輸入農産物の問題点(ポストハーベストについて) | 石川県 野々市の自然食品店 のっぽくん 小浦隆造のブログ

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食べた方が元気になって楽しい生活をおくってもらいたいって気持ちでやってる石川県野々市市の自然食品店 元気な野菜たちのっぽくんの小浦です。自分が日頃思った事感じた事、たまに商品を使ってみての感想など日々のお店の仕事を通じて感じたままを書いてます。

いつもありがとうございます。

石川県野々市市の自然食品店のっぽくん代表の小浦です。

うちの店にも珍しく海外産のレモンが入荷してきました。
(ポストハーベストはされてませんよ。)

今回は輸入農産物の安全性を語る上では外せない「ポストハーベスト」
について書いてみたいと思います。

■ポストハーベストとは

海外で作られた輸入農産物を日本へ輸送する際に使われる農薬の事です。

海外から日本へ船便で荷物を送ると時間がかかる為

その際に虫やカビの発生を抑えるために使われています。

この農薬のお蔭で海外の農産物が届いたときに綺麗な状態なのです。

■ポストハーベスト農薬の危険性について

何が問題かといえば

・畑で使用されている濃度の1百倍~数百倍の濃度で使われている。

・かなり危険な農薬が使われている。

の2点です。

通常日本の畑で使用されている農薬の場合は薄める濃度が決められています。

これだと雨で流されたり紫外線で分解されたりと人の口に入るまでにはある程度少なくなります。
(畑には残留しますが・・・。)

ただ輸送中のドライコンテナの中は雨も太陽もあたりません。

その中で高濃度で危険な農薬を大量に使われた場合・・・

分かりますよね。

残っちゃう可能性があるんです。

もちろん残留農薬検査もされているのですが、抜け穴もあって

アメリカから輸入されているイチゴの場合だと

日本の検査で規制対象になっている農薬は14種類あるのですが

アメリカでポストハーベスト農薬として認められている5種類は・・・入ってません(-_-)

いくら高濃度であろうとも規制の対象にはなってないのが現状です。
(日本はアメリカには逆らえませんからね・・・。)

あとどんな危険な農薬が使われているかといえば

かんきつ類に使われているポストハーベスト農薬の中に

「2.4-D」というのがあるのですが、これはベトナム戦争の時に奇形児を大量に
生み出した「枯葉剤」です。

また日本に入ってくる際に虫が見つかった場合に使われている臭化メチルという
農薬があるのですが、コレはナチスドイツがホロコーストで使った毒ガスと一緒です。

もちろん滅茶苦茶高濃度のモノが残留して流通することは稀なのですが

ポストハーベスト農薬にアレルギー反応が出る人がいたり

残留基準値を下回っている農産物を食べた化学物質過敏症の方が症状を発症したりと

いうことも出ています。

■どうすればいいのか?

・できるだけ国産の農産物を食べる。

・ポストハーベストをしていない物を買う

これぐらいしか思い当たりません。

ちなみに日本国内で作られたものを国内へ流通させるときには
ポストハーベストは禁止されています。

みなさん出来るだけ国産をえらんでね。