで嘆き悲しむ夫婦を見つけ、何を悲しんでいるのか聞きました。
すると、八俣の大蛇が毎日一人の乙女を食べにやってくることを知らされます。
この夫婦にはたくさんの娘がいたのですが、すべて食べられてしまい、今年は末娘の櫛稲田姫が食べられてしまうのだ、と。
そこで素盞嗚は強い酒を醸させて、八つの甕に入れました。
まもなく八俣の大蛇がやってきますが、酒を見ると人身御供より先にこれを飲み干します。
そして、泥酔。
素盞嗚が登場するのはここですね~。
大蛇は首が八つあるわけで、素面のときは非常に不利。
でも、酔っぱらって寝てしまえば怖くありません。
剣ですべての首を落としてしまったのでした。
そして彼は櫛稲田姫を妻にします。
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