●褒めると認めるの違い~部下との面談力を高めるために(その2)
大阪を拠点に全国で活動している、幸せなキャリアの専門家~キャリアコンサルタント木村典子です。
「部下のやる気を上げるには、どうしたらいいんだろう?」
「叱ると、すぐ辞めちゃいそうだし・・・。かと言って、どうすれば???」
昇進昇格して、マネジメントする立場になると、自分自身の仕事ぶりだけでなく、部下の仕事ぶりを上げることが、ミッションに加わりますね。
育ってきた社会も違う。
受けてきた教育も違う。
そんな部下に、どんな言葉を投げかければいいのか、悩ましいですね。
ましてや、部下との個人面談となると、さらに悩ましい
せっかくの部下との面談が、逆効果になってしまうとモッタイナイですものね。
先日は、部下との面談力を高めるために(その1)として、こんな記事をお届けしましたね。
今日は、その第二弾です。
実は、、、30代前半のころ、全国展開の語学スクールの支店責任者として、部下をもっていた頃の私は、ただただ業績をあげることだけに集中していました。
プレイングマネージャーだった私は、「部下を育てる」というより、「自分で売上を上げる」ことで何とかしようとしていたんです。業績はあげていましたが、「人材育成」という観点で見ると、ダメダメ状態でしたね。あぁ、お恥ずかしい
今、振り替えると、「部下との面談」に限らず、普段の部下への声かけも、意識的に実施できていなかったな~と反省しきりです。
キャリア開発支援に携わって今年2016年で13年目。
あの頃の自分をタイムマシーンで呼んできて、キャリアコンサルタント木村典子として、こう尋ねたい想いです。
「自分の言葉が、部下に何をしていることになるか」を意識してますか?
たとえば、「褒めている」のか、「認めている」のか。
どちらも、ポジティブな投げかけですが、「褒める」と「認める」は、異なりますね。
どう違うと思われますか?
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キャリアコンサルタント木村典子として感じる、これら2つの違いは
「褒める」は、上から下への言葉。
「認める」は、同じ目線からの言葉。
たとえば、上司として「結果を褒める」ことはできない状態でも、部下と同じ視点に立って「がんばりを認める」ことならできるかもしれませんね!
そして、「褒める」ほうが、心に響く部下もいれば、「認める」ほうが、やる気が出る部下もいる・・・。
「褒める」と「認める」。
どちらが良い悪いではなく、違いを意識して使い分けることが大切です。
とりわけ、部下との個人面談のシーンでは、部下としては、上司から何を言われるか、ドキドキしています。だからこそ、あなたが上司として部下に発する言葉には、敏感になって欲しいんです。
今、あなたが部下に投げかけようとしている言葉は、「相手に何をしている」ことになりますか?
褒めてますか?認めてますか?
そして、何を褒めてるんですか?
或いは、何を認めてますか?
自分のパフォーマンスだけを考えていればいい「一般スタッフ」の頃と違って、上司の立場になると、悩みの種類も変わってきますね。
部下の前では、弱音を吐く訳にもいかないし、上と下の板挟み状態で、孤独感も増しがちです。
そんな時は、どうか一人で悩まないでくださいね。
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