◎【書評】スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン ― 人々を惹きつける18の法則 | 飯島法久の毎日がプロジェクトマネジメント!

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スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則



皆様こんばんは!


いきなり寒くなりましたね^^
この前まで夏みたいな日が続きましたが、あっという間に今度は秋を通り越して
冬になりそうな勢い。。

こういう寒暖の差は、体にこたえますよね。
僕の会社でも、風邪をひいてしまった方がいます。


皆様は大丈夫ですか?
うっかり布団を被らずに寝ると、風邪ひいちゃいますよ~

僕は今のところ大丈夫みたいです。
でも、疲れが溜まったりすると抵抗力が落ちるので、なるべく無理しないようにしましょうね。

ちょっと調子が悪かったら、無理をせずに休むことも重要です。
「休むのも仕事のうち」って言いますからね^^




さて、早速本題です。

本日は僕が紹介したくてたまらなかった本です。
アップルのCEOであり、僕の尊敬する経営者の一人、
そして、希代のプレゼンの達人、スティーブ・ジョブズのプレゼンの極意について解説
したこの一冊です!


彼のプレゼンはとにかくすごい!

僕の陳腐な言葉よりも、実際にご覧になられたほうが、すごさが実感出来るでしょう。
有名なプレゼンの一つですので、既にご覧になった方も多いと思いますが、
まずはこちらのプレゼンをご覧ください。





iPhone を発表するスティーブ・ジョブス






如何でしょうか?

既に説明不要なくらい、魅力的なプレゼンであることが分かりますよね^^
僕も、こんなプレゼンが出来たらいいなあ、といつも思っています。

何と言うか、
言葉とか内容とかの問題を通り越して、本当に「ドラマ」みたいですよね。


では、彼のプレゼンはマネ出来ないのか?

それが、この本のテーマです。


確かに、彼と全く同じ魅力をいきなり作り出すのは、困難です。
何故なら、彼のプレゼン術は、彼自身が20年以上の歳月を掛けて、
徹底的に人を魅了するノウハウを検証し続けた結果だから。
努力の賜物だから。



ここで、一つ重要なお知らせをします。

彼が驚異的なプレゼンを行うことが出来るのは、決して彼の才能だけではありません。
ここからのお話は、まずこの点をよーく頭に入れて聞いて欲しいんです。

じゃないと、ここからお話することがきちんと伝わらなくなると思いますので。


よく、
「僕には才能が無いから」
とかクチにする方がいらっしゃいます。


すみません、
ちょっと吐いてもいいですか?



「才能が無い」とか簡単にクチにすることは、とっても失礼なことだと思います。

じゃあ聞きますけど、才能のある人は皆努力してないんですか?
イチローは才能だけであんな記録を作っていると思うんですか?


はっきり言って、この「才能が無いから」という言葉は、僕は大嫌いです。

言い方を変えると、
「僕は努力するつもりなんて全くないから」
って言ってるように聞こえる。

うん、少なくとも僕には。


すごい!って思う人は、クチに出さないかも知れないけど、とっても一生懸命やっているんだと
思う。


ジョブズにしたって、一度死にかけてますからね?
彼は一度、膵臓がんで余命半年と宣告されています。

医学的な見地からはいくらでも議論が出来るのでしょうが、
僕は彼の「使命感」が病を遠ざけたと思っています。

関係ない話をしているつもりはありません。
彼の魅力的なプレゼンは、決して彼の強い使命感と無関係ではない、と僕は思っているんですが、
皆様はどう思いますか?


彼は、本気でユーザーを喜ばせようとしています。
本気で世界を変えるような素晴らしい製品を生み出したい、世の中の常識を変えたい、
と思っている。

彼の人間力が、私たちの魂に直接話しかけるのではないでしょうか。



一つ、本書の中から彼が世界を変えたいと強く願っていることが分かる、
有名なエピソードを抜粋します。

1983年に当時ペプシコーラの社長を勤めていた、ジョン・スカリーをアップルに引き抜いた際の名台詞です。

その時の仕事に満足していて、ジョブズの説得に全く耳を貸さなかったスカリーの心を
一瞬にして動かした言葉。



「一生砂糖水を売り続ける気かい?
それとも世界を変えるチャンスにかけてみるかい?」



スカリーは、自著の中でその時の気持ちを
「胃のあたりに強烈なパンチをくらった気がした」
と表現しています。




すみません、少し熱くなりすぎましたね。。

でも、どうしても伝えたいことがあったんです。
それは、
「本気で伝えようとすれば伝わる」
ということです。


これ、まさに最近の僕の体験談なんですけどね。


たぶん、始めの方から僕のブログをお読み頂いている方は、
最近僕のブログの雰囲気が変わったと感じていらっしゃるはずです。

何故なら?

ある方に教わって、文字を感情で伝えることの大切さを知ったからです。
今もそうですが、最近僕はブログを書くとき、
「本気で皆様へ伝えよう」と思って書いています。


その「ある方」については、後日ブログでご紹介させて頂きますので、
楽しみにしていてくださいね^^



最近、アクセスや読者の皆様の反応が変わりました。
明らかに、本気で伝えようとすると、こんなWebの向こう側からでも伝わることが
実証出来たのです!


だから、僕はFacebookで
「書く技術」でパーソナルブランディング!
というコミュを立ち上げる
決心をしました。


ネーミングの関係上、「文章力」を高めるような表題にしていますが、
本当に伝えたいことは、今までお話したような「気持ち」の部分です。
今日の時点で140名以上の方にご賛同頂いているのは、僕の気持ちが伝わったからだと
思っています。


この本を読み返して、僕は改めてその効果を確信しました。
彼と同じプレゼンは出来ないかも知れないけど、
「やり方次第で、彼と同じように人々を魅了することは出来る」


書評として一番伝えなければならないと思ったのは、この部分でした。
この部分を理解しなければ、この本の価値が半減すると思ったのです。

勿論、以下でご紹介するように、
ノウハウとしても素晴らしいことが書かれています。

でも、そんな素晴らしい技術も、気持ちがしっかり入っていてこそ、
本来の力が発揮出来る、と思ったからこういう書き方をしました。



彼のプレゼンを分析することで、
「誰でも魅力的なプレゼンを身につけることが出来る」


具体的なノウハウについては、以下の項目で順を追って説明されています。



◎ストーリーを作る
構想はアナログでまとめる
聞く手の注意をひくストーリーやメッセージを提出する
解決あるいは回答が必要な問題あるいは疑問を提出する
提出した問題に対する解答を提出する
提出した解答で得られるメリットを具体的に記述する
行動を呼びかける

◎体験を提供する
禅の心で伝える
数字をドレスアップする
「びっくりするほどキレがいい」言葉を使う
ステージを共有する
小道具を上手に使う
「うっそー!」な瞬間を演出する

◎仕上げと練習を行う
存在感の出し方を身につける
簡単そうに見せる
目的に合った服装をする
台本を捨てる
楽しむ




実際の仕事でプレゼンする場面では、
ジョブズのように観客を魅了しなければならないほど、高いハードルはありません。

この本に書いてあるような工夫をするだけで、
充分一目置かれるプレゼンをすることができるでしょう。



スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則




本日も最後までお読み頂き、
誠に有り難うございました!



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