問題5(200字以内)
律令国家による土地・人民支配はどのように変質していったか。
8世紀から10世紀の時期における土地・人民支配のあり方について述べなさい。
問題6(200字以内)
治承・寿永の乱を通じて成立した鎌倉幕府は、御家人制と惣領制に支えられた権力だった。
この二つの制度それぞれの特徴と両者の関係について述べなさい。
■ヒント
問題5
土地制度史は、学習しにくいとされる分野の一つ。
成果を焦らないほうがよい。
一方、人間の営為なので、想像を絶するようなことは生じていない。
何度もくりかえすことでイメージできることを増やし、理解と知識を徐々に深めていくことが肝要である。
問題6
二つの事象の「関係」性を問うのは、論述問題でしばしばみられる作題手法。
「関係」とは多義的な用語なので例外がないとはいえないが、過去に大学入試(日本史)で登場してきた問題をみるかぎり、そこには原則的に“A without B”という関係がある。
*解説解答は、以下で確認してください。